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2009年1月25日 (日)

真岡地区MRⅡ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。



MRによって、気持ちが洗われるお店というものがある。

 このお店の、この部門をMRすることによって、学習するお店。
 また、手の入った提案のある売場を見て、自店にも活かせるお店。

真岡地区のO社は、私にとって、そんなお店だ。
 いつ行っても、しっかり手が入っている。
 特に、青果のトップ平台から流れる商品郡の品揃えと鮮度と価格。
 野菜の鮮度、品質、ボリューム。

 更に、鮮魚、精肉の鮮度とグレード。

 グロサリーの品切れのない売場ときっちり前出しされた売場と、洋デイリーの品
 揃え。グレードと品揃えのバランス。

 その品揃えが、実際に売れているのかどうなのかは本部の問題としても、
 その売り場の維持継続は、完全にお店の努力。店長の熱意だ。
 是非、一度お会いしたい店長である。

次は、老舗デパートのF社。
 残念ながら、中心部の衰退がもろに出ていた。
 私が、この業界に入社当初は、上司から見に行け、と言われていたお店。
 鮮度、品質、品揃え、どれを取っても一級の売場だった(ように見えた?)。

 基礎商圏の陥没化もあろうが、前出のO社のほうが、よほど百貨店らしいグレー
 ドと品揃えだ。

 地方百貨店にありがちな、中途半端な品揃えと価格に陥っており、地域SMとの
 競争にも完全に敗北している状態だ。

 いずれ、撤退の予感のする店舗である。

最後は、B社。
 GMSのB社の中でも、かなり古いレイアウトを持つ店舗であり、食品ゾーンと
 衣料ゾーンは別棟で区分けされており、まるで一体感がなく、特に衣料ゾーン
 の集客力の無さは著しい。

 B社は近年、徹底した価格政策で、毎日が冷食半額などで話題だが、このお
 店も同様の冷食半額だった。
 向かいのF社との価格では、圧倒的に有利だが、その商品化も価格に見合った
 もので、買って食べたいと思わせる刺身類では無かった。

 この辺も、前出のO社の刺身の鮮度、品質、価格の優位性が高いといえる。
 鮮魚、精肉に人的コストをかけないと、こうなってしまうのか?、と思わせる。

百貨店、GMSと戦う地域SMとして、O社の店舗運営は見事である。
 但し、百貨店、GMSと比較して、品質、グレード、価格では圧倒的な優位性
 を発揮できるが、同等の地域SM同士のガチンコ勝負が、これからの正念場
 になってくるだろう。

 そこで、勝ち残れなくては、今後の変動期には残れないと思われる。

PS
 真岡MRⅡの写真http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/mookamrni/
 を載せました。どうぞ。
 

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