販売会議Ⅲ
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、月に一度の販売会議があった。
そして、久しぶりに、トップからの檄が飛んだ。
前回のブログ「経営方針会議から」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-e0be.htmlでも記したが、今年は厳しい年。
そして、それを確認した経営方針会議だったハズ。
しかし、販売会議までの指示命令が完遂されていなかった。
競合店の特売特性や商品構成の調査がなされていなかったのだ。
トップは、販売会議までに各バイヤーが調査を実施して会議に臨み、そこで
結論を出す予定だった。
各々のバイヤーが、時間に追われ、やるべき事が重なっていたのもあるだろう。
しかし、優先順位は何か?、今は、企業としての戦う姿勢が問われているのだ。
そんな時期に、全社一丸となって戦う姿勢を忘れて、目の前の作業に追われる。
その、“覚悟の無さ” に檄を入れた。
「今、やるべき事は何か!。この緊急時に戦う姿勢が問われているんだ!。」
「今、全社一丸となって戦わずして、いつ戦うんだ。その“覚悟”を持て!。」
休日を利用して競合調査をしていたのは、この会議を進行する販促部長だけ。
トップが檄を飛ばすのも当然だ。
普段の平時は、各々のペースで、各々の役割を全うする。
しかし、この緊急時は、トップダウンでの “スピード” が問われているのだ。
そこで問われるスピードが乗ってこない。全社一丸となれない。
トップの檄も当然だ。
そういう事の繰り返しによって、組織に緩急のスピードと一体感が醸成される
のだろう。
そして、組織で戦うという「覚悟」と「団結力」、そして「ダッシュ力」が養われる。
いよいよ、弱小スーパーが大手相手に切り込んでいく時代を迎えたという事だ。
PS
久しぶりに、にゃんにゃんの最新写真です。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/naynnko29/
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コメント
9ちゃんさん、コメントありがとうございます。
「コミュニケーションは受け手側に主導権がある」。だから、受けての“心のあるべき姿”に注目する。心があるべき状態であれば、どんな言葉も腹に落ちる。そして行動に移る。
その関係が、普段からしっかり結ばれているのであれば、どんな檄でも受け手には正しく響くもの。
それにしても、9ちゃんさんには、同じ匂いを感じますね。今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: てっちゃん | 2009年2月16日 (月) 00時02分
檄…難しい問題
今まで檄で縛られた企業に属し規模の小さな企業に移り全く檄が飛ばない
檄が無くても上手く回っているのか?と言うとそうでもないが自分では絶対に檄を飛ばさないように心に決めて説得と納得の繰り返しでストレスばかりが溜まってしまう。
「コミュニケーションは受けて側に主導権がある」この言葉は尊敬するコンサルタントから聞き心に刻んだ言葉。伝わらないのは伝える自分に問題がある。理解しない人間に理解するように言葉を荒げてもモチベーションが下がるだけ…そんな経験を以前の大会社で何度もしてきた。同じ轍は踏まない。今度は檄ではなく激を与えるマネジメントで企業風土を変えていく。
「エンパワーメント」それがリーダーの仕事なのだから。それが今の自分の仕事だから。
投稿: 9ちゃん | 2009年2月15日 (日) 18時45分