成長原則 私の流儀
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
“商いは、飽きない”
よく言われる、商売の真実。
私は、これが、なかなか理解出来なかった。
鮮魚チーフ昇格後、20歳台半ばから、30歳台前半は、天下無敵だった。
世の中は、自分中心にまわり、矢でも鉄砲でも飛んで来い。
店長、副店長もなんのその、やれるもんならやってみろ!。
やたら威勢が良かった。
それだけ、世の中、とりわけ、この商売の世界が見えていなかった。
あまり、上司から、「ああせい、こうせい」、と売場に関しての指導も無かった。
それでも、業績だけは、良かった。
そういう時代だった。
会社自体も勢いがあったし、従業員にも時間にとらわれない意欲があった。
とにかく、売場に商品を出すことだけを考えていた。
売場造りの為の、「オペレーション」の習得である。
そして、転勤を重ね、いろいろなお店を経験する。
売れないお店を経験して初めて、売場造りや、商品を考える。
販売計画を考え、製造パック数を考え、旬の展開とマックス量販をトライする。
数値責任者としての、「業績達成の為の成功体験」の習得である。
更に、職位を上げ、部門の上位から各部門を見るようになる。
部門の当事者から目線が変わり、お客様の目線で売場が見れるようになる。
現場のバックヤードから、お客様の食卓へ発想が切り替わる。
短期の業績から、「長期成長し続ける為の商売」が見えてくる。
商売が見えてくる。
まだまだ、先は長いのだろうが。ここまで来るのに、20年かかった。
歴史を繰り返すことにより、「勝ち、負け」が見えてきた。
以前のブログ「勝ち、負け、私の流儀」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-c28b.htmlにも記したが、瞬間的な勝利の意味と
長期的な勝利とは別物であり、
“長い人生での長期成長が勝利の真実” に気がついた。
短期的勝利から得られるメリットよりも、
短期的敗北から得られるメリットのほうが、
長期成長と勝利を得るのには、大切なことも学んできた。
敗北とは、当初立てた“戦略”が成り立たなくなった段階で、
自ら判断決定するもの。
勝利とは、戦略の建て直しの繰り返し(失敗)から、
長期成長が維持され、仕組みとして、確立されたこと。
この世界に入り込んで、25年。
ようやく、おぼろげながら、こんなことなのか?、と思えてきた。
PS
昨日のブログで「宇都宮“細谷戦争”」を記しています。
右上のアルバムhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/hosoyasennsou/でどうぞ
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