クリスマスを終えて
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
約一ヶ月間設置し続けてきた「クリスマス媒体」を外しながら思った。
「クリスマス媒体よ、一ヶ月間ありがとう。来年もよろしく。」
お店の売上金額からいったら圧倒的に年末だが、お店での打ち出しや媒体
関連の飾りつけの期間からいったら、年末の一週間に比べ、一ヶ月以上も
お店を彩るクリスマス期間のほうに、情が移ってしまうものだ。
今年は、新たなる競合も出現し、クリスマスの商売も各社いろいろだった。
それは、各社の各年の年末商戦の反省と、今年の時勢からの動向からだろう。
新規競合店は、21日からクリスマス商戦の売場に変更していたが、生鮮商材は
24日のみ最大ピークで展開。その前後はボリュームを落として守りの姿勢。
結果、24日ピーク時に集客できず、商品ロスも大きかったろう。
従来からの競合店は、店長も替わり、先月からクリスマス商戦を睨んだ飾りつけ、
そして、19日から早々とクリスマス展開を実施。生鮮含めての大掛かりな展開だ
った。
結果、23日からの集客あり、24日は新規競合店以上の賑わいを見せた。
しかし、19日~22日のロスは増大。
店長との会話から、「イベントに強くなりたい。」という流れは作れた、と。
そして、私は。
私は、クリスマスは2日間主義だ。
23日から展開する生鮮品は、程度にもよるが、ロスは覚悟。
しかし、24日の最大ピークには、絶対に売り逃さない。チャンスロス排除だ。
部下にいつも言っている言葉。
「年間で、24日と31日だけは、ロスを出せ。悔しかったら出してみろ。」
何が、正解なのか?
答えは、無い。
いや、ブログ仲間(失礼!ブログの先輩)の海老名さん風に言うと、
「答えは無限にある。どの答えを自ら選択するか。」http://blog.goo.ne.jp/m-ebina_2004/e/e2ed7a51e1d1d64e6c074ee707a3974eだ。
期間の少ないイベントに向けて、普段を犠牲にするのか
普段を大切にして、イベント対応を犠牲にするのか。
時間をかけて、両方大切にしていくのか。
答えは “無限” にある。
店長として、何を選択するのか?、だ。
いずれにしても大切なのは、選択したら、お店として意思統一して動くことだ。
部門毎に本部指示にしたがってバラバラの展開をしたら、お客様が困だけだ。
そして、その意思統一された売場をイベント毎に毎年繰り返していくから、
その蓄積により、そのタイミングで、お客様が来店される。
結果、お客さまの信頼関係により、
ジャストインタイムなイベント対応が可能となる。
今回のクリスマスは、計4店舗の競合店をMRした。
そして、上記の通り、各社各様のクリスマスへの取り組みだった。
しかし、どこの競合店も、しっかり考えれた売場造りを実現している。
違いは生鮮。ここでの考え方は、各社各様、色の違いがはっきり出ていた。
上記の通り、19日から生鮮まで含めて徹底した売場を造っていくのか、
あくまでも、普段を大切にして、24日のジャストインな部分で徹底するのか、
その中間を取っていくのか。
そして、その結果として、何を残そうとしているのか?。
いずれにせよ、売上という結果はすぐに残るから、分かりやすいが、
利益は後日に、遅れて表面化する。
その遅れて表面化する利益に向けて、仮説検証しない限り、
我々の商売人としての技術は改善されないし、能力も向上しない。
そして、我々は、お客様からの報酬からも見放される、ということだ。
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コメント
KEINさん、コメントありがとうございます。
>刺身と寿司がだだ残りの惨敗でした。
私のお店とまったく同じ傾向ですね。
今年のクリスマスでの生寿司の動きは厳しかった。
これも、普段から動きが鈍っていたのが兆候だったのですね。そこから、今年の計画を軌道修正させられなかった判断ミスが悔やまれます。この反省を年末に活かしたいですね。
投稿: てっちゃん | 2008年12月28日 (日) 00時45分
今年のクリスマスは、グロサリーやデイリーの商品は順調に消化できました。精肉の骨付きモモ肉は足りず、惣菜のモモローストも好調でした!しかし刺身と寿司がだだ残りの惨敗でした(:_;)トータルでは前年割れで、ラスト二日間がどうなりますやら
投稿: KEIN | 2008年12月27日 (土) 12時57分