今年の“バレンタイン”売場
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
バレンタイン売場が出来上がった。
今年のバレンタイン売場の作られ方は、昨年より増して進化?した。
どこが?
完成までに、5人の手が入っているから。
まず、バイヤーが全社の基本数量を決定する。
次に、チーフと私で場所と時期の決定。
そこから、副店長が、現状売場を整理し、場所の確保。
そして、私が、平台を用意し、腰幕を巻き、器(うつわ)を設置。
最後は、なんと、レジ担当者が、品出し。
そして、完成。
最後の、レジ担当者の売場造りは、誰も予想しなかった。
私が設置した器(うつわ)を見て、いてもたっても居られなかったのだろう。
自ら台車を運んできて、並べ始めた。サービスカウンター業務と平行して。
私は、仕事とは、一番その事に興味をもって熱意を持って取り組める人間が
やるべきだと思っている。
仕事をする上で、組織があり、そこに人という役割が張り付き、業務遂行される。
それは、基本だ。その仕組みがあるから、ルーティン業務が粛々と遂行される。
しかし、時として、その役割以上に熱意をもった人間が、その役割をこなすことが
ある。
今回が、その良い例だと思う。
バレンタインの器(うつわ)までは、出来上がった。
「誰が、最後の商品の品出しをするのか?。」
私も、副店長も、グロサリーチーフ、担当者も男性。
チョコレートを買って、贈る立場ではない。だから、分からない。
年頃の若いレジ担当者が、バレンタインに関しては、一番熱意がある。
販売者であると同時に、購買者でもあるから。
元来、商売の源泉とは、
販売者=購買者 の構図が一番強い。
生産、仕入れ、販売で商売が完結するが、その全てに“当事者”となることが
一番強い構図となる。
組織が高度化し、役割が分かれると、それを役割としてこなすのか、
当事者として、“熱意”をもってこなすのかでは、最終の売切るまでに
雲泥の差がでてくるもの。
その構図が、今年は従来以上に、高い能力で結集できた。
そんなときは、結果が必ず出るもの。
いろいろな人間の「手」が入った売場に関しては、以前のブログ
「計画の進化」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-4631.htmlでも記した。
どんどん枝葉が広がる売場。
そこに、ひとりひとりの想いが重なるほど、お客様に響く「何か」が、宿る。
私は、そう、信じている。
| 固定リンク
「店長の仕事」カテゴリの記事
- CEO兼店長(2022.08.10)
- 報告書の作成(2022.07.05)
- 自店を正しく理解する(2022.07.29)
- お盆商戦を考察する(2022.07.28)
コメント