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2009年1月 3日 (土)

突然の“挨拶”

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


暮れの26日に、ある女性から訪問を受けた。
 
 この女性は、私が家を建てるときに大変お世話になった人だ。

 家を建てる。
 人生で何度も無い、大仕事。
 そして、生き方の具現化。

 この時ほど家族が、自分の生き方を話し合ったことは無い。
 そして、建て始める。

 その段階から、現場の責任者として携わっていただいた方が、上記の女性だ。
 だから、私たち家族は、彼女といっしょに建てた家だと思っている。
 そして、それは、家族と彼女の “共創の作品” だと思っている。

 家の図面が、具体的に、立体的に建築されていく。
 私たち家族の想像と現実の食い違いが生じる。
 そして、彼女の出番が発生する。

 私たち家族と大工さんとの折衝。
 そして、私たちの意向の導入。

 特に、私の妻の彼女の対しての信頼感は強い。

その彼女が、暮れの26日に我が家を訪問した。

 現在のハウスメーカーを退職すると言う。
 涙ながらに話しをした時点で、大体の察しはついた。
 しかし、それ以上の詮索はしない。

 ただ、彼女が私たちの家へ、退職の報告をしに来てくれたのには、
 彼女は彼女なりに、我々への思い入れがあるからだと思うと、嬉しい限りだ。
 
  相手の気持ちや暮らしに入り込んで、自らの仕事をする。

 仕事とは、本来、そういうものだ。
 そして、それを完遂した時に、お互いの立場を超えて一体感が生まれる。 
 そこから、金銭関係を超えた “信頼関係”が出来、“満足” が生まれる。

  以前のブログ「商売の満足感」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_41db.htmlを記したが、

  最高のものを提供し、感謝され、満足感を得る。
  最高のものを提供され、感謝し、満足感を得る。

  これが、お客様とお店の信頼関係。  

 彼女は、そういう相手だった。
 だから、今後も家の件に関しては、安心していた。
 彼女を失うということは、今後の家への安心感を失う、ということ。

  年の瀬の最終のオフ。

 重い、想い、一日となった。

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