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2008年11月10日 (月)

精肉チーフの部下教育

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


精肉部門のオペレーションが、急激に改善されてきた。
 
 ベテランパートさんの相次ぐ退職にて、危機的状況だったが、新規パートさん
 の採用と、チーフのオペレーション改善の継続が功を奏してきた。

  更に、新入社員の成長も大きい。
 
 彼は、「新入社員の配属」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_7c10.htmlでも記した、精肉の新入社員だ。
 彼も、ようやく物になりつつある。

 そして、精肉チーフのシフト造りも、部下育成を主眼においたものに切り替わって
 きた。

  チーフ、サブチーフ抜きで、朝の立上げをさせ、チーフ、サブチーフ出社を遅番
  の作業割当表に切り替えて、3年目以下の担当者を鍛えている。

 私も、精肉チーフに対し、従来の「品揃え重視」「差別化重視」「和牛志向」の要求
 から、現状を踏まえて「簡略化重視」「教育重視」「本部主導」へ切り替えている。

 その方針転換もあり、本部とお店の意志統一が、チーフの物事への判断力の
 スピードを加速させているのも確かだ。

 部門チーフにとって、商品部からくる情報と店長の言っていることに統一性が
 あると、行動にスピードがつくものだ。

  そういう意味では、スピードとは、意思統一と同義語と言える。

 更に、今回異動してきた、女性の担当者が活躍している。

  彼女は、お腹に子供がいる。
  妊娠しているのだ。

 よって、今年の12月までの条件だ。
 3年目の彼女がしっかり、チーフ陣と新人のつなぎ役をしている。

  そのような状況の中で、精肉チーフは、今が教育時と心得ているのだろう。

 精肉の部門特性から言っても、販売計画がしっかり作成されていれば、
 朝の立上げの作業自体は、人員さえしっかり揃っていれば、問題ない。

 個人の役割を踏まえ、作業後半の微調整を、誰が、どのタイミングで実施
 するかだ。それを、3年目の女性担当者がこなしている、と言う事だ。

  さすがに、この業界を目指して入社してくる人間だ。
  男も女も関係ない。

  そして、結婚して、子供を生んで育てる。
  それは、私が以前にブログで記した「女を磨くとは」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_393d.htmlで記した内容である。
  どこまでも自分を磨こうとする態度。これこそが、人間本来の姿だ。

 そういえば、最近の精肉バックヤードでは、教育する場面が多く見られる。
 チーフ、サブチーフが2年目以下の社員の調理技術を指導する姿が。

  これも大切な教育だが、私は、もっともっと大切なものを伝えて欲しい。
  
   それは、チーフの “姿勢” だ。

  妥協せず、完璧な売場を維持しようとする “姿勢”。
  その後姿を見せ付ける事こそが、脈々と続く人材の系譜となっていく。

 良い人材とは、同じ系譜から生まれる。

  当然といえば当然。

 妥協しない“姿勢”のチーフからは、良い人材が多く輩出する。
 そして、その輩出された人間から、脈々と人材が輩出されていくものだ。

  それは、皆、上司の“姿勢”に育ってきたから。

 そして、そう思えば思うほど、店長としての“姿勢”はどうなのか?
 
  自らを省みる今日この頃なのである。 
 

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