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2009年4月19日 (日)

今後の“精肉”の位置づけ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログでは、青果の点数拡大にフォーカスする事を記した。

 しかし、青果だけの取り組みで済ますわけにはいかない。
 店長として、店舗として、更に厚みをもった対策は必須だ。

 青果の次に位置する店舗レイアウトは、「鮮魚」だ。
 それは、その企業により異なる。

  青果を店舗の「顔」とするならば、その顔に続く胴体の部分が企業の生命線だ。
 
 当社の場合は、それが「鮮魚」である。
 他社の場合は、それが「鮮魚」の企業もあり、「精肉」の企業もある。

 その企業の戦略が、青果の次の鮮魚でり、精肉なのだ。
 そして、昨今の鮮魚離れ。

  しかし、いくら鮮魚離れが進んでも、我々は日本人。
  この国の大切な、お盆、正月には、鮮魚の商材は欠かせない。
  その事をもって、いまだに青果の次の鮮魚をレイアウトに配置している。
 
 そのことに関しては、正しいか正しくないかの問題ではなく、企業として、
 お店の役割と位置づけを、どう考えているか、の問題だ。

  しかし、日々の店舗運営を考え、優先順位を考えると、
  普段の「魚離れ」を考慮すれば、精肉の強化が必須になってくる。

  そして、精肉に関してのお客様の見方が、従来から変化してきている。
  それは、「ご馳走」に対しての、日本人のとらえ方の変化である。

 従来からの「ご馳走」とは、お刺身だった。
 しかし、昨今の「ご馳走」とは、お肉に変わってきている。

  そして、ご馳走に対する認識も変化してきている。
  月に幾度もない「ご馳走」から、
  週に幾度もある「ご馳走」の日。

 その主役は、ステーキであり、焼肉であり、すき焼き、しゃぶしゃぶだ。
 特に、子供の数が減ってきた現代において、焼肉はご馳走のメジャーに
 上り詰めてきた。

  その認識が定着した現代において、更に不況感が拍車をかける。
  従来、精肉部門とは、利益部門だった。

  しかし、その既成概念が、今後の戦略を惑わせる。
  精肉部門とは、今後は価格戦略部門、売上量販部門、小イベント対応部門
  として、事ある毎に販売計画の詰めと売場展開力が問われる部門となった。

 そうとらえて、店舗でも週末のご馳走部門として、手を打っていく。
 この部分に関しては、血みどろの戦いになっていくだろう。

 しかし敢えて、この部門での、ご馳走部門としての戦いは挑んでいく。
 そして、本部商品部、本部販促部とも連動して、企業として挑んでいく。
 更に、私の素材部門の強化計画でも、しっかりと練り込んで対応していく。

  それを、部門チーフと、「楽しんで」取り組んでいく。
  この難局を迎え、楽しめるか?。
  私の「仕事の流儀」である。

 そして、素材の更なる強化は、まだ続く。
 それは、また、明日。


PS
 我が家の春の庭花09年を載せました。どうぞ。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/niwabana09/
 また、昨年の足利フラワーパークの写真です。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/asikaga_flower/
 今年の足利フラワーパークの「藤」も早まりそうですね。どうぞ。
 また、にゃんにゃんの最新映像もどうぞhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nyannko33/
 全て、右上のアルバムに収めてあります。

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