鹿沼エリアMR
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日の休日も秋晴れの快晴。
北関東はこの時期は、秋晴れ、冬晴れが多い。
東北で考えられない天気である。
私が、北関東に越してきた理由も、そこの要因が大きいのだが。
そんなわけで、今日は、栃木県鹿沼エリアへMRだ。
このエリアも、直径1kの範囲に、実に4店舗がひしめく激戦区。
リージョナルが2店舗、地域SMが2店舗。更に1k離れてリージョナル1店舗。
計5店舗をMR。
鹿沼エリアには、更に百貨店、リージョナルスーパー、地域SM等乱立している。
当然、価格感度の非常に高いエリア。よって、足利同様に地域SMが健闘。
そんな中へ切り込んでいくリージョナルチェーンが、ことごとく失敗するのは、
従来の商圏調査と自店のフォーマットを当てはめようとするからである。
K社もその一つだろう。
このエリアに、一番最後に切り込んできたにも関わらず、一番苦戦している。
と、言うより、自ら脱落の道を進んでいると思える。
先日、商人伝道師のブログで話題になったが、ここでも照明切れ。
売場の品切れ、鮮度管理等、撤退する前の店舗の現状だ。
後述するが、その500M隣に、同じリージョナルの「Y社」が存在するが、
圧倒的に、Y社への集客に集中している。これは当然の結果である。
T社も苦戦だろう。
このお店は、入口が不明確だ。
正面から入ると、青果まで、わけがわからず、
脇から入ると、青果正面が過ぎている。
青果正面はお店の顔。これは絶対に外せない原理原則。
そこが不明確な為、顔を意識するという商売をしていない。
だから、青果まわりの清掃に気付かないのであろう。
ほこりだらけのテーブルの上で、果実100%のジュースが泣いていた。
Y社(鹿沼本拠)は、この地域が本拠地。地元である。
今市エリアhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-2e2c.html
でも記したが、この地域にあって、Y社(鹿沼本拠)の商売は地域を知り尽
くしている。
特に、野菜から始まる青果のレイアウトは、普段を徹底して突いている。
そして、それが、地域のお客様からの支持を高めている最大の要因だ。
だから、「きのこ類」の品揃えは、地域一番を誇っている。それも入口脇で。
鮮魚の刺身類の品揃えも、他のチェーンストアとは異なり、そそる商品造り
をしている。特に、本まぐろのお造りなどは、食べてみたい、と思わせる。
精肉の鮮度、品揃え、SKU考え方が定着すれば、バランスが整うのだが。
B社は、冷食半額を毎日実施により、集客が戻りつつある。
冷食半額は、最新店舗では導入しているが、既存店でも着々と広げている。
B社は完全に「エブリデイロープライス」の路線を強化しているようで、
冷食以外でも、グロサリーの価格では群を抜いている。
その分、生鮮での差別化は遅れているようだが、このエリアでの弱みとは
なっていないようで、そこそこの集客を得ていた。
Y社(郡山本拠)は、群を抜いた集客だった。
Y社の強い火曜日でもあるが、リージョナルのK社の脱落により、本来の姿
を取り戻しているようだ。
ここの強みはなんと言っても、“パートさん”の戦力化だ。
特に、惣菜部門、寿司部門などの簡便型部門では、男性では実現不可能な
きめの細かい、そして、ボリューム感のたっぷりある売場造りがされている。
パートさんが、しっかり自分の意志を売場提案しているという、力強さがある。
さらに、野菜から始まる青果も、鮮度、展開力で勝る。
但し、野菜の価格面では、Y社(鹿沼本拠)に一歩譲る。そこが弱点。
栃木県鹿沼エリア、ここでも、Y社(郡山本拠)が一人勝ちになりつつある。
男性社員の元気の無さに反比例して、女性従業員(地元のパートさん)が
パワーを発揮しているのが感じられる売場、そして店内。
ファーストフードの女性店員からも、たこ焼きの焼きたての掛け声販売の
元気な声が聞こえてくる。
元気なパートさんを、どれだけ育てられるか?
これをクリアしたY社の店舗は、復活してきている。脅威だ。
右上のアルバムhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kanuma/でどうぞ。
PS
当ブログに、酒井穣さんのブログ
「NED-WLT」酒井穣のオランダ生活+(http://nedwlt.exblog.jp/)
をリンクしました。
酒井穣さんは、私のブログでも何回か登場していただいており、
更に、ブログのおすすめコーナーでも紹介している、おすすめの本
「はじめての課長の教科書」http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596146/tetu0358-22
の著者でもあります。
私が、無理を言って、リンクさせていただきました。
仕事への考え方や、部下に対する視点、更に生き方に至るまで、共有する
部分や、学ぶ部分がたくさんあると判断し、リンクさせたいただきました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
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