本部バイヤーとの食事
みなさん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
年末の31日大晦日。
商品移動で、ひとりのバイヤーが来店した。
うちのグロサリーチーフも信頼を置くバイヤーで、
現場感度も高く、来店すると商品整理等の援助をしてくれる。
午後2時、そろそろ飯(めし)か、と思っていた矢先だったので、彼に言った。
「飯でもいくか?。ついでに、競合店も見てくるけど、付き合う?。」
「はい、行きます。」
彼の車に乗せてもらって、近くのカレー屋で食事をした。
「来年3月に、新入社員研修の講師をやるんですが、何をやるんですか?。」
昨年の新入社員研修で、私が担当した講師を、今年は彼が担当するようだ。
ブログ「今年の新入社員」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_3a22.htmlを参照。
「人事からテキストが渡されるので、それに沿って話しを進めるだけだよ。」
とは言っても、なれない人間が、いきなり大勢の前で話しが出来るわけが無い。
「人前で話しをする経験を積んでないと、頭が真っ白になるよな。」
「はい、だから、不安でしょうがないですよ。」
しかし、そうやって人は成長し、仕事の厚みが出てくるものだ。
これだけは、手助けできない。頭が真っ白くなる経験をたくさん積むことだ。
そんな話しの後に、競合店2店舗を見に行った。
12月31日。お客様の通信簿を頂く日。
競合店の売場、特に、ピーク前の午後3時の売場を見るのは初めてだ。
彼も、いっしょについて来たが、私が競合店のいろいろな人間と会話や挨拶を
交わすものだから、面食らっていた。
競合の店長を初め、青果、鮮魚、レジ、パートさん等、いろいろな人間と会話
し、情報を取る。
別に売上や商品動向を聞いているわけではないが、やはり売場を見ると、
「これはっ!。」という売場がある。
それを、すかさず、その担当者に話すと、喜んで、商品動向を語ってくれる。
競合店一店舗を、一周すると、3人以上と会話する。
彼には、この光景が、珍しかったのだろう。
彼、「皆さん、知り合いなんですか?。」
私、「そうだよ。いつも行ってると、顔見知りになっちゃうんだよな。」
私、「店長同士では、たまに飲み会もやるよ。」
彼、「えっ、誰が首謀者なんですか?。」
私、「もちろん、俺だよ。」
彼、「すごい行動力ですね。」
彼、「私も、本部でよく飲み会の話がでますが、
話しだけで終わっちゃうんですよね。」
私、「誰かが、言いだしっぺになって、誰かが、動かないと実現しないよな。」
彼、「そうなんですよね。なかなか動けなくて。」
別に、飲み会の首謀者になって行動したから、立派だということではない。
飲む機会を作って、孤独な店長同士のストレス発散と、
店長としての仕事の仕方を分かち合い、能力向上の一端を担いたい。
そう、強く、想っているだけだ。
強く想うこと。
すべての始まりは、ここからスタートする。
人の想いは、エネルギー。
しかし、想いとは、目には見えない物体だ。
結果だけが、目に見える形として認識される。
目に見えない「想い」を、どれだけ信じられるか。
その想いを、どれだけ強く持ち続けれらるか。
彼にもわかって欲しい、仕事の真実だ。
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