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2008年11月18日 (火)

ホットケーキミックスの関連販売

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、やたら「ホットケーキミックス」が売れている。

 グロサリーチーフに聞いた。
  「なぜだ?。」

 彼は言った。
  「えっ、だって、以前なにかのテレビでやってましたよ。それに、うちは牛乳の日
   とかやってるじゃないですか。結構、ホットケーキ作ってるんじゃないですか?」

  独身のグロサリーチーフに言われてしまった!?。

 昼食時に、一緒にいたレジのパートさんや、グロサリーのパートさんと、
 「ホットケーキミックス」の話題になった。

  「ホットケーキは結構作りますよ。牛乳の量販時に“ホットケーキミックス”や
   “バター”、“メイプルシロップ”が陳列されていると嬉しいですね。」

   なるほど。

  「店長、旦那もまっすぐ家に帰ってくるし、家族団欒が増えていますよ。だから、
   家族で囲む鍋や、手作りのケーキなど、最近は主婦の腕の振りどこですよ。」

   なるほど、なるほど!。

 近くで食事をしていた、グロサリーチーフに指示を出した。

  「来週は、牛乳と関連で、まずは、ホットケーキミックスを量販するぞ!。」
   「えっ、もう、エンドの脇に箱ごと出してますよ!。」

  「えっ、あっ、そうだったな!?。」

  「よしっ、じゃぁ~、牛乳と一緒に関連陳列だぁ~。」
   「はいっ、わかりました!。」

 毎週一度の牛乳の日、この日だけで牛乳単品で2000本売る。
  平台展開する牛乳の上に陳列台を設け、ホットケーキミックスを陳列した。

 ただ関連にて陳列しただけで、ホットケーキミックスを50袋販売した。
 この牛乳を買うお客様の25人に一人がホットケーキミックスを買っている。

  平常で、一日、8袋程度だから、相当な関連の効果である。

 更に、加工食品の中でも、「粉類」は値入が高い。
 この、ホットケーキミックスも、値入30%近く入る。
 売れば売るほど、利益ミックスが高まる。

  私は、関連販売の最大のポイントは、“荒利ミックス” だと考えている。

 お客様を加工食品の定番まで引き込もうと、関連販売を否定する考えもある。
 
  しかし、私は、そうは思わない。

 買い物に時間をかけさせないことが、豊かな暮らしの提案。
 買い物の時間短縮から、その時間で豊かさを満喫してほしい。
 一家団欒という、何物にも換えがたい時間をエンジョイしてほしい。

  だから、定番へ行かずとも、あって便利な関連を提案していく。
  お店にとっても、それが粗利ミックスに結びつくのだから。

 そして、次週は更に関連の強化にて、お客様に便利さを提案していく。

PS 右上のアルバムに、「小山SC戦争」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/oyamasc/を載せました。よろしければどうぞ。
   詳細は一昨日のブログhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-8742.htmlにて。



 

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