庭の花芽に思う
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
寒さも真っ只中だというのに、庭の鉢植えの植物には、もう「花芽」が出ている。
今年5月に咲く予定の「藤」の枝にも、花芽がついていた。
女房が私に教えてくれたのだが、私はまったく気がつかなかった。
それでも庭の木々は、一番厳しい季節にも関わらず、着々と内部で成長を
続けていたのだ。
これが、この世の法則なのだろう。
世間一般からは、一番厳しい時期、一番厳しい状況に映るが、
内部的には、着々と、時期世代へ向けて、成長をし続けているのだ。
私は、この光景を見て、極当たり前の事ではあるが、改めて気付いてみると、
今の自分の状況や、今後の身の回りの状況とダブらせてしまい、
この世に育つ「生命」の、なんともしたたかな “力強さ” を感じた。
我々は、本当に、この植物と比べることの出来る生命力を有しているのか?。
本当に、この植物と比べることの出来る精神力を有しているのか?。
これらの植物に、精神というものがあるとすれば、
余程、彼らの精神力の方が、強いのではないか?
同じ状況で、逆境に遭遇したとき、人間の心は、そこまで強くはなれない。
人間とは、基本的に、臆病な存在なのだと思う。
その、臆病な存在が幸いして、協力し合い、知恵を出し合い、成長してきた。
協力し合って、お互いに励ましあい、知恵を出し合ってこその「人」なのだ。
お互いに、孤立した精神力では、自然には勝てない。
だから、人は、組織を作るのである。
その組織の中で、自らの精神力を養い、確かめ合い、認め合えるのだ。
そうやって、人は、人の中で、人によって、強め合っていけるのだ。
これは、以前のブログ「人の成長とは」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-9447.htmlでも記した内容である。
だから人は、人の中でもまれた人間だけが、成長していけるのだ。
そんな事を考えながら、庭の花芽を眺め、
いつの間にか、「春」の訪れを感じていたのです。
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