枯れた井戸から“水”は汲めない
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨日のブログで、「懐かしい顔Ⅵ」を記した。
そして、その彼とは、かっての企業での労働組合の仲間。
“労働組合”
この響きに、おそらく皆さんは、「負」の響きしか伝わらないではないか?。
労働組合にもいろいろな組織があったが、私がかって活動した企業の組合は
「ゼンセン同盟」に所属し、活動していた。
そして、その企業と提携をしていた企業の労働組合との結びつきが太く、
そこの初代委員長が発した言葉が、当時でも脈々と受け継がれていた。
“枯れた井戸からは、水は汲めない”
この言葉は、その後の労働組合の方向性を決めた。
そして、その方は、PHP研究所から
「人生すべて、当たりくじ」
と言う本を、昨年暮れに出版している。
組合が血気さかんに高額の賃金交渉を要求しても、無い袖は振れない。
もし、無い袖を振ったら、会社ともども共倒れになってしまう。
だから、組合側が高額要求ができるような、高収益体質を、会社と組合が
一致協力して作り上げながら、高収益体質を構築した後の高額要求をして
いき、従業員への配当を実現しようという考え方だ。
組合が、高額要求をして、それで済む問題では無い。
その為に、組合も組合員を教育し戦闘能力の高い従業員の育成に協力し、
共に、基礎体力を培っていくこと。
そして、そのような組合活動を積極的に実施していた。
だから、組合専従は2人。そのほかは全て無料奉仕で賄っていた。
そこで力を入れていたのが、“パートさん”の教育整備だった。
パートさんは組合員ではなかったが、パートさんの中からもリーダー的存在
は生まれていた。
会社側も、リーダーパートさんを積極的に登用し、責任ある職位へ昇格させ
組合側も、そんなパートさんのネットワークを推進し、教育制度を確立させた。
そうして中心的なパートさんを組合幹部へ引き込み、更に活動は加速した。
こうなると、もう社員もパートも無い。
積極的な人材は、どんどん参加し、リーダーとしてしネットワークを構築する。
それが、仕事への波及効果を高め、より質の高い意欲と仕事を生み出す。
そんな時代に、組合幹部として共に籍をおいた時代。
私も、そんな時代での組合活動に揉まれ、学んだものは大きい。
人との関わり、モチベーション管理などは、その時の経験が大きいといえる。
そして、この時の活動から強く考えさせられたことは、
「社員もパートも無い、その事に強い意志を持ったものがリーダーになればいい」
という事だ。
社員の役割、パートの役割と言うが、型を押し付ければ、そこからはみ出さない。
しかし、型を取り払い、意志を汲み上げれば、やるべき人間が必ず出てくる。
そんな組織は、活気があり、柔軟性があり、しなやかでいて、しかも強い。
私の理想とする “組織” だ。
PS
にゃんにゃんの最新映像です。どうぞ。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nyannko32/
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