“和”の心
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
西洋文化と東洋文化、よく比較される対象である。
日本は、当然、東洋文化として属しているが、本当にそうなのだろうか?
中国や韓国、その他インドなどとは明らかに違う文化を営んでいると思う。
成り立ちとしては、東洋文化に所属するのだろう。
西洋文化とは、
北方民族として、狩猟を生きる術として磨き、厳しい自然と闘いながら動物を
食し生きてきた。常に、環境は変化し、部族間闘争も日常茶飯事。
彼らの発想は、「武器」「戦力」「獲得」。
一方、温暖な地域で、農耕民族として自然と同化して生きてきた我々の祖先は、
争うことよりも、まとまって「農作物」を栽培し、ともに分け合って生きてきた。
我々の発想は、「道具」「協力」「育成」。
我々は、このDNAを、数千年もすり込まれ続けてきた。
自然と同化して、育てる文化。これが、我々の価値観なのだ。
自然とは、あるがまま。水の流れのような素直で着実な動き。
その中で、共に成長し、育成され、恵み合う。
“和” の心 である。
日本人の“組織”の概念には、常に、“和” の価値観が優先される。
和の精神を築いているのは、
「徳」の心、「恵」の心、「情」の心、「義」の心。
その精神の下に、人は集うのである。
そこには、戦略や成果は無い。
あるのは、忠義と連帯だけだ。
オリンピックで、日本人が、団体戦にやたら力を発揮するのは、その為だ。
個人より、団体。
私心より連帯。
“和” をもって貴しとす。
昔から受け継がれる、日本人の“和”の心。
以前のブログ「心のあるべき姿」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_298f.htmlや「マネジメントの本質」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_066f.htmlでも記してきたが、
人間、とりわけ、日本人の“和”の心を揺さぶる「言霊」を絞り出さない限り、
日本人の、組織は動かないのである。
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