組織強化Ⅳ
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ある担当者が私のお店に転勤してきた。
訳あり、である。
あるお店の、ある部門で使えなかった人材だ。
それ以前に、人事部長から連絡が入った。
「そういう訳で、そちらに、そういう人材が赴任するので、よろしく。」
その担当者の赴任元のお店からは、いろいろな情報がチーフに入ってくる。
「店長、どのように教育すればいいのでしょうか?。」
以外に、現場では、このような状況は多いのではないか?。
私は、このような状況において、ある着眼点で、その人材を見ることにしている。
「この人材は、組織強化に役立つか?」
決して、その人材を試したり、弾(たま)として利用するつもりでもない。
会社として、その人材を手放さず、他部門で使用しようとするには、何かがある。
それが、何なのか?。 なにか、その人材に長所があるハズ。
そう、考えた場合、その人材の長所を利用して、“組織強化”を図れないか?。
以前のブログ「組織強化」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_d3da.htmlを記した。
ハンディのある人材が部門にいることにより、組織強化が図れる。
過去の事例からも、その事は明らか。
私は、人事部長から連絡が入った段階で、配属部門の組織強化を意識した。
そして、配属部門のチーフに言った。
「彼には多くを期待するな。期待すれば、こちらの負担が大きくなる。」
「彼には、明るく元気に仕事をしてもらうことだけ考えろ。」
能力があっても、発揮しない人材は、いらない。
能力がなくても、がんばろうとする人材がほしい。
そして、そんな人材は、必ず、組織の中で、いい働きをしてくれる。
赴任初日に、私は、彼と面接した。
「従来の部門から変更になるが、心機一転、気持ちを切り替えること。」
「先輩社員や、パートさんの話を良く聞き、3年間は黙って仕事をすること。」
「明るく元気に、相手の目を見て人と接することを一番意識すること。」
彼は、初めは、私と目を合わせることが出来なかったが、
その話しをし始めてから、私の目を弱々しくながらも、しっかり見つめて聞ける
ようになってきた。
“よし、なんとか、なる!”
彼の今後が、楽しみである。
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