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2009年2月

2009年2月28日 (土)

“継続”するという能力

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


 バックナンバーhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/archives.html
 を見ていただくとお解かりの通り、昨年の2月から始めたブログが一年を過ぎ
 ようとしている(いや過ぎてしまった)。

 年度末ということもあり、仕事の〆と同時に、ブログの〆もしてみたい。

 我々商売人にとって、同じサイクルというのは、締めがいい。
 
  一日、一週間、一ヶ月、一年。

 ひとつのサイクルが終了し、次へのステップとしての締め。
 そして、一年というのは、一番大きなサイクルだと思う。

  商売の世界でも、最低一年やれれば、次が見えてくる。

 そして、このブログも、一年継続できた。

  当ブログにもリンクしていただいている、「商人伝道師」さんのブログに触発
  され、自分でも、この地味な世界での想いを表わしたい。

  更に、経営者としての立場ではなく、もっともっと現場で、のたうちまわってい
  る店長としての仕事、考え、出来事、孤独などを表面化し、同じ立場の同志
  と交流を深めたい。

 そんな想いだった。

  そして、100回、200回、300回と、回数を重ね、都度、反省をし、日々更新
  してきた。

 当初、同じ想いの仲間との情報交換が目的だったが、
 いつしか、同じ仲間への、応援メッセージが目的に変化してきた。
  (*そのように伝わっているか?、の疑問はいつでもありますが)。

 また、趣味の読書、MRなども織り交ぜ、変化もつけてみた。

  そして、見てくれている方は、必ずいるもの。

  海老名さんhttp://blog.goo.ne.jp/m-ebina_2004
  kentnkさんhttp://kentnk.blog.ocn.ne.jp/kentnk/
  toyoposさんhttp://blogs.dion.ne.jp/toyopos/
  商人伝道師さんhttp://akindonet.exblog.jp/
  酒井穣さんhttp://nedwlt.exblog.jp/
 
   とのリンク。

  更に、これらの方々のリンクから、読者の方々の増加もあり、
  その読者の方々とのネットワークも、少しずつ出来つつある。

 結果、回り道をしているようだが、当初目的に、また近づいて来た。
 その過程で、いろいろな方々からの励ましや、交流も生まれた。

  更に、その方々から、逆に学ばせていただく機会も増えてきた。

 “継続するとは、こういう事なんだ” という思い。

  そして、新たな一年。

 今年は、更に、いろいろな方との交流が築かれるだろう。
 それは、意欲的に築いていきたいと考えている。

  “一度の人生。この世に生を受けて、人との関わりせずして死ねるか!”

 新たな出会いが楽しみな、今年度である。

PS
 にゃんにゃんの最新映像です。どうぞ。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nyannko31/

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2009年2月27日 (金)

歯車を噛み合わせる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


経営方針を受けて、店舗方針を策定される。
 私のお店では、そこから部門計画が立案された。

 問題は、そこからだ。
 
 部門計画という“歯車”が、部門の末端の従業員の行動と噛み合うかどうかだ。

  “噛み合ってしっかり、回るか”
  “滑って、半分も、回らないか”

 要は、それが全てだ、と言う事。

  “歯車が噛みあって、現場が、回る”

 そこに、店長が店長として果たす、最大の役割がある。
 しかし、そこから先が問題だ。
 そこから先は、ブラックボックス。
 店長それぞれの、個性が出る。能力が出る。結果が出る。

  だから、それぞれのチェーンストアは、
  店長の個性の差を最小限に食い止めるべく、店舗運営の仕組みを作る。

 店舗毎のフォーマットを統一し、同じオペレーションが出来る様に。

  外部環境をまったく考慮しなければ、その手法が一番効率が良い。

 しかし、そこに外部環境(地域商圏、競合店等)が入り込むから、厄介だ。 
 そこに、各チェーンストアの、仕組み作りもブラックボックス化されてしまう。

  店舗運営、競合対策も完全に本部主導で仕組みを作る企業。
  本部主導の店舗運営、店舗主導の競合対策の仕組みを採る企業。
  店長主導の店舗運営をベースに、本部支援体制に徹する企業。

 どの手法、仕組みが優れているのか?。

  それは、その企業の歴史でもあり、発展過程でもあり、DNAでもある。

 しかし、どの手法を選択しようとも、これだけは言える。

  “歯車が噛みあって、現場が、回り続ける”

 管理、フォーマット、マネジメントスタイルに関わらず、目指すはこれだ。

  そして、そのキーワードは、“伝える”こと。
  
 コミュニケーションを良くする、とよく言うが、
 とどのつまりは“伝わっていない”だけだ。
 若しくは、“伝えていない”だけ。

  “伝える”ことを愚直にやり続ければ、いつしか“伝え方”もマスターできるもの。
  そして、“伝わる”事実と、“伝える”技術。
  ここに、店長の役割と能力が集約される。

 年頭に、当社のトップが言った。
  「会社のトップの言う事と、現場のパートさんの言う事が同じ。」
  「そんな会社を造りたい。これが、私の願いだ。」

  「まだまだ、我が社は小さい、力も無い、それでも現場のパートさんまで含めて、
   小さい力を合わせれば、圧倒的な力になる。そんな会社にしたい。」

 本当に、そんな会社にしていきたいと思う。

PS
 にゃんにゃんの最新映像です。どうぞ。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nyannko31/

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2009年2月26日 (木)

最近読んだ本Ⅱ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ネットでいろいろ見ていたら、商業界のスーパー業界向けの新書として
 
  著者 五十嵐正昭   「ヨークベニマルの経営」

 なる本が登場していた。

 思わず、そのまま、ネットで購入してしまった。

  “ヨークベニマル”

  私にとって、想い入れの深い企業である。

 日本最強のスーパーマーケットの呼び声の高い企業である。
 そして、“人を育てたら、日本一” との声も幾度となく聞いた。

 著者は、その企業に入社し、主に1990年代に、ヨークベニマルの開発担当役員
 として在籍し、当時の経営者の2名から直接聞いた“肉声”や、役員会でのやり
 とりなどから、当時の経営者の「姿勢」「思想」「指導」に直接触れ、その思想が
 どのように末端の現場の社員に推進されていったのかを記したものだ。

 要は、経営トップの思想が、現場、店舗、売場で具現化されていくのかを、具体
 的言葉や態度で示したもので、本当に貴重なドキュメントだといえる。

 読んでいての感想は、
  「よく、当時の言動や会話を記していたなぁ~。」
  「こんな、なまなましい会話のやりとりがあったんだぁ~。」

 そして、それは、それだけの驚きではなく、そのなまなましい会話のやりとりが
 経営者の「姿勢」「思想」「指導」の面で、従業員を奮い立たせる“言霊”として
 沸き立っているからである。

  その“言霊”から、ヨークベニマルの「DNA」が醸成されていったのだ。

 そして、そのDNAが、現場までダイレクトに伝わり、店長中心の個展経営が
 トップの想いを反映しながら深耕していった。

 この本は、まさに、ヨークベニマルの真髄としての「DNA」の核心部分が克明に
 描かれた本だといえる。

  そして、そういう目で現場、店舗、売場を見ると、なるほどと思う。
  
 いたるところに存在する「関連販売」。
 イベント時にダイナミックに出現する「メニュー提案の合同展開」。
 単品量販品は、定番売場を3尺縦割りでこれでもかとフェース拡大販売。

  それが、日常茶飯事で繰り返し繰り返し、提案を変えて展開される。

  無尽蔵に埋蔵された売場企画力と展開力。

 その背景には、企業トップの確固たる思想が存在し、それを受けて、
 暮らしの実体験者としてのパートさんの暮らしの知恵が花開く。

  そして、その両者の信頼関係を、現場監督の店長がマネジメントする。
  その流れの裏側に存在するDNAが明確に記載されている。

 この本は、スーパーマーケットに携わる人間にとっては、是非とも触れておき
 たい思想が込められたひとつのバイブルだと言える。

マイリストの、おすすめ本に登録しました。どうぞ。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785503408/tetu0358-22

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2009年2月25日 (水)

懐かしい顔Ⅴ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


世の中は、本当に狭いものだ。

 かっての企業で、私と一番近い存在の仲間が、私の近くのお店へ赴任してきた。
 鮮魚部門の後輩でもあり、いろいろと私を慕ってくれていた人間でもあり、今回の
 人事異動に関しては、私も「運命」的なものを感じてしまった。

 そしてなんと、会社の指示である競合新店のMRをしていたら、その彼とばったり
 と出会ってしまった。

 電話連絡で、この地に来ているとは聞いていたが、まさか何の関係も無い別の
 競合店で出会うとは思わなかった。

 出会った彼は、さすがに戦略店舗の店長らしく、スーツ姿でバリッと筋の通った
 姿勢だった。

 入社当時の彼は、どことなく弱々しく、「この部門では無理だろう」、と思わせるよ
 うな印象だったが、鮮魚チーフとして大型店で実績を積むようになってから“頭角”
 を現してきたのだ。

 山形の地域で、私といっしょに副店長仲間として、部門合同展開の売場造りを
 競うようになってから、彼とは懇意にしてきたが、お互いに店長昇格後も絆を深め
 てきた。

 私の退職の話しを聞いて、わざわざ訪ねてきて飲んだりもし、その後会社を離れ
 てからも、交流は途切れなかった。

  いつの頃からか、彼は私を“師匠”と呼び、私は彼を“丁稚”と呼んでいた。

 ある競合店で出会った彼は、いの一番に言った。
  「てっちゃんと私は、永遠の師弟関係にあるんですね。」

  そうかも知れない。

 心の“師匠”は、私にもいる。
 迷ったとき、判断に苦しんだとき、二者択一のとき
 「あの人だったら、どう判断し、どうさばくか?。」

  心のよりどころだ。
  そして、それは、なによりの“財産”だ。

 財産にもいろいろある。
 「金」「家」「土地」「宝」「所有権」など。
 さらに、
 「知識」「知恵」「資格」もそうだ。

 しかし、企業人として、商売人として、一番の財産は何か?。

  それは、「心の“師匠”」に出会えることだ。

 仕事として、いろいろな「スキル」「技術」「知恵」を身に付けるが、
 人として、自分の師匠に出会えなかったら、心の成長は出来ない。

 同じ道、同じ目的、同じ方向へ進む、企業の仲間として、
 師匠と慕う先輩の存在、師匠と慕われる後輩の存在。
 その存在が、その人間を“鍛える”のだと思う。

 彼と一番初めに出会った時の、彼の顔つきからは、
 あまりにも変貌し、精悍で戦う男の表情になった彼を見ていると、

  “師匠が弟子に追い越される”

 そんな寂しさと嬉しさ。心の満足感が、ジュワァ~と湧いてきたのである。
 そして、私の思想、私の言葉が、彼の口から後輩へ受け継がれるのだ。

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2009年2月24日 (火)

今年の学生店舗見学会

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

いよいよ、今年の就職活動の時期だ。

 以前のブログ「来期の採用」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_06b3.htmlを記したが、今年も、そんな時期が来た。

 そして、先日、2日連続で店舗見学会があった。
 これからも続々続くだろう。
 初日は、女性2名。二日目は男性2名の女性1名。

 昨年の店舗見学会から、女性の見学者の積極性が加速してきたと記したが、
 今年も、その傾向は加速しているようだ。

 2日目の店舗見学会で、一通りの店舗内の説明を終え、休憩室にて質疑応答
 を受けた。

 やはり、一番に質問を切り出すのは、女性の見学者だ。
 それも、私の目をしっかりと見据え、自分の意見をぶつける。

 男子学生の見学者は?。
  明らかに怖がっている。

 何に?。
  自らの質問で、自らの墓穴を掘ることに対して、怖がっているのだ。

 たかだか、20歳そこそこの若造に、完璧な受け答えなど期待していない。
 期待したいのは、わからないことを、堂々と「わかりません、教えてください。」
 と言える、元気の良さだ。

 そして、人間として、相手の目を見て、話しが出来るという、人としての基本だ。
 そのバイタリティーが、学生の、若者の特権ではないか。

 私の好きな言葉に
  「男は“度胸” 女は“愛嬌”」 がある。

  男と女を差別するつもりは、さらさら無い。

 この言葉は、年長者や長老が、若者に期待する言葉として、
 男は、度胸で許されるものがあり、女は、愛嬌で許されるものがある。
 これも、以前のブログ「今年の新入社員」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_3a22.htmlで記したが、

 年長者、長老が、若者の成長過程で、どんどん失敗を恐れず、チャレンジさせ
 るために説いた「格言」であると、私は考える。

 そして、現代。
  男は、ますます失敗出来ない動物になり、女は、ますますチャレンジしていく
  動物として進化している。

  特に、大学卒業見込みの学生ほど、この傾向は強い。

 現代の大学とは、いったい何のために存在しているのか?。
 人生で一番大切なものを教えないで、何を教えるのか?。

 大学に行って、4年間無駄な時間を過ごすのであれば、
 食品スーパーに入社して、商売の真髄を若いうちから学んでほしいのである。

PS
 「つくば学園都市MRⅡ」の写真を載せました。どうぞ。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/tukubagakuenntosi2/

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2009年2月22日 (日)

つくば学園都市MRⅡ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


日本全国悪天候で、静岡、福岡では雪という天候だったが、北関東では快晴。
 さすが、冬の晴天率全国一だけある、このエリア。

 休日の今日は、昨年MRhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-f338.htmlした「イイアスつくば」に来た。
 
  快晴。 写真でもご覧の通り、筑波山やイイアスつくばの施設も晴れやかだ。

 目的は、イイアスつくばに出店している「K社」のその後と、隣接する「T社」。
 昨年MR時は、オープン間もなく、普段に戻った両店のその後が見たかった。

まずは、「K社」。
 昨年のオープン時には、出入り口を間違え、とんだ錯覚を起こしてしまったが、
 本日は正式な入口の青果から入店した。

 昨年のオープン時のボリュームは無いが、青果の旬の提案、入口での訴求、
 鮮度、品質、陳列技術は衰えてはいない。よくまとめて落とさずに展開している。

 そして、鮮魚も丸魚や調理、味付け、西京漬けの提案など、手づくりの強化をし
  ており、それがしっかり主力品と連携して作業ルームと従業員のマッチもあり、
  魅力あるコーナーとして存在していた。
 刺身類は、かってほどのアイテムは無いが、必要最小限の品揃えに絞り、魅力
  を失わずに展開してる。
 その後の精肉、デイリーなども、しっかり売場作りされていた。レベルは高い。
 
 しかし、レジの時間帯別の配置に課題がありそうだ。
 午後12時と、午後3時に客待ちの列が出来ていた。
 そして、その対応も遅い。お店全体での協力体制が確立されていないのか?。

 また、価格面では、どうしても人件費にコストがかけられ、売価に跳ね返ってい
  るようだ。精肉のテナントもしっかり展開しているが、お店との連動は少ない。

次に、「T社」。 
 昨年同様に、しっかり、まじめに売場作りをしている。
 しかし、苦戦しているのだろう。もがいているのが、よくわかる。
 鮮魚のレイアウトが、昨年から大き変わっている。
 鮮魚のぶつかりの正面に、丸魚のバラ売りを配置し、生魚でくくっている。
 この企業は、統一されたスタンダードが強みであり、それを低コストで実現する
 から、商品価格も低価格で提案できる強みがある。

 その法則を、このお店は敢えて逸脱させ、もがいている。
 本部判断なのか?。店長判断なのか?。部門判断なのか?。
 
  本部判断であれば、もがいている。
  お店判断であれば、そのまま進めればいい。継続できるからだ。

 私が、このお店を運営する立場にあるとすれば。
 
  強化すべきは「青果」と「精肉」だ。

 低コストオペレーションの強みを活かした価格戦略で野菜を量販し、
 「K社」で外部依存している肉での、圧倒的な食の提案を実現する。

 この地域は、まだまだ若い地域。肉の需要のほうがはるかに高い。
 そして、今後の世の状況を考えても、その方向に進むだろう。

  であればT社は、強みを更に磨くことにより、単独店舗の強みも発揮される。

PS
 「つくば学園都市MRⅡ」の写真を載せました。どうぞ。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/tukubagakuenntosi2/

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2009年2月21日 (土)

競合店からのMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、競合店の青果の担当者が、よく当店にMRに来る。

 従来からの競合店も店長が変わり、チーフが変わり、担当者も変わってきた。
 そして、その青果の担当者は目が輝いており、私はてっきりチーフと思っていた。

 その競合店に行くと、青果で彼が元気に仕事をしている。
 いつしか挨拶を交わし、その日の商品動向など会話を交わす仲になっていた。
 彼は、しっかりとした態度で、自分の軸を持った受け答えをしていた。
 「こいつが、新しいチーフか?。」と思っていたのだ。

  その彼が、先日、当店にMRに来た。
  ポケットに手を突っ込んで、堂々とした態度で来店してきた。

 当店の副店長は、私に、「どこのどいつですかね。」と聞いてきた。
 私は答えた。「従来の競合店の青果チーフだよ。心配するな。」

  鮮魚の品出しをしていた私は、彼が近づいてくるのを待っていた。
  彼は、青果売場をしばらく見ていた後、私を認めて近づいてきた。

 「こんにちは。売場が変わりましたね?。」
  「うちの青果は、よく売場を変えるよ。それにしてもめずらしいね?。」

 「最近は、久しぶりです。見に来たいと思っているのですが、なかなかです。」
  「ところで、名前はなんていうの?。」

 「青果の担当で○○といいます。」
  「えっ、チーフじゃないの。チーフかと思っていた。」

 「はいっ、まだ担当者です。次期チーフの声はかかっているのですが。」
  「入社何年目なの?。」

 「はい、5年目になります。」
  「じゃぁ~、いつでもチーフをやれるよ。」
 「いやいや、まだまだです。」

 彼の目つき、態度、姿勢、受け答え、等。
  こんなやつが、部門の責任者として活躍されたら?。
  いやな相手でもあり、敵ながら楽しみな相手でもある。

 敵にも、見方にも、こんな人間は、いる。
 当店にも、目つきの鋭い新入社員が毎年入社してくる。

  そんな人材は、決まって「異例のチーフ抜擢」で昇格する。
 
 何が、違うのか?。

  考え方だけである。
  素直さ。そして、その素直さが、行動に移る。

  ただ、それだけ。
  その、素直さを、どれだけ、永遠に持ち続けられるか?。
  人間として、これも永遠の課題である。

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2009年2月20日 (金)

今年の“部下教育”

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


私の好きな言葉に、

 「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ」。

  という言葉がある。

 私は今まで、今の企業に転職してから、ずっと “やってみせて” きた。
 それは、言葉が通じなかったから。

 それは、以前のブログ「転職して、言葉が通じない」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_6541.htmlでも記した。

 同じ業界でも、言葉が通じない。
 これは、日本語が通じない、と言う事ではない。

 ひとつの企業で使われ、日常会話として通じている言葉が、
 別の企業では、以前のように解釈されない、という事だ。

  もっと言うと、ある企業では「日常会話」が、別の企業では「ありえない事実」。

 よって、まずはやって見せるしかなかった。
 そして、自らやり続けてきた。
 私の言葉が、姿容(すがたかたち)として、見えてきたようだ。

しかし、

 継続されない。
 今回の、「山梨MR」で学んだこと。

  それは、“部下が自ら考えて継続すること”

 その為に、私はあくまでも、「動かない」。
 本人に、気付かせる。

  「言って聞かせて、させてみて」 の時期に来ているのだろう。

 先日、こんなことがあった。
 レジ前エンドの冷ケース。開店前なのに、カーテンが開けられていない。
 通常なら、それに気付いた人間が、開けていた。

 私は、敢えて店内放送で、グロサリーチーフを呼んだ。
  「レジ前エンドのカーテンが開いていないが。」

 グロサリーチーフ
  「わかりました。でもそれくらい、近くに居るレジが開けてくれても
   いいんじゃないですか?。」

 私
  「だれの売場だ。そういう発想だから、自分の売場としての責任が無いんだ。
   開店前に隅々まで確認する、という当たり前の事が、身に付かないんだ。」

 グロサリーチーフ
  「はいっ、はいっ、わかりました。」

今年は、ひとつひとつの事がらに対して、講釈能書きを垂れて言って聞かせる。
 そんな、時期に来ている。

 いつまでも、“言葉が通じない” と言っているわけにはいかないのだ。

PS
 にゃんにゃんの最新の写真をアップしました。どうぞ。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nyannko30/

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2009年2月19日 (木)

山梨MRⅡ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで、富士山麓のお店のMR報告をした。

 そして本日は、その後の甲府市内のMRの報告だ。
 甲府市内にも、競合店が群雄割拠している。

 甲府市内にドミナンスを組む「O社」。
 甲府の新興住宅街にアッパーな品揃えと生鮮強化で出店した「A社」。
 国道20号沿いに、バランスの良さと提案型で良品を売り込む「I社」。
 更に、資本力を活かして新店ラッシュの「M社」。

まずは「A社」。
 SMとしては、初めて見るレイアウト。
 スタンダードなコンコースの四角いレイアウトではない。
 コンコース自体が、楕円形になっている。
 そして、その楕円に沿って、生鮮各部、惣菜、ベーカリーが存在する。
 鮮魚、精肉は専門店風に平ケースのみでの展開。アイテムボリュームも豊富。
 男性社員が大人数で作業をこなしていた。
 価格は、どちらかというと高めだが、特売品は目玉のみで圧倒的に安い。
 そして、土曜日の午後2時にしては集客していた。レジも5台で3人程度の列。
 客層も、富裕層やリゾート客と思われる服装のお客がほとんどだった。

 しかし、楕円の中に位置する「グロサリー」の品揃え、提案は少ない。
 楕円のコンコースの品揃えと比較すると、貧弱であり、バランスは悪い。
 それでも、集客力は高い。リゾート地での商売の仕方のひとつの提案か。

次に「O社」。
 ふた昔前のSCタイプ。
 食品と衣料品が同フロアに隣接。青果の通路の向かい側に婦人アウター。
 どうしても、青果の泥臭さは出せない。
 結果、中途半端は陳列、価格、提案。
 それが、お店全体を覆っている。訴求インパクトが無い。
 競合出店のたびに、数値低下を食い止められずに至る、そんな現状だ。

更に「I社」。
 その数時間前に、同企業の富士山麓のお店を拝見してきたばかり。
 写真のお店は、昨年の新店であり、同企業の最新の提案がされている。
 働くひとりひとりの女性従業員の、消費者としての知恵をいかに反映させるか。
 それを、どう店舗、店長が引き出すか。そこを重点的に取り組んでいる。
 そして、高い清掃レベル、鮮度レベル、それを実行する仕組み作り。
 その一連の流れが、従業員の意志と共に、しっかり歯車として回っている。
 また、当日のバレンタインの提案を、一番まじめに取り組んでいたことからも、
 地域のお客様との対話を大切に、イベント、季節での提案の変化を大切に
 している企業だ。

最後は、最近出店したと思われる「M社」。
 前出の「I社」から比較すると、素人の売場だ。
 まだまだ、商品ありき、価格ありき、作業ありき。

 商品、価格、提案、什器、媒体、レイアウト。
 それらを組合わせる「人」によって、まったく別物に生まれ変わるのだが。
 その組合わせ方、組合わせる人の能力、更にその人の統率力。
 この企業が、そこに行き着くまでに、存在しているのだろうか?。

 しかし、価格訴求力は高い。
 2Lアクエリアスが、一本138円だった。
 おもわず一本買って、昨日の酔いを醒ますために一気に飲み干した。

PS
 「山梨MR」の写真を載せました。どうぞ。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/yamanasimr/

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2009年2月18日 (水)

山梨MR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、山梨の富士山の麓のお店をMRしてきた。

 以前のブログ「組織強化Ⅱ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_dfd8.htmlでも記したが、半年に一度づつMRの遠
 征に出かける。

 そして、今回は、このブログで出会えた方との懇意により実現できたのだ。
 是非、その方が店長をされるお店を拝見したかった。

  いや、その方とお会いして、人として学びたかった、と言うほうが正しいだろう。

 今回のMRも、当店の生鮮中心の部下3人と、同僚店長と本部スタッフ。
 事前にMRする店舗の店長には連絡を入れていた。

  以前にもブログで記したが、どうせMRするなら、そのお店の店長とお会いして
  直接お話しを伺う、更に、その部下や従業員の方のお話を伺うこと。

 そのことによって、売場を拝見すること以上に、大きなものが見えてくるものだ。

  そして、今回のMRは、私にとって忘れられないMRとなった。

 それは、このブログで知り合えた方との懇親と、更にその売場にあった。
 そして、まずは「売場」に圧倒された。

  圧倒的な、商品での訴求。
  600坪ほどの標準的な売場であるはずなのに、この600坪が本当に
  小さく思えた。
  それほど、売場が間延びせず、あらゆる提案がされている。

  当日が14日のバレンタイン当日ということもあり、チョコレート以外の
  生鮮でのバレンタインの提案も凄かった。
  店長が、ミートに力を入れている、と言うだけあって、精肉でのバレンタイン
  の提案も見事だった。

  これほど精肉でバレンタインの提案があるとは?。
  私の認識の甘さを、改めて思い知らされた。

  「ステーキ」での、“自分へのちょっと贅沢なご褒美”
  「手づくりハンバーグ」での、ハート型ハンバーグでの“感謝の気持ち”
  「生ハム」での、大人二人の“贅沢なひと時”
  ここまでやるか!。

  そのほかにも、青果のパートさんの熱気が伝わる完璧な売場。
  ベーカリーからのバレンタインチョコとのコラボ提案。
  グロサリーでの当日提案の直前バレンタインの提案。等等。

 しかし、・ ・ ・ 。
 
  私が感動したのは、そこで働く女性従業員。

  女性のパートさんの元気の良さ。
  皆さん、自分が品出しをしている商品への思い入れ、が素晴らしい。
  自分が販売する商品への “愛” を感じるのだ。
  それが、圧倒的に売場に表現され、お客様へ伝わる。

 ひとりひとりの従業員が、自ら預かる商品への想い入れと販売意欲。
 まさしく、商売人としての、仕事への楽しさが本質的にすり込まれている。

  “よくぞ、ここまで仕上げたな”

 素直に、感動した。

  それでも、店長は、貪欲に私に、“批評” を求める。

 上には、上がいるものだ。
 まだまだ、自分の世間の狭さを感じずにはいられなかった。
 そのことを、思い知らされたMRとなった。

PS 
 山梨MRの写真を載せました。どうぞ。http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/yamanasimr/

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2009年2月17日 (火)

続・今年のトレードショーから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで「今年のトレードショー」を記した。

 その後、以前の仲間、そして、このブログで知り合った方とオフ会があった。
 その方は、九州の企業で経営をされている方だ。

 同族で経営をされており、店長兼務で活躍されている。
 だから、話題、課題が共有化され、話しが弾んだ。

 しかし、私と仲間、そしてその方との決定的な違い。

  それは、経営をしているか、していないか。
  その違いは、決定的だ。

 経営者には、時間の縛りが無い。
 時間の縛りとは、我々店長が持つ概念の時間の縛りとはレベルが違う。

  経営者の時間の縛りとは、365日経営をし続ける、という縛りだ。

 店長の時間の縛りとは、せいぜい24時間いつ電話があるかどうかのレベル。
 なんと幸せなレベルなのか?。

  経営をする、ということ。
  人を雇い、人の人生も背負うということ。

 この世界に憧れるのもいい。
 しかし、裏返せば、人の人生を背負うという人生を歩む、ということだ。
 そして、一度経営の道を歩めば、そこから逃げ出すことの出来ない「世界」だ。

  それを前提として言うならば、
  店長も1店舗の経営者というならば、
  たかだか一店舗の問題に、逃げ出せない、という事だ。

 その方とのオフ会で、思うこと。

  私の、店長としての取り組み方の、なんと甘かったことか。
  
 その、劣等感も重なったのだろう、
 結局、その晩、私は泥酔してしまった。

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2009年2月16日 (月)

今年のトレードショーから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の2月13日(金)に、以前から予定していた「トレードショー」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-755c.htmlへ行ってきた。
 もちろん、自腹でだ。

 私の目的は、パネルディスカッション。
 結城義晴さんコーディネートで、加藤さんと大塚さんがパネラーとなる
 題して、「店長が変わると数値が変わる」から学びたかったからだ。

 残念だったのは、当初予定でパネラーとして参加する予定だった「優秀店長」
 が不参加だったことだ。

 私は、店長として現場で活躍している現役店長の言葉から、多くを学べると
 期待していたのだが、今回の参加は見送られたようだ。
 
 そこに、企業の壁、組織の壁が立ちはだかったのは大いに残念である。
 組織に属す店長とはいえ、同じ現場で働く優秀店長から学ぶ知恵は、どんな
 優秀な経営者や学者よりも期待していたのだが、本当に残念でならない。

 いよいよ、パネルディスカッションに入り、店長として実績を挙げている人材が
 何に取り組んでいるのか、の説明が加藤さんから話された。

 その一時間前に、加藤さんと立ち話で話題になった、レジチーフのバレンタイン
 売場の件も、ディスカッションの話題になっていた。

 加藤さんの話にはいつも、現場のパートさんの知恵を活かした店舗運営が、
 いかに絶大な効果を生むかが話題になる。

  そしていつも、この言葉に “心が洗われる” 思いになる。
  現場のパートさんの力を最大限に発揮させる手腕が、加藤流店長業だ。

 更に、大塚さんは、その加藤流店長業を、理路整然と体系化させ、どんな場面
 でもわかりやすく解説する話力がある。
 
  そして、瞬間的な、話力の切れ味は最高だ。

 その一言は、大きな重みを持って、聞くものの心に響く。

  それを、結城さんがバランスよくまとめ、〆に入る。

 キーワードは「異常値」。
 異常値を作る為の、店舗での店長としての行動。
 そこから派生する、あらゆる店舗内での効果。

 その積み重ねが、結果として売上、荒利という店舗利益に直結すると言う事だ。
 しかし、どうしてもまとまりすぎる。現場的なサプライズ(驚き)が無い。
 現役店長の口から出来てくる、意外な一面が無いのだ。

 是非、次年度は、いろいろな障害を乗り越え、優秀店長が組織の壁を乗り越え
 一同に介しての座談会を実現してほしいものだ。

 

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2009年2月15日 (日)

来期の店舗方針

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


経営方針会議も終わり、いよいよ、店舗方針を具体化させる時期だ。

 前回のブログ「経営方針会議」でも記したが、各部、各店の方針を現場で
 アクションにつながる具体的行動計画に翻訳され、歯車としてがっちり噛み合う
 ように、ひとりひとりの「意志」を持てるところまで噛み砕く作業が待っている。

 経営方針会議に持ち寄った、自店の店舗方針は、各部チーフへのアンケート
 から情報を集め、あがってきた自社、自店の弱点や今年の強化点も一部取り込
 んでいる。

  それによって、店舗方針が、自分達の方針であるとの共有意識を持ってもらう
  為だ。

 そして、いよいよ、具体的行動計画への翻訳。
 今回も、各部チーフの自部門での行動計画の作成が待っている。

 但し、それに先立ち、各チーフへ、経営方針会議の詳細を説明し、我が社の
 トップからの経営方針の流れを受けた販売部、店舗の経営方針をみっちり説明
 し、更には、トップが合間合間に入れたコメントもまとめて記載し説明した。

 トップがいろいろな場面で発するコメントも非常に大切であり、これは、全体基調
 の冊子に載っている方針以上に、店舗でへ伝えるべき詳細が詰まっている。

 更に、商品部の今年度方針、各部方針を、各チーフへみっちり説明した。
 昨年までは、店長の私が主導で店舗経営方針、更に具体的実行計画立案して
 いてが、今年からは、各部チーフの仕事とした。

  その為に、経営方針会議の全ての流れを部下に伝えた。

 当然だ。あらゆる情報をインプットし、その中から、自らの具体策を見つけ出さ
 無ければ片手落ちだ。

 そして、全体的な情報から自らの部門の具体的な計画を立案するから、自らの
 意志が働き、直接的で有効な歯車として噛み合った実行計画が出来上がる。

 次回店長会では、その具体的な実行計画の確認会となる。

  そして、今年の企業のテーマは「革新」だ。
  私は、その革新を、基本の徹底不足を徹底させることへの革新ととらえた。

  新たなことへの挑戦でもあるが、それ以前に、基本を再度撤退すること。
  何があっても、基本を鍛え上げる。その為に従来のやり方を捨て、挑戦する。

 それを、部下と共に、作り上げていくのである。

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2009年2月14日 (土)

販売会議Ⅲ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、月に一度の販売会議があった。

 そして、久しぶりに、トップからの檄が飛んだ。

 前回のブログ「経営方針会議から」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-e0be.htmlでも記したが、今年は厳しい年。
 そして、それを確認した経営方針会議だったハズ。

 しかし、販売会議までの指示命令が完遂されていなかった。
 競合店の特売特性や商品構成の調査がなされていなかったのだ。

 トップは、販売会議までに各バイヤーが調査を実施して会議に臨み、そこで
 結論を出す予定だった。

 各々のバイヤーが、時間に追われ、やるべき事が重なっていたのもあるだろう。
 しかし、優先順位は何か?、今は、企業としての戦う姿勢が問われているのだ。
 そんな時期に、全社一丸となって戦う姿勢を忘れて、目の前の作業に追われる。

  その、“覚悟の無さ” に檄を入れた。

 「今、やるべき事は何か!。この緊急時に戦う姿勢が問われているんだ!。」
 「今、全社一丸となって戦わずして、いつ戦うんだ。その“覚悟”を持て!。」

 休日を利用して競合調査をしていたのは、この会議を進行する販促部長だけ。
 トップが檄を飛ばすのも当然だ。

  普段の平時は、各々のペースで、各々の役割を全うする。
  しかし、この緊急時は、トップダウンでの “スピード” が問われているのだ。
  そこで問われるスピードが乗ってこない。全社一丸となれない。
  
  トップの檄も当然だ。

 そういう事の繰り返しによって、組織に緩急のスピードと一体感が醸成される
 のだろう。

 そして、組織で戦うという「覚悟」と「団結力」、そして「ダッシュ力」が養われる。
 いよいよ、弱小スーパーが大手相手に切り込んでいく時代を迎えたという事だ。

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2009年2月13日 (金)

ある、クレームから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いろいろな意味で、クレームが多くなっている。

 最近は、特に、クレームの原因、要因が多種多彩になっている。

 先日、こんなクレームがあった。
 店長の私へのクレームが本部に上がった。

 事の発端は、
  
  雑誌売場で、家族が本を破損した。
  その状況を目撃した「警備員」が、私に通報。
  その後、私がそのお客様の責任者の方へおもむき、事情を説明。
  その責任者の方は、後日、雑誌の破損分を支払いに来ると言った。
  念のため、住所、電話番号を確認した。

 その一連の流れの中で、
  家族の方の雑誌破損を責任者の方へ事情説明した段階で、
  その責任者の方から、私にお詫びの言葉があると思っていた。
  結局、その言葉は無く、その家族への叱責や、私への陳謝の指導も無い。

  その事で、私の表情や言い方が微妙に変化したのかも、知れない。

  その後、その責任者の方から、店内で私に対してのクレームを頂いた。
  私の言い方、態度で、本人が傷ついた、と言う。

  私は、当然、反論した。
  そんな言い方は、した覚えはありません、と。

  しかし、その方は、譲らなかった。
  結局、その方は、私の態度を許せないとして、本部へ連絡すると言った。

 “本部へ連絡するぞ”

  私の一番嫌いな言葉であり、手法だ。
  この言葉で、当事者がひるむとでも思っているのか?

  いや、客観的に見ると、こちらに「非」があるのかもしれない。
  しかし、本部へ連絡する、との言葉で、私も熱くなった。

   「それは、お客様の判断ですので、どうぞ。」

  結局、10分ほどして、本部から電話があった。
  クレーム担当のベテランに事情を説明した。

  事の詳細はわかったと。
  結局、一言、お詫びの電話をすることで、ベテランの先輩に説き伏せられた。

   どうにも、煮え切らないものが残った。

  後日、その電話をいれ、侘びを入れた。
  そのことを、ベテランの先輩に連絡した。

   「店長、あなたの気持ちは私もよくわかりますよ。」
  
  最後の、この言葉で、救われた思いだった。
  しかし、人間の道とは何なのか?

  今でも釈然としない。
  気持ちのもやもやは晴れてはいない。

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2009年2月12日 (木)

続・今年の“バレンタイン”売場

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


バレンタインの動きが好調だ。

 以前のブログ「今年の“バレンタイン”売場」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-362a.htmlを帰したが、その流れの通り、バレンタイ
 ン商材の動きが絶好調である。

なぜか。

 以前のブログにも記した通りだ。
 いろいろな人の手を通して作られた売場だから、関わる人間が多いほどその
 売場への関心が高まる。

 そして、最後に責任を持って詰めをする人間がいる、ということ。
 それが、今回は「レジチーフ」だと言うこと。

 本来は、グロサリーの売場であるし、責任はグロサリーにある。
 今年は、ギフト用生チョコの仕入れ販売が「レジ部門」に委嘱されたため、
 レジチーフがメーカーと直に仕入れのやりとりを実施し、その延長で
 グロサリーのチョコレート売場も、陳列から関わってきたことが一番の要因だ。

  私は、グロサリーチーフに、
   「バレンタインはレジに任せろ。」 と言った。

  それは、バレンタインの主体者だからだ。
  グロサリーの男性では主体者にはなり得ない。

  それを、意志を持って買う立場にならなければ、見えてこないものがある。
  それは、商売では一番大切なものだ。
  
  お客様に響く売場というのは、ビジネスマンのロジカルな販売戦略ではない。
  販売主体者の、“この商品を売り込みたい” という想いの重みの世界だ。

 その想いが、競合出店にも関わらず、ぶっちぎりで伸びている要因だ。
 そして、その想いに吸い寄せられるように、更にいろいろな人間が関わる。

 レジ担当者、レジパートさん代わる代わるの店内放送にての案内。
 品切れ商品の、メーカーからの直送。
 商品動向に合わせ、常にメンテナンスにて、売場変更を繰り返し提案。
 バイヤーも、データからの追加発注で支援。

 その好循環が、どんどん広がることでの、組織強化。
 販売という領域に、レジ部門が参加することにより、
 お店全体での、販売力の向上は計り知れないものがある。
 それが、今回のバレンタインの成功であり、
 徐々に、イベントを通してのお店全体の“自信”が復活してきているようだ。

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2009年2月11日 (水)

再会Ⅱ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、懐かしい顔を目にした。

 かって、私の下でチーフをしていた男だ。
 以前のブログ「再会」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_8719.html
 で記したチーフだった。

 月に一度の量販日の午後5時ごろだろうか、私はレジチーフとバレンタイン売場の
 手直しをしながら、レイアウト変更等ガヤガヤとたっていた時だ。
 ニコニコしながら一人の熊面(失礼!)の男が近づいてきた。
 
  私は、初め誰だかわからなかった。
  それはそうだ、黒の上下のスーツで、かって見たことの無いいでたちだったか
    ら。
  数秒たって、ひげの無いその顔をようやく思い出し、私の笑顔が戻った。

  友人の結婚式の帰りだったらしい。
  その笑顔は、以前に再会した時と同じ、晴れ晴れとした笑顔だった。

  「相変わらず、お元気そうですね?。」
   「見ればわかるだろう。私はいつでも元気だよ。」

  「ところで、お前はいつから復帰するんだ?。」
   「いやいや、今の仕事が充実しているんで。更に妻が一番喜んでいますよ。」

 “それは、良かった”
 
  素直に、そう思った。
  直接の引き金は、いろいろあるにせよ、家族が一番喜んでいる事がなによりだ。

 一家を背負う男が転職をする。
 私にも経験がある、不退転の決意。

 それは、それを支える家族の思いやりが無ければうまくいかない。
 そして、前職の職場に堂々と遊びに来れる事。

 そういう意味では、彼は “転職に成功” したと言える。
 転職とは、それだけ周辺との関係も含めて、成功、失敗の判断が難しいもの。

 彼の口から、転職の成功の材料がどんどん出てくるのは、嬉しいことだ。

  しかし、・ ・ ・ ・ 

  彼の10年後を考えると、絶対にチーフの仕事を続けていたほうが
  その後の仕事への広がりが楽しみなのだが、・ ・ ・ ・ 。
  
  その時期には、チーフでは当然納まらない。
  店長、バイヤー、その他もろもろ。
  活躍の場は無限大だ。

  それだけ奥の深い、この業界。
  ちなみに、うちの副店長は、彼の同期なのだから。

  どんどん仕事を広げていく人間には、どんどん新たな仕事が待っている。

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2009年2月10日 (火)

経営方針会議から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎年恒例の経営方針会議。

 企業トップ、本部商品部、店舗店長等が参加しての合同会議だ。
 会議と言っても、かんかんガクガクの質疑応答は少なく、各部、各店の方針の
 個別の発表会だ。

 そして、その会議のスタートを切るのが、トップの企業方針発表だ。
 更に、順次、販売部、店舗、商品部、各バイヤーと進めていく、いつもの流れ。

 概ねの各自の発表が終了した時点で、トップが言った。

  「みんな言葉で言うのは簡単だ。それを、どうやるかだ。」
  「具体的にどんな手段で、どんな数値目標で、いつまでやるのか?。」
  「その具体性が見えてこない。それでは自分でも妥協できるという事だ。」

 全体を通して、言葉だけの世界になりがちな個別の方針に対して、
 そんな簡単な世界ではないぞ、という、“釘をさした”。

 いつも思うが、トップの話しを聞くと、希望が湧いてくる。
 現在の、自らの不甲斐無さ、未熟さ、弱さを教えてくれる。
 そして、それに対して、自ら、行動しようと揺り動かされる。

  決して、答えを出して強制し、ヤラセの行動を引き出さない。
  自ら、答えを出さなければ、という緊張感と自立を大切にする。

 だから、尚更、自ら魂を揺り動かし行動するかどうかだ。

 他社のように、形だけのスピードを持って、うわべの行動は求めない。
 逆に、結果だけではなく、普段の地道なプロセスや躾を求める。

  そして、今年のテーマは「変革」

 いよいよ、蓄積された「基本」をベースに、挑戦していく年。
 厳しい時代、競争の時代だからこそ、攻めていく姿勢。
 それが、今年の方針だ。

 最後にトップが〆の言葉として言った。

  「トップの言うことと、現場のパートさんの言うことが同じ。
   そんな情報共有された企業にしたい。」

 トップダウンで、強制的に指示命令が一時的に実行されるのか、
 パートさんが方針を理解して同じ方向を向いて小さい力を合わせるのか。

  まだまだ、我が社の個人レベルの力は小さい。
  しかし、小さい力でも、同じ方向を向いて、商販一体でパワーを発揮する。

 厳しい一年の年頭での、経営方針会議だった。

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2009年2月 9日 (月)

仕事の流儀からⅥ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の「仕事の流儀」は、森林組合の職員だった。

 現場の代名詞とも思われる「林業」。
 長年、自らの“感と経験”で実直にコツコツを仕事をこなしていくものと思っていた。

  湯浅 勲さん、京都府 日吉町森林組合職員。

 まさか、森林組合の職員の方の口から、
 人間の真髄、組織の真髄を聞かされるとは思わなかった。

 森林組合の現業とは、日雇いの出来高払いが、その世界の常識。
 その常識を破り、現業の作業員を月給制に改善した。

なぜか。

 コストの壁に挑戦するため。
 その為に、現場の知恵が必要だった。
 しかし、現状の給与体系では、現場の知恵は封印されたまま。

 いかにして、現場の知恵を表面化できるか。
 現場の従業員が自らの問題として、目の前の」仕事に関わり合わせる。
 そう思った彼は、現業の従業員を月給制へ切り替えた。

 アナウンサーが聞いた。
  「よく、そういう思い切った考えが浮かび、実行できましたね?。」

 彼は、答えた。
  「人の犠牲の下に自分が成り立ってことを、自らの心が納得できますか?。」
  「自分の心が納得できない事は、やれない。だから改革しました。」

  やはり、バランス感覚が優れているのだ。
  そして、組織感覚も優れている。

 また、アナウンサーが彼に聞いた。
  「森林というのは、100年後、200年後に本来の姿を現すものですが、
  人間の生存はせいぜいこれから30年。森林の本来の姿を見届けられない
  ことに対しては、どう思いますか。」

 彼は、言い切った。
  「大きな木ほど、数多くの年輪を持っている。年輪とは、その瞬間瞬間を精一
  杯活きた証として、木に刻まれるもの。そして大きくなればなるほど、年輪も
  多くなる。だから、私も、一瞬一瞬を精一杯生きる。人間も同じですよ。」

  言い切った。

  茂木健一郎はじめ、アナウンサーは、何も言えず、ただ頷くだけ。

  まさか、森林組合の職員の方から、人間論、組織論を聞くとは思わなかった。
  なんと重い言葉なのか。

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2009年2月 8日 (日)

節分の動向に学ぶ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログ「久しぶりの美酒」でも記したが、節分でのお客様動向。

 直前の前日まで、節分での「豆」や「いわし」の動向が、競合店出店前と出店後で
 大きく変化してきた。

 更に、当日の「恵方巻」にしても、本当に食べる直前の午後6時からの動きだ。

 競合が出店するということは、お客様にとって、「選択肢が増える」と言う事。
 それは、どこかのお店では売っているだろう、という“安心感”なのだろうか?。

 従来は、「このお店で無ければ、生活できない」という危機感があったが、
 今は、「どちらかには、必ずあるだろう。」へ、意識が完全に変化したのだろう。

 この傾向は、昨年の年末の「おせち」にも当てはまる。
 全国的にも、おせちへの集中があったようだが、当店では特に顕著だった。
 おせちに関しても、30日までの消化率は昨年を割っていた。
 しかし、31日は、午後になってもおせちの動きは止まらない。

  地域のスーパーが競合状況になったことで、お客様にとっては、
  「いつでも買える」 という安心感が増し、より便利な地域になったと言うことか。

 で、あるならば、

  商売の仕方を変えていかなければ、このままズルズル、不のスパイラルは
  更に加速していく、と言う事だろう。

  しっかり、あるべき時間まで、品揃えすべきものは揃え、売切るものは売切る。
  更に品切れ対策だ。特に特売商品の品切れは、お店への期待への裏切りだ。

 競合出店により、地域のお客様の「安心感」が増したと言うことは、
 その「安心感」を裏切れば、その競合状況から“白旗を揚げて降参”することだ。

 まさに、当たり前のことを、当たり前に実行していく“店舗レベル”の向上。
 それを、店舗の経営者として、パートさんを中心に意識改革をしていく店長の
 強い“意志”を持って臨むことだ。

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2009年2月 7日 (土)

読書と実体験

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ブログのプロフィールで書いているが、40歳を過ぎてから、本を読むようになった。

 もっと以前から、どんどん勉強して、本を読んでいれば良かったと後悔している。
 
 しかし、こうも思っている。
  「経験を積んで、自分の引き出しを整理するために、フレームワークがある。」
  「読んだ本の数だけ、実体験として積まないと、内容は身につかない。」
  
 若くして読んだ本が、その内容通りに身につくかと言えば、疑問だ。
 だから、本は読むべくして、読みたいときに読み始めたのだ、とも思っている。

理路整然とした「経営理論」や「マネジメント理論」の本が溢れている。

 これらは、たくさんの引き出しを整理するのに大変役立つ。
 しかし、結局は後付けにしかならない。
 その理論をもって現状の組織、自らの立場へ応用できるかと言えば、出来ない。

 なぜか?。

  実体験が無いからだ。
  実体験を積むから、頭でわからなくても、体と五感で理解できる。
  そして、その蓄積を、経営論で整理整頓できるのだ。

  理論の本にもいろいろある。
  頭でしか理解でない本もあれば、内容がお腹にストンストンと納まる本もある。
  
  お腹にストンストンと納まる本ほど、整理しやすく、現場で応用しやすい。
  結局は、仕事で現場でお店で応用できなくては、何の意味も無い。

 著者が、現場で実体験を通してつかんだ理論ほどストンと落ちてくる。
 そんな本ほど、真実をつかみ、現場の人間に同じ匂いを与えてくれる。

 そんな本にめぐり合うと、ひとつ、またひとつと私のバイブルとして確立する。
 私のプロフィールや、「てっちゃんのおすすめ」の本は、すべてそんな本ばかり。

 それらは、新入社員の教科書にも使うし、自分のバイブルとして(ブログ「私の
 バイブル」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-2bdd.html
 として、何度も何度も繰り返し、お腹に収めるのだ。

そんな中で、著者 桜井章一さんの「勝負哲学」は、別の意味で、見えない世界
 の大切さを教えてくれた一冊だ。

 勝負する、とは?。
 この本からは、勝ち負けを超越した、人間としての勝負に対しての向き合い方
 と、いざという時の真剣勝負としての哲学が込められており、商売人とは別の
 勝負というものを、哲学として確立した人生の書と言える。

 おすすめの本は、いずれも店長として自分を確立する上で大切な一冊となると
 思います。

 また、このブログの読者の方で、更にお勧めしたい本があれば、是非お知らせ
 ください。

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2009年2月 6日 (金)

店長と経営者の違い

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


よく、店長は店舗の経営者と言われる。
 
 本当に、そうなのか?。
 
 賛否両論あろう。
 経営者からすれば、そういう美しい形容詞で店長への啓蒙と責任を押し付け、
 店長からすれば、聞こえは良いが、それに対しての権限委譲は?との疑問。

 経営者であるならば、「人」「物」「金」を如何に効率良く使い、結果を出すか?。

 店長が、「人」「物」「金」を、一店舗とは言え、自由に使える立場にあるか?
 答えは、当然、「NO」だ。

 店長が、本当に、自由に使えるもの。
 おそらく、お店の従業員の中でも、「パートさん」の採用ぐらいだろう。
 それも、生産性の予算もあり、その予算を達成させるためには抑制も受ける。

 しかし、店舗のコストの中で、一番高くつき、一番店長として抑制を受けない
 ものが、「パートさん」の採用であることは間違いない。

 パートさんの採用と就業を、コスト(金)に置き換えると、
 経営者たる、店長の最大の権限は、お金を使い、パートさんを採用し、教育し、
 利益の出せる従業員に育成し、利益を生む店舗運営を軌道に乗せること。

 この事こそが、食品スーパーの店長の最大の仕事であり、腕の差が結果に
 表れ、店舗の数値結果に直結する。

 そして、その事すら出来ずに、経営者としての道は歩めない、という事だ。

 社員とは、都合よく採用され、異動し、ポストに収まり、役割を変えて成長する。
 パートさんは、原則そのお店で採用され、長期間変わらず安定して就業する。

  お店にとって、お客様にとって、どちらの能力向上が大切か?。
  当然、パートさんの能力向上のほうが、便利なお店として機能する。

 以前のブログ「私の武器」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-e463.htmlにも記したが、パートさんを磨くと言うことは、店舗として一番安定した
 コスト管理だ。

 なぜか?。

  パートさんほど、その地域に根ざした暮らしを熟知し、履行し、生活体験をし、
  そして販売者として安定して就業してくれているから。

  都合よく使われる「社員」の何倍も、同じお店で働き、同じお客様を相手にし、
  毎年繰り返される同じイベントを経験しているから。

  だから、発注分担をパートさんに落として定着させているお店ほど、
  社員がどんなに変わろうが、安定している。崩れない。

 店舗経営で一番の要点。

  「店長は、店舗の経営者」 とは、
  この、店舗での経営の術を体験せずして、経営を語る無かれ、という事だ。
 

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2009年2月 5日 (木)

ベーカリーの業績対策

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ここ数ヶ月、ベーカリーの業績が不振だ。

 昨年の競合店の出店から、数値不振は続いているが、
 11月頃から、競合の影響とはいえない数値となっていた。

 トップも心配して、何度か来店し、時には電話で状況と取り組みを指示していた。
 先日も、本部へ行った折に、ベーカリーへの対策でのアドバイスをもらった。

 私は、思った。
  「いよいよ、動くか。」

 別に、トップの指導を無視していた訳では無い。
 部下に、いくら伝えても、響かないことがある。

 そんな時は、部下を外に連れ出す事が、一番の効果だ。
 それも、業績の良いお店を、いっしょに見る、という事だ。

 共に連れ立って、良いお店を見て学び、共に話しを聞いて学ぶ。
 そして、学んだ部分を確認し合い、自店で何を実行していくのかを確認し合う。

  私は、この手法が、一番効果の高い施策であると思っている。

 以前のブログ「トップからの指示」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-cc39.htmlでも記した通り、部下と同じ視点で良い
 お店を見る、その効果は、部下の成長とも合わせて後々まで続くもの。

 そして、車の中でいろいろと話しをして帰ってきた。

  何を学んだのか?。
  何を実現していくのか?。

 そして、3日後から、本当に売場が改善され、本当に数値改善されてきた。
 他店をMRした翌日から、私は、この結果は予想が出来ていた。
 
  変化のスピードが早かったからだ。

 「このスピードがあったら、数日後には、結果は出るだろう。」
 その通りの結果となって、現れてきただけのことだ。

 トップが動いて、店長が動く、それを受けてチーフが動けば、部下には伝わる。
 ベーカリーの担当者も、入社1年目2年目だが、私や副店長と対等に会話する。

 それだけ、業績に対して売場に対して、自らの部門に対しての意識が高くなる。
 結果として、組織強化が加速して進んだ、という事だ。

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2009年2月 4日 (水)

久しぶりの“美酒”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


久しぶりに、“美味しい酒” を飲んだ。

 節分の夜だった。

 そう、2月3日の節分の、「恵方巻」「寿司種」「豆」等、節分商材の動向。
 特に、恵方巻に関しては、事前からの関わり、計画、援助、演出、展開、結果
 このサイクルの歯車がしっかり噛み合っての結果だった。

 正月の初売り後、惣菜チーフと話した。
 「今年の恵方巻は、昨比110%でいくぞ~。」
  「えっ~、そんなにいくんですかぁ~?。」

 私も、やみくもに言っているのではない。
 以前のブログ「今年の節分」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-221c.htmlで記した通り、年末のおせちの動向
 から、現状の世相を反映し、ゲンかつぎ、神頼み、ご利益(ごりやく)等の流
 れを受けての予測だ。

 普段であれば、ここまで具体的に数値予測を立て、部門に入り込み、店長
 主導でイベント対応することは少ない。
 しかし、今回だけは、違っていた。

 なぜか。

 流れを変えたかったから。
 このイベントを利用して、ダウンスパイラルの流れを変えたかったから。
 競合店出店とともに、製造部門(惣菜、ベーカリー、鮮魚等)での
 ダウンスパイラルが止まらなかったからだ。

 チーフの計画自体も、ダウンスパイラルに陥っていた。
 その流れを変え、今回の節分を利用して、成功体験を積ませたかったから。 

 昨年比110%。
 競合を迎え、昨年からの実績を見ると、その数値計画自体が自殺行為だ。
 しかし、私には、自信があった。年末のおせちの動向からだ。

 昨年比110%。
 言い切ったら、やるだけだ。
 まずは、事前の売場の飾りつけ。
 そして、寿司130万を巻くだけの“人材”の投入。
 更に、「恵方巻」を展開する場所の設定。
 当日は、久しぶりに、カセットに「節分、恵方巻」の説明と販売の声の吹き込み。
 
 数値を達成させるためには、その数値に誘い込むための「道」がある。
 その「道」をひとつひとつつぶし込んでいくだけだ。

  惣菜チーフも、決めたら“やる男”だ。

 当日は、朝からガンガン商品製造が始まった。
 簡単に130万といっても、半端な物量ではない。巻いても巻いても先は遠い。

 そして、昨年の節分は日曜日。単純に、時間帯での売上比較は出来ない。
 しかし、昨年比でみても大幅に出遅れていることは事実。
 14時を過ぎて、ようやく昨年実績に近づいてきた。
  “よし、いける” 手ごたえをつかんだ。

 しかし、ここから、という4時以降の客数が伸びない。
 本来なら、5時の段階でレジ待ちのお客様が並んでいるハズ。
 今日は、その勢いが無い。この時間帯で落としたら、取り返せない。

  私は、“青くなった”。

 好天とはいえ、ここまでじらされるのか?。

 私は、もう一箇所、売場を増加した。
 トップエンドで、節分の豆を売っていた場所だ。
 店舗で最高の場所も提供して、瞬間的な爆発に備えた。

 短時間で、お客様が瞬間的に増加し、商品動向が爆発する場合は、
 売場に商品を積むことよりも、多面展開にて面積を増加させチャンスロスを
 防ぐことが、最大のポイントだ。

  “来た!” と思ったのが、午後5時半過ぎだった。

 副店長が来て、売場増設した場所での商品が薄くなっている、と言ってきた。
 それからは、よく覚えていない。
 とにかく、チーフが値付した商品を、ところ構わず出し続けた。
 欠品した商品を縮小し、主力商品で拡大しスペースアロケーションを変更した。

 気がつけば、午後7時。
 昨年の売上を上回っていた。

 惣菜チーフが言った。
  「店長の言葉を信じて計画変更していなかったら、今頃品切れ続出でした。」

  “水の流れを変える” 

 意志をもって臨めば、必ず変わる。やるか、やらないか、だけだ。

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2009年2月 3日 (火)

原理原則と意志

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店長として、“原理原則”を強化しようとする。
 そして、本部からの指示命令を “原理原則” として優先する。

 “原理原則”とは、なんだ?。

 ここ数日間、ブログので出しに、○○ってなんだ?、という問いかけが多い。
 今日も、そんなで出しだ。

 “原理原則” とは、従来からの法則、常識だ、と言う事。
 何も意志を加えなければ、それが一番確立の高い施策だと言う事だ。

 だから、企業は一番確立の高い施策を実施し、数値効果を高めようとする。
 原理原則とは、上記のように、あくまでも従来の法則や常識だと言う事。

 この原理原則の法則を習得するのも大切な成長であり、企業人として外せない。

  しかし、

 私は、原理原則にとらわれず、目の前の現状を見つめ、意志を入れろ、と言う。
 
  “意志”

 それは、原理原則の法則を簡単に吹き飛ばすだけの、圧倒的なパワーを有する。
 
  人の、“意志” 。
 
 目には見えないが、ここに秘めるパワーは、計り知れない。

 結果とは、一言で言えば、人の“意志”の表れにすぎない。
 だから、意志が強ければ、結果も現れ、意思が弱ければ、結果も出ない。
 これもある意味、“原理原則” と言うものだ。

 強い“意志”を持って事に当たれば、結果に執着し行動する。
 意志が無ければ、結果に執着する行動はとらない。
 結果として、結果は出ない。

 意志がないのであれば、“原理原則” を優先する。
 強い意志があるのであれば、“原理原則” を参考に進める。

 全て、それで、結果が出るのか?。
 出ないときもある。

  上司や店長の存在感が際立つのは、そんな時なのだろう。

 強い意志を持って、事に臨む、とは?。
 それだけ、ただでは起き上がらないという “覚悟” を持つことだ。

  それは、成功し続けるまで、やり続ける、という反省でもあるし、
  それは、やり方を変え、工夫して、リ・チャレンジするという反省でもあるし、
  それは、“原理原則” に戻る、という反省でもある。

 いずれにせよ、意志を持った人間だけが得られる “結果” が残るものだ。

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2009年2月 2日 (月)

“店長力”私の流儀

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本屋の新刊やマネジメント欄の書籍をみると、「店長力」なるタイトルが多い。

 “店長力”って、なんだろう?。

  店長の “力” 。

 企業が組織化され、システムが構築され、マニュアルが整い、本部中心に商品が
 供給され、本部情報が同時に配信され、同じ特売が組まれる。

 そして、直接商品を受け持つことの無い店長が変わっただけで、数値が変わる。

  なぜなのか?。

 企業は、誰でも、どこへでも、経験年数の有無が無くても、同じチェーンの店長
 、チーフ、担当者が出来る様に、システムを整え続けている。将来へ向けても。

 それなのに、これからは、現場力、店長力の時代だ、と言われる。

  なぜなのか?。

 私から、言わせれば、簡単な事だ。

  「人は、人から影響を受け、学び、人によって勇気付けられ、行動するから」だ。

 その対象たる“人”が、店長だと、言う事だ。

  何度も言うが、「人は合理的な存在」では、決して無い、と言う事。

 店長が居なくても、店舗運営はなされ、お客様は来店し、売上は造れる。
 しかし、店長不在時の空虚感、無力感は店長存在時とは圧倒的に違う。

  優秀な店長ほど、存在時の部下の意識が変わり、燃える集団となる。

 何をするでもない。ふらふら店舗をまわり、お客様と従業員と会話するだけ。
 ただそれだけなのに、緊張感が走り、最高の売場で臨もうとする部下の意志。

  いったい、それは何なのか?。

 一言で言えば、「愛」。 
 天外伺朗さん風に言えば「ディープ・グラウンディング」。

  部下の心の中の奥深くに、絶対的な存在として位置している。

 ここから、止めどなくマグマが噴出し、部下の心を燃え上がらせる存在。
 また時には、母なる大地として、大きな安らぎで包んでくれる存在。

  どうすれば、そんな存在になれるのか?。

  ひたすら、心の成長を遂げていくしかない。

 仕事や技術、理論やテクニック。それを磨き続けることも大切だ。
 それによって、人間は、組織人として成長していく。
 しかし、それだけでは、人はついてこない。

  心や精神を成長、進化させ続け、
  心の鎧(よろい)を、どんどん脱ぎ捨て、堂々と裸で勝負していく事だ。

 特に、これから競合店と戦わなければならない店長が、
 部下との間に、心の鎧を着てどうする?。
 さっそく、無用の長物を脱ぎ捨て、裸の心を開くことだ。

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2009年2月 1日 (日)

“基本”と“応用”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


よく、基本が大事だ、と言われる。

 基本が全てだ、とも言われる。
 基本の徹底、という方針の企業もある。

  “基本って、何だ” 

 新入社員の時に、店長から言われた。
  「遅刻するとは何事だ!。時間を守ることは社会人としての“基本”だ!。」

 鮮魚の担当者の時は、当時のチーフから言われた。
  「かつおは、こうやって捌く、これが“基本”だ!こらっ、どこ見てんだ!。」 

 鮮魚チーフのときは、当時のバイヤーから言われた。
  「年末計画は、30日で消化率60%が“基本”だ。そんなことも分らないのか!。」

 そして、店長の時は、エリアマネージャーから言われた。
  「予算は昨年実績を下回るな!。そんなの“基本”だ!何考えてんだ!。」

  “基本って、難しい!”

 その通りだ。基本は、その立場立場で、レベルが上がっていくものだ。
 だから、今現在の自分と未来の自分の“基本”は違ってくる。
 そして、今現在の店長と、副店長、そしてチーフでの“基本”も違ってくる。

 経験を積んで、自分の中にルール化された真実は、
 “基本”となって刻み込まれていく。

  仕事が見えてくると、“基本”のレベルも上がってくる。
 
 だから、今自分が見えている“基本”は、
 まわりの部下達も見えていると錯覚してしまう。

 そこに、組織としての、大きな落とし穴が潜んでいる。

  部下の目には、何が“基本”で、何が“応用”として映っているのか?。

 昨年年末のクリスマスから年末にかけての、
 一連の流れの中で、副店長から質問を受けた。

  彼、
   「店長、年末年始の基本はどこなんですか?。」
  私、
   「毎日売場が変わる、これが基本だ。」
  彼、
   「・・・・?。」 
 
 これでは、何も伝わらない。

  彼にとって、従来の基本は、出身部門の青果での一連の流れ。
  彼にとって、これからの応用は、身に付けた“基本”の横への広がり。

 このことを、しっかりわきまえて、話しをしなければならなかった。

  「言って聞かせる“相手”の、今現在の“基本”とは?。」
  「その“基本”からの“応用”とは、“相手”にとって、どう広がることなのか?。」

 まだまだ、何も分っていない、応用の出来ない自分が情けなかった。

PS
 宇都宮市街地の写真を載せましたhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/utunomiyaiti/。どうぞ。

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