仕事の流儀からⅤ
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨日の、NHKの「仕事の流儀」は、新聞のタイトルを見た瞬間から留守録を決めた。
「まぐろのカリスマ登場 築地の仲買人の舞台裏」と題していた。
久しぶりに、“血”が騒いだ。
休日の本日、妻といっしょに見ていたが、やはり学ぶものは多かった。
まぐろ仲買人 藤田浩毅(45歳)
東京の名だたる寿司職人が、こぞってまぐろの仕入れを任せる仲買人だ。
まず、まぐろを見ている「目」と、それ以外の場面での「目」が違う。
そして、その「目」のまわりに集まる職人達の「目」もまた違っていた。
彼が、まぐろを仕入れる基準。
それは、産地でもなく、海域でもなく、まわりの評価でもない。
それは、自らの五感を信じて感じる「味」だ。
そして、誰も評価しないまぐろを、自ら信じた評価で値段をつける。
本物を提供してくれる「産地」を守るためだ。
この仲買人の姿を見ていて、
「商売は信用が第一。」
という基本中の基本を改めて、気付かせてくれた。
自信を持って勧められる「まぐろ」の入荷が無い。
お客様(寿司職人)が来ても、まぐろが無いといって断る。
お客様(寿司職人)は、味が変わるからと言って、他でも買わずに帰る。
まぐろに関しては、この男に、全てを任せる。
この信頼は、どこから来るのか?。
“迷わない”。 意地でもやり通す、信念。
まぐろの仲買をするだけの資金を稼ぐために、一日20時間働く過去の映像に
アナウンサーが質問した。
「一日20時間働いて、やめたいと思いませんでしたか?。」
彼は、サラリと言ってのけた。
「全然思いませんでした。自分で本まぐろを扱うと“決めましたからね”。
本まぐろは、そう簡単に扱えるものじゃないですからね(笑)。」
自分で決めたこと。そう簡単な事ではない。
その“覚悟”を持つ。
彼の顔を見ていると、覚悟を決めた男の、すがすがしさが出ている。
本当に“すっきりした”「顔」をしている。
何の迷いも、顔に出ていない。
こんな、迷いのない表情で、仕事をし続けたい。
普段の自分は、どんな表情で仕事をしているのだろうか?。
部下に、不安や迷いを与えていないだろうか?。
信念を持って仕事をすることの“憧れ”を与えているだろうか?。
また、明日へのモチベーションが高まってきた。
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コメント
KOZOさん、コメントありがとうございます。
テレビでの、プロフェッショナルのあんな姿を見ると、自分がちっぽけに感じますね。
ほんとうに、“まだまだ、もっともっと”なんだなと感じます。
お互いに、店長としての腕を磨きましょう。
また、コメントください。
投稿: てっちゃん | 2009年1月23日 (金) 00時10分
私も見ました。昨日の商人伝道師のブログでもプロフェッショナルの登場人物に書かれていましたね。やはり、一流というか文字通りプロフェッショナルと呼ばれている人たちは目標と目的がハッキリしていて、軸にぶれがありませんね。私もまだまだ、もっともっとの精神でがんばります。
投稿: kozo | 2009年1月22日 (木) 20時03分