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2008年12月29日 (月)

年末商戦を迎えて

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログ「クリスマスを終えて」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-5ef2.htmlを記したが、クリスマスを終えると、
 その流れで「年末商戦」が始まるわけだ。

 そして、競合店をMRし、参考にし、どんな商売をしていこうとしているのかを
 確認する。

  そして、今回も大いなる発見があった。

 新規競合店の年末の展開。

  27日の展開で、すでに生鮮も含めて、完全に「年末商戦」のど真ん中の展開。
  私なら、鮮魚、精肉は30日からの二日間だけだ。
  これも、上記ブログ「クリスマスを終えて」に記したが、イベントは2日間主義だ
  から。

  そして、この競合店に関しては、相当に「年末」に力を入れたイベント対応を
  してくる、ということを学んだ。

  更に、新店初年度。お客様の一年間の暮らしを知るという意味でも、当然の
  仕掛けだ。

  但し、それに引き換え、失うものも多大だ。
   
   それは、多くの利益だ。ロスと言う名の、多大な利益を失いながら得ていく事
   を「覚悟」しなくてはならない。

 従来の競合店も大きな挑戦をしてきた。

  青果のトップ平台で、年末商材の展開だ。
  青果の年末商材といえば、おせち用「煮物」商材。
  当然、野菜である。

  そう、この競合店は、「青果」の第一平台を「野菜」から展開してきた。
  本部の青果スタッフなら絶対に許さない仕掛けだろう。
  しかし、同じ店長として、一度はチャレンジしたい年末の展開でもある。

  以前に私は、ここの店長との飲み会のおりに、こう言ったのを覚えている。
   「店長、わたしなら、ここの青果のトップは“野菜”で仕掛けますね。」
   と。

   まさか、このタイミングで仕掛けてくるとは?。

  しかし私は、このチャレンジ精神に拍手を送りたい。
  誰が、どう思おうと勝手だ。
  評価するのは、お客様なのだから。

  そして、このような挑戦は、お店の店長という立場の人間でしか実現出来ない
  ことがらなのだ。

 更に、5K先の競合店の店長が、私のお店にMRに来た。

  今年から新任の店長として赴任した彼は、初の年末商戦の経験として、
  右も左も分からない状態だ言う。
  
   誠実な人柄だ。

  そして、そのような素直な人間に、人は集まるものだ。
  彼を見ていると、競合店の私でさえも “何とかしてあげたくなる”。

   私もかってはそうだった。

  本当に、このおせち材料の「なると」「かまぼこ」が売れるのだろうか?。
  本当に、この「鏡餅」がなくなるのだろうか?。
  本当に、このしめ縄飾りが、売り切れるのだろうか?。
  本当に、この酢だこが、消化できるのだろうか?。

  各部門の年末商材の在庫と前半の動きから大きな不安に突き落とされる。
  そして、どのタイミングから、どんな動き、買われ方によって、在庫一掃される
  のか、まざまざと見せ付けられる。

   そうして、店長として、成長していくのだ。
   そうして、イベント時に、冷静な指示が出せるのだ。

 このように、私のお店も含めて、4店4様の年末模様が繰り広げられる。
 そして、何をつかみ、何を得て、自らと店舗を成長に導くのか。
 
  それは、来年早々に、店長懇親会にて、交わしたい。
 

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