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2008年11月 4日 (火)

職場は一将の影

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


古本屋で買いこんだ本の中に、

 中川政雄 著。  「人は化ける! 組織も化ける!」(PHP研究所) があった。

 別に、意識して買ったわけではなかったが、読んでみて、共感できた。
 元信金の役員だった著者が語る、リーダー論だ。

 信金入社後、エレベーターの上がり下がりの人事異動を経験しながら、
 支店長としての部下との関わり、地域の中小企業の社長との関わりと通して、
 掴んだリーダー論。

  それが、「人は化ける、組織も化ける」。

 その通りだと、思う。

  彼は、28歳で全国最年少の信金支店長となった。

 理事長から訓示を受け、「職場は一将の影」との言葉を頂いた。
 その言葉の意味が、ようやく20年経って、理解できたという。

 43歳の厄明けから、もっとみんなと「一緒にやろやないか」と考えるようになり、
 そのころから、行く支店で皆の協力を得、部下との信頼関係が結ばれた。

 物事を見る視点も、前から見るだけではなく、横からも、後からも見られるように
 なり、仕事が出来ないといわれている社員にも、余裕を持った気持ちで接するこ
 とが出来るようになった。

  気がつくと、以前と比べて、大きく変わった“自分”がいた。

 「職場は一将の影」。

  以前、理事長が訓示で自分に送ってくれた、言葉の意味が理解できた。

 この本を読んでいると、信金の支店長と食品スーパーの店長との違いはあるが、
 まさに、拠点の長としての、「覚悟」が全編を通して伝わってくる。

 われわれ食品スーパーにも、企業規模、店舗規模さまざまに存在するが、どの
 お店にも、基本的に店長が存在する。

 従業員数百人を超える店舗から、数名の店舗までさまざまだ。

  しかし、部下が店長を見る“目”は、同じ。

 しっかり、その店舗のトップの一挙手一投足を見ている。
 その部下達に、どうのような“姿勢”で臨むのか?

 上司にはいくらでも、ウソをつける、誤魔化せる。
 しかし、自分の部下には、ウソはつけない。
 
  ついても、見破られる。

 それだけ、自分の背中は、もろいもの。うそをつけないもの。
 だから、“覚悟”するしかないのである。
 
  潔く、正しく、正面から取り組む姿勢を貫く「覚悟」。

 
 それにしても、最近は、古本屋でいろいろな本が手軽に読める。
 以前だったら、1500円以上出さなければ読めない本が、いまや300円以下。

 私のプロフィールhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/about.htmlにも記して
 ありますが、40歳を越して、ますます本を読む時間が増えました。

 私も、上記の著者の中川さんのように、40歳を越してから、「人と組織は化ける」
 ことが、ようやくわかりつつあるかな?、といったところです。 

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