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2009年1月12日 (月)

庭の花芽に思う

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


寒さも真っ只中だというのに、庭の鉢植えの植物には、もう「花芽」が出ている。

 今年5月に咲く予定の「藤」の枝にも、花芽がついていた。
 女房が私に教えてくれたのだが、私はまったく気がつかなかった。

 それでも庭の木々は、一番厳しい季節にも関わらず、着々と内部で成長を
 続けていたのだ。

  これが、この世の法則なのだろう。

 世間一般からは、一番厳しい時期、一番厳しい状況に映るが、
 内部的には、着々と、時期世代へ向けて、成長をし続けているのだ。

 私は、この光景を見て、極当たり前の事ではあるが、改めて気付いてみると、
 今の自分の状況や、今後の身の回りの状況とダブらせてしまい、
 この世に育つ「生命」の、なんともしたたかな “力強さ” を感じた。

 我々は、本当に、この植物と比べることの出来る生命力を有しているのか?。
        本当に、この植物と比べることの出来る精神力を有しているのか?。

  これらの植物に、精神というものがあるとすれば、
  余程、彼らの精神力の方が、強いのではないか?

 同じ状況で、逆境に遭遇したとき、人間の心は、そこまで強くはなれない。
 
  人間とは、基本的に、臆病な存在なのだと思う。

 その、臆病な存在が幸いして、協力し合い、知恵を出し合い、成長してきた。
 協力し合って、お互いに励ましあい、知恵を出し合ってこその「人」なのだ。

  お互いに、孤立した精神力では、自然には勝てない。

 だから、人は、組織を作るのである。
 その組織の中で、自らの精神力を養い、確かめ合い、認め合えるのだ。

 そうやって、人は、人の中で、人によって、強め合っていけるのだ。
 これは、以前のブログ「人の成長とは」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-9447.htmlでも記した内容である。

 だから人は、人の中でもまれた人間だけが、成長していけるのだ。

 そんな事を考えながら、庭の花芽を眺め、
  いつの間にか、「春」の訪れを感じていたのです。

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