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2009年2月 6日 (金)

店長と経営者の違い

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


よく、店長は店舗の経営者と言われる。
 
 本当に、そうなのか?。
 
 賛否両論あろう。
 経営者からすれば、そういう美しい形容詞で店長への啓蒙と責任を押し付け、
 店長からすれば、聞こえは良いが、それに対しての権限委譲は?との疑問。

 経営者であるならば、「人」「物」「金」を如何に効率良く使い、結果を出すか?。

 店長が、「人」「物」「金」を、一店舗とは言え、自由に使える立場にあるか?
 答えは、当然、「NO」だ。

 店長が、本当に、自由に使えるもの。
 おそらく、お店の従業員の中でも、「パートさん」の採用ぐらいだろう。
 それも、生産性の予算もあり、その予算を達成させるためには抑制も受ける。

 しかし、店舗のコストの中で、一番高くつき、一番店長として抑制を受けない
 ものが、「パートさん」の採用であることは間違いない。

 パートさんの採用と就業を、コスト(金)に置き換えると、
 経営者たる、店長の最大の権限は、お金を使い、パートさんを採用し、教育し、
 利益の出せる従業員に育成し、利益を生む店舗運営を軌道に乗せること。

 この事こそが、食品スーパーの店長の最大の仕事であり、腕の差が結果に
 表れ、店舗の数値結果に直結する。

 そして、その事すら出来ずに、経営者としての道は歩めない、という事だ。

 社員とは、都合よく採用され、異動し、ポストに収まり、役割を変えて成長する。
 パートさんは、原則そのお店で採用され、長期間変わらず安定して就業する。

  お店にとって、お客様にとって、どちらの能力向上が大切か?。
  当然、パートさんの能力向上のほうが、便利なお店として機能する。

 以前のブログ「私の武器」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-e463.htmlにも記したが、パートさんを磨くと言うことは、店舗として一番安定した
 コスト管理だ。

 なぜか?。

  パートさんほど、その地域に根ざした暮らしを熟知し、履行し、生活体験をし、
  そして販売者として安定して就業してくれているから。

  都合よく使われる「社員」の何倍も、同じお店で働き、同じお客様を相手にし、
  毎年繰り返される同じイベントを経験しているから。

  だから、発注分担をパートさんに落として定着させているお店ほど、
  社員がどんなに変わろうが、安定している。崩れない。

 店舗経営で一番の要点。

  「店長は、店舗の経営者」 とは、
  この、店舗での経営の術を体験せずして、経営を語る無かれ、という事だ。
 

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