今年の“部下教育”
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
私の好きな言葉に、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ」。
という言葉がある。
私は今まで、今の企業に転職してから、ずっと “やってみせて” きた。
それは、言葉が通じなかったから。
それは、以前のブログ「転職して、言葉が通じない」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_6541.htmlでも記した。
同じ業界でも、言葉が通じない。
これは、日本語が通じない、と言う事ではない。
ひとつの企業で使われ、日常会話として通じている言葉が、
別の企業では、以前のように解釈されない、という事だ。
もっと言うと、ある企業では「日常会話」が、別の企業では「ありえない事実」。
よって、まずはやって見せるしかなかった。
そして、自らやり続けてきた。
私の言葉が、姿容(すがたかたち)として、見えてきたようだ。
しかし、
継続されない。
今回の、「山梨MR」で学んだこと。
それは、“部下が自ら考えて継続すること”
その為に、私はあくまでも、「動かない」。
本人に、気付かせる。
「言って聞かせて、させてみて」 の時期に来ているのだろう。
先日、こんなことがあった。
レジ前エンドの冷ケース。開店前なのに、カーテンが開けられていない。
通常なら、それに気付いた人間が、開けていた。
私は、敢えて店内放送で、グロサリーチーフを呼んだ。
「レジ前エンドのカーテンが開いていないが。」
グロサリーチーフ
「わかりました。でもそれくらい、近くに居るレジが開けてくれても
いいんじゃないですか?。」
私
「だれの売場だ。そういう発想だから、自分の売場としての責任が無いんだ。
開店前に隅々まで確認する、という当たり前の事が、身に付かないんだ。」
グロサリーチーフ
「はいっ、はいっ、わかりました。」
今年は、ひとつひとつの事がらに対して、講釈能書きを垂れて言って聞かせる。
そんな、時期に来ている。
いつまでも、“言葉が通じない” と言っているわけにはいかないのだ。
PS
にゃんにゃんの最新の写真をアップしました。どうぞ。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nyannko30/
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コメント
KOZOさん、コメントありがとうございます。
人を動かし、育て、実らせる。
リーダーとして、上司として、店長として、心に留めておかなければならない、リーダーシップの真髄ですね。
そんなサイクルで、どんどん人が実っていく。そして、自らの思想と言葉が、世代を超えて受け継がれていく。私の理想です。
ありがとうございます。
投稿: てっちゃん | 2009年2月22日 (日) 07時27分
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」連合艦隊司令官山本五十六の言葉 私の好きな言葉のひとつです
その続き
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず」
改めて肝に銘じました。ありがとうございます。
投稿: KOZO | 2009年2月22日 (日) 06時54分
かづちゃん、コメントありがとうございます。
「チーム○○、戦う集団」
おもしろい目標であり、すばらしいリーダーシップですね。
リーダーに大切なのは、「どの山を目指すのか?。」という“方向性”をしっかりと示す、という事だと思います。
そして、その方向に動きだした部下と組織の歯車が噛み合ってまわり始めるのを見極めること。
部下とそのチームが噛み合えばそのまま回り始めるし、噛み合わなければ、その課題を部下と共に考え、更に突っ込んで共に手を打つこと。噛み合うまで掘り下げて突っ込んでいくことが大切。
組織が噛み合って回り始めたら、上司は居ても居なくてもいい存在になると思いますよ。
また、いろいろなヒントを投げかけてください。ありがとうございます。
投稿: てっちゃん | 2009年2月22日 (日) 00時36分
こんにちは、この問題は私も一番頭が痛いです。今の人に多いのが権利の主張はするが義務の履行がない人が多い。また、誰かがやってくれると責任感のない人任せの店内のリーダー達が多いです。その意識をかえることをいまやっております。毎月の営業会議も今月から自分の望む結果目標の提示だけをして後は自分たちでどうするかを考えさせるために会議には出席しないで自分たちだけで決めた結果を報告させた。これは意外と成果がでました。ただし継続させるチェック特に自分たちで決めたことへの責任を意識させることが必要と思います。部下指導で良い方法がありましたらまたお聞かせください。ちなみに、今店のスローガンとして「チーム○○、戦う集団」として店をチームにたとえて、ひとつのことに共通認識のもと戦い勝利を得る集団を目指そうとしています。
投稿: かずちゃん | 2009年2月21日 (土) 07時59分