夕市の効果
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近始めた「夕市」。
きっかけは、我が社の別の競合対策店舗が実施しようとしている「夕市」。
そこの店長との会話がきっかけとなり、そこで使用している媒体を、
販促課長にお願いして、取り寄せたことから始まった。
各部門1品。グロサリーは3品。
当初いただいた媒体では足りず、更に追加していただいた。
「夕市」。
いまさら、どこでもやっている販促項目。
我が社も、ある曜日を夕市の日としている。
しかし、夕市も毎日やらないと意味が無い。
なぜか?。
我が社は地域スーパー。
地域スーパーの使命は、毎日の食卓。
だから、毎日が勝負であり、夕方ピークが最大の勝負どころ。
この、4時からの時間帯で、地域一番の集客を誇れるか?。
そこが、最大のポイントだ。
だから、いまさらの「夕市」に再度スポットを当てた。
競合出店により、一番落ちているのが夕方4時以降。
それは、どこの競合出店でも言えること。
その時間帯を、いかに集客を落とさず戦うか?。
キーワードは、
生鮮 ~ 鮮度と価格。
グロサリー ~ あっと驚く価格。
数量限定、時間限定。売切れゴメン。
だから、この時間帯にご来店されなければ“損”だ、と思わせる事だ。
それを、毎日継続することにより、お客様のこの時間帯での集客になり、
部門も、毎日継続することにより、必死に情報を得ようとする。
それは、グロサリーでも同様だ。
“あっと驚く「価格」”とは、原価交渉しなければ出せない価格。
バイヤーからのスポット案内、地域メーカーからの案内など。
商売本来の仕入れへの努力だ。
それは、以前のブログ「利は元にあり」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-d3b7.htmlでも記した。
仕入れに関わるから、売り切れる。
自ら「意志」を入れて仕入れるから、
売り切る努力をするし、知恵を絞って売り切る。
そして、売りきる「力」がついてくる。
なんとこのお店のメンバーは、“幸せなのか”。
これは、私の部下に常々言い続けていること。
「おまえらは幸せだ。めったに出来ない経験をしているんだ。
売上が下がって首になった人間などいないんだ。逆にそれをバネに
力をつけて伸びていった人間はゴロゴロいる。今を、どう考えるかだ。」
そうやって継続している「夕市」だ。
効果が表れてこないわけが無い。
しかし、まだまだ、もっともっと。
徹底することと、継続すること。
この2点だけを、ひたすら愚直にやり続けること。
さすれば、いつか道は開けるのだ。
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コメント
9ちゃん、コメントありがとうございます。
なんか、私以上に私の内面を理解されてますね。
そこまで深く考えていたわけではないのですが、
「つまり夕市だけに力を入れてもダメなんですね(^-^)全ての時間帯で店全体の「基準」を上げなくてはダメなんですね・・・」
まったくその通りですね。
全ての時間帯で、売場のグレードを上げ、磨かれた売場を維持しているから、夕市での取り組みが、更に際立っていく。その通りです。
また、コメントください。
投稿: てっちゃん | 2009年3月26日 (木) 22時59分
こんばんは。1日遅れのコメントです
店長の最大の仕事は・・・客数を増やすこと
だと考えています。
客数を増やすにはいろいろな方法があるでしょうが、私が大切にしていることは「来店頻度を増やす」ことであり、そのための「来店動機を作る」ことです。
今さらの夕市か今だからこその夕市か?
いろいろな取り組みで数値を伸ばしたてっちゃんのお店なら時間帯ごとの固定客「ロイヤルカスタマー」は確実に来店していただいているでしょう。しかし、基礎商圏・足元商圏で商売している我々スーパーマーケットではいつの日か伸び悩みが来ます。そこでお店の良さを知り尽くしたロイヤルカスタマーに日に何度も足を運んでもらう施策が必要になります。それが夕市・客数増の時間帯MDと考えると今までの単なる夕市とは取り組みが変わるでしょう。つまり夕市だけに力を入れてもダメなんですね(^^)全ての時間帯で店全体の「基準」を上げなくてはダメなんですね・・・店のロイヤリティを築きあげてきたてっちゃんだからこそ満を持して「夕市」なんでしょう!成功を期待しています。
投稿: 9ちゃん | 2009年3月26日 (木) 19時03分