ホットケーキミックスの関連販売
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近、やたら「ホットケーキミックス」が売れている。
グロサリーチーフに聞いた。
「なぜだ?。」
彼は言った。
「えっ、だって、以前なにかのテレビでやってましたよ。それに、うちは牛乳の日
とかやってるじゃないですか。結構、ホットケーキ作ってるんじゃないですか?」
独身のグロサリーチーフに言われてしまった!?。
昼食時に、一緒にいたレジのパートさんや、グロサリーのパートさんと、
「ホットケーキミックス」の話題になった。
「ホットケーキは結構作りますよ。牛乳の量販時に“ホットケーキミックス”や
“バター”、“メイプルシロップ”が陳列されていると嬉しいですね。」
なるほど。
「店長、旦那もまっすぐ家に帰ってくるし、家族団欒が増えていますよ。だから、
家族で囲む鍋や、手作りのケーキなど、最近は主婦の腕の振りどこですよ。」
なるほど、なるほど!。
近くで食事をしていた、グロサリーチーフに指示を出した。
「来週は、牛乳と関連で、まずは、ホットケーキミックスを量販するぞ!。」
「えっ、もう、エンドの脇に箱ごと出してますよ!。」
「えっ、あっ、そうだったな!?。」
「よしっ、じゃぁ~、牛乳と一緒に関連陳列だぁ~。」
「はいっ、わかりました!。」
毎週一度の牛乳の日、この日だけで牛乳単品で2000本売る。
平台展開する牛乳の上に陳列台を設け、ホットケーキミックスを陳列した。
ただ関連にて陳列しただけで、ホットケーキミックスを50袋販売した。
この牛乳を買うお客様の25人に一人がホットケーキミックスを買っている。
平常で、一日、8袋程度だから、相当な関連の効果である。
更に、加工食品の中でも、「粉類」は値入が高い。
この、ホットケーキミックスも、値入30%近く入る。
売れば売るほど、利益ミックスが高まる。
私は、関連販売の最大のポイントは、“荒利ミックス” だと考えている。
お客様を加工食品の定番まで引き込もうと、関連販売を否定する考えもある。
しかし、私は、そうは思わない。
買い物に時間をかけさせないことが、豊かな暮らしの提案。
買い物の時間短縮から、その時間で豊かさを満喫してほしい。
一家団欒という、何物にも換えがたい時間をエンジョイしてほしい。
だから、定番へ行かずとも、あって便利な関連を提案していく。
お店にとっても、それが粗利ミックスに結びつくのだから。
そして、次週は更に関連の強化にて、お客様に便利さを提案していく。
PS 右上のアルバムに、「小山SC戦争」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/oyamasc/を載せました。よろしければどうぞ。
詳細は一昨日のブログhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-8742.htmlにて。
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