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2008年12月15日 (月)

私の“武器”

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしてる「てっちゃん」です。


お店の店長として、お客様と格闘し、競合店と戦う。

 当然、“武器” がいる。
 その武器が、常に磨かれ、切れ味鋭く、いざと言うとき、役に立つかどうか。

  もちろん、その武器は、“部下達” だ。

 そのように書くと、さも、部下が店長の単なる道具にすぎないのか?、
 ということだが、そういうことでは、決して無い。

  しかし、そう思っている店長も、いるかも知れない。
  そういう店長は、常に完成された武器を求める。
  磨かれ、研ぎ澄まされ、即戦力の武器を常に求める。

  企業の命運を握る戦いとなるであろう店舗には、そのような配属も有り得るが、
  その他90%のお店に関しては、“武器を磨く”ということに時間を取られる。

 戦うために、お店としての戦力を調整し、バランスのよいお店に仕上げながら、
 個人別にも、個人の強弱を補強し、個人の成功を支援していく。

  やはり、店長として、上記二つを両立させながら、店舗運営をしていくことが
  店長にとって一番もどかしく、むずかしく、いらだたしいことである。

私は、常に、現状の戦力を受け入れるところから始める。

 どんなに嘆いても、わめいても、叫んでも、この現実を早急には変えられない。
 縁あっての人事異動。新たな人材を受け入れたら、それがその現実だ。

 一ヶ月もいっしょに仕事をすると、個人の強弱が見えてくる。
 一番の近道は、長所を更に伸ばしてあげること。

 それには、相手の“言葉”を理解するしかない。
 
  「相手の言葉」 それは、「相手の視点」だ。
  現実を、どう、見ているのか?。
  
  一つの物体でも、見方によっては、まったくの別物に見える。
  部下が、どの視点から、何を見ているのか?。
  これを、知ることだ。

  そうすると、部下の行動が見えてくる。
  何を基準に、何をしようとしているのか。
  そして、その成果を、評価してやること。

  次に、別の視点も見せてやること。
  質問や投げかけにより、“気付き”、を引き出すこと。
  コーティングの技術だ。
  そうやって、ひとつの物体の真実が見えてくる。

  そうして、ひとつの課題に対して、精度の高い対応力を身に付ける。
  こうして、店長の下で、部下は磨かれていく。
  更に、店長に磨かれることにより、店長も部下の能力がわかり、
  ここぞ、のときに安心して、使える部下へと成長していくのである。
  部下も、店長に鍛えられ、店長との、あうんの呼吸から、期待に応える。
   
   これが、「信頼関係」だ。

  そうして、店長は部下全員の戦闘能力をつかんでいく。
  そして、私は、その戦闘能力から、どの武器で、どんな戦いを臨むか?
  これを常に念頭に置きながら、競合店との戦いやお客様との格闘をする。

   だから、毎年戦い方が、変わる。

  それは、毎年、部下が変わるから。
  磨かれた武器の組合せで、その年、その時期の一番強い体制を整える。
  そして、その戦いから、更に、一人一人を磨いていく。

それは?、

  常に、人事異動は付きまとうから。
  お店の戦闘能力は、一定ではないのだ。常に変化しているもの。

   前年に“武器”だった部門が、翌年に“武器”でなくなる可能性もある。

  しかし、そろそろ、その手法も限界がきている。

なぜか?

  チーフや、担当者の社員が代われば、また新たな磨き込みの連続が、
  結果として、お店の力になっていない、ということだ。

 そろそろ、お店の最先端を支えている「パートさん」へ着手していく時期だ。
  
  パートさんを磨いていく。

 そこに着手し、浸透している企業は、強い。崩れない。
 次年度からは、私の武器に、パートさんを取り込んでいく。
 これが、「私の武器」に対する、考え方だ。

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