印象に残った“イチロー”の言葉
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)も、イチローの劇的なタイムリーで
試合を決め、日韓戦の様相を呈したこの大会も、ようやく幕を閉じた。
この長い道のりの中で、韓国戦は、なんと5回も戦った。
韓国以外との実力の差はあったものの、韓国との実力差はまったく無かった。
何が、この戦いを制したのだろうか?。
やはり、“イチロー”の存在だろう。
前半は不振に喘ぎ、チャンスにも凡打を繰り返してきたイチローだったが、
ようやく準決勝前後から、本来のバッティングを取り戻し、ラストのタイムリーだ。
そのイチローに引っ張られるように、侍ジャパンが意地とプライドを持って、
韓国に気迫で負けなかったことが、全てだと思える。
この大会でも、イチローはいろいろな言葉を発している。
勝利後のインタビューでの
「やはり、僕は持ってますね!。」
「神が降りてきました。」
シャンパンシャワーでの
「僕をリスペクト(尊敬)していない感じが、世界一につながったんですよ。」
等々。
私が、イチローの言葉で一番印象に残っている言葉。
それは、韓国と4度目の戦い(順位決定戦)で勝利した場面でのインタビュー。
「韓国に3連敗だけは出来ないんですよ。それだけは絶対に許されない。
それは、“プライド” の問題ですから。プライドが許さないんですよ。」
私は、この言葉に、韓国戦に対する“イチロー”の想いを感じ、
その言葉に、呼応した、侍ジャパン全体の想いを感じた。
イチローの存在。
それは、侍ジャパンの精神的支柱だ。
チーム監督の「原辰徳」が、表のチームリーダーとすれば、
一番ライトの「イチロー」は、裏のチームリーダーだ。
彼の一挙手一投足は、他のメンバーの“姿勢”を左右する存在。
そして彼は、感情を押さえ込もうとせず、積極的に表に出そうとする。
どんなに自らが不振に陥ろうとも、チームが敗戦を喫しようとも、
自らの悔しさ、憤り、無念、歓喜を、これでもかと表現する。
普段はクールに振舞うリーダーが、
ここぞの場面で見せる“感情表現”。
その一挙手一投足が、他のメンバーの姿勢の方向性を決める。
そして、それを通して、チームがひとつになる。
一騎当千の各チームの寄せ集めの猛者連を、ひとつにまとめる“術”。
今回のWBC。
店長としても、学ぶ場面はたくさんあった。
そして、侍ジャパンと韓国。
違いがあったとすれば、日本には“イチロー”がいて、韓国にはいなかった。
一番の違いであり、永遠の違いでもある。
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