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2008年12月14日 (日)

黒磯エリアMR

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


黒磯エリア。
 昔から、那須の御用邸として又、別荘地として発展してきた黒磯エリア。
 地元資本の中小スーパーと、リージョナルチェーン2社が戦っている。

 特に、地域スーパー「O社」と、リージョナル「T社」は、ほぼ隣同士。
 狭くは無い黒磯エリアで、なぜこんな立地に出店してしまうのか?。分からない。

まずは、地元資本の「I社」。
 
 板室温泉に向かって、かなり上ったところに位置している。
 写真の通り、店頭販売がメインの商売である。

 果実と野菜で商売が成り立つほど集客している。
 魅力は「価格」。
 他を、圧倒している。これが青果商、という商売だ。
 
 この商売は、チェーンストアに明らかに対抗した、
 長年の感と経験が物を言う商売である。
 青果以外には、買えるものは少ない。バランスは悪い。

次に「T社」。

 リージョナルの「T社」は、後述の地域スーパー「O社」と隣同士の戦いだ。
 「T社」らしく、徹底した統一性と均一化された売場、商品、レイアウト。
 しかし、ギラギラした売り込みの意欲が伝わってこない。
 マネジメントレベルは決して低くはないのだが、心も惹かれない。
 泥臭さも少なく、陳列ラインにまっすぐに乱れること無く商品展開されている。

 氏家エリアや足利エリアの「T社」のような、集客力も少なかった。
 やはり、青果の魅力だと思われる。

隣の「O社」。

 地域スーパーの「O社」は、上記「T社」の隣に立地。
 リージョナル「T社」よりも、ワングレードアップの雰囲気とレイアウト。
 意識して、果実トップを「いちご」で展開しているのだろう。
 また、野菜のサラダや、セット物もスペース拡大し強化しているようだ。

 しかし、目の前のお客様を向いていない。
 地域のお客様の正面を向いた、ストライクゾーンを外さない商売。
 「T社」のような実直さがほしい。見てくれはいい売場だが。

最後は「Y社」。

 好立地(駅前)にも助けられているが、集客に応じたボリュームを出している。
 更に、青果の品揃えと展開から、お客様の心をとらえたレイアウトと展開だ。

 鮮魚は、まぐろの品揃えで圧倒し、精肉も牛肉のSKUの造り方がうまい。
 惣菜は、Y社自慢のテナントが強力に展開しており、レジを挟んだ向かい側で
 酒、衣料、雑貨が展開されている。

 ひとり勝ちといったところだ。
 Y社は、グロサリーは安定しておりエンド展開は秀逸そのもの。
 以前は強力だった生鮮が取り戻してくれば、やはり強い。

 そして、その強さが、確実に戻ってきている。
 売りは落ちているのだろうが、相変わらず、強い。
 いつ行っても、安心して買い物ができる、強みがある。

PS
 右上のアルバムhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kuroisomr/に「黒磯エリア」を載せました。どうぞ。 

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