鮮魚パートさんの決意
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、鮮魚に新しいパートさんが入社した。
私が面接をして、鮮魚で打診をして、快く承諾していただき入社した。
鮮魚の仕事に関しての話題の中でも、包丁を持って「刺身」もやりたい、との
希望も言ってくれた。
その前向きな姿勢に、私も、鮮魚チーフも期待をした。
早速、入社直後から、以前のブログで紹介した鮮魚チーフhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-6faa.htmlも、初日から包丁を握らせていた。
そのパートさんが、無断で休んだ。
今回が2回目だった。
一回目は、寝坊。
私が電話をかけて、起こして、出社させた。
そして、今回が2回目。
無断欠勤から二日目。ようやく電話が繋がった。
「どうした?。今日は出社の日だろう?。」
「・・・・・。」
「また、寝坊か?。」
「いえ、違います。」
「じゃ、休日だと思ったのか?。」
「いえ、そうじゃないんです。」
話を聞いてみると、他のパートさんと、合わないらしい。
入社間もなくで、調理スピードや仕事の段取りがまだわからない状態だが、
他のパートさんから、急かされたらしいが、本人が言い訳を言ったら、その事を、
根にもたれたらしく、シカとされていると言う。
そんな状態では、職場に居づらく、働く意欲もなくなったと言う。
しかし、他のパートさんは、優しく見守っている人もいて、仕事自体は嫌いじゃ
ないらしい。その個人のパートさんとの関係らしい。
私は、彼女に言った。
「お店には、いろいろなパートさんがいる。それは、このお店だけではなく、この
世にも、いろいろな人がいる。しかし、いっときの関係がず~っと続くわけでもな
い。貴方が仕事で成長していけば、相手も変わっていくかも知れない。逆に、今
優しいパートさんが、いつまでも優しいとも限らない。お互いに、変化し、成長し
ながら人間の関係とは進んでいくもの。それを、いっときの関係が全てだと思い
その場から逃れようとしても、いずれどこかで同じ場面に遭遇するものだ。人間
の社会とは、そういうものだ。」
相手のパートさんには、少し難しい言い方だったか、と思ったが、そのパート
さんは、うなずきながら聞いていた。
「店長、もういいです。わかりました。」
「もう、いいとは、やっぱり退職する、と言う事か?」
「いえ、違います。やっぱり、思いとどまって、がんばります。今、店長が言った
ことが、良くわかりました。私も、考えを変えてみます。」
「そうか。じゃ、明日、待ってるよ。」
「はい、がんばります。」
鮮魚の担当者には、その事を話し、彼女の欠勤の理由は、重い風邪だったと
しておくように告げた。
翌日から、彼女は、元気良く出社した。
後で、彼女と話す機会があったので、彼女に聞いてみた。
「どうだ、仲良くやれているか?。」
「はい、わだかまり無く話せるようになりました。」
「店長に言われて、私も臨機応変に考えるようにしました。
そう考えると、すごく楽になりました。ありがとうございました。」
まだまだ、今後が心配だが、本人の、人に対する見方は変わった。
楽な気持で、人と接することが出来れば、大丈夫だろう。
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