月曜日 私の流儀
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今日は月曜日。
毎週月曜日、私は、朝の7時に出社する(もっと早い店長さんもいるだろうが?)。
かれこれ3年になる。
地域の住人とかたがたと、トラックラードでの、トラックの歩道への突き出しによる
トラブルがあり、入荷の多い月曜日の、トラックヤードの整理の為、朝7時の出社。
これにより、トラックの突き出しもなくなり、トラブルもなくなったが、毎週月曜の早
朝出社は、いまでも残っている。
私は、この月曜の出社が楽しみでもある。
なぜか?
まずは、早朝のトラックヤードの整理を終え、朝食が取れるから。
それは、当店自慢の、ベーカリーの焼きたてパンと挽きたてコーヒーだから。
女房と出会う前は、コーヒーなど口にしなかった。
まして、ブラックコーヒーなど。
コーヒーはいつも甘ったるい“砂糖”と“ミルク”入りの「缶コーヒー」のみ。
女房が煎れる“ブラックコーヒー”など、まずくてまずくて飲めなかった。
それでも、付き合いで飲んでいると、その美味しさがわかってきた。
美味しさというよりも、その雰囲気が醸し出す「満足感」「充実感」だ。
そして、スクラッチの機械から煉られた生地から焼かれたパン。
これも、焼きたてでなければ絶対に味わえない“美味しさ”である。
更に、この時間に、早めに出社する生鮮のパートさんとの会話。
普段、社員やチーフから出る話題とは違い、パートさんから見た仕事、競合、
家庭、食事、子供、旦那、親、いろいろな話題。
そして、私の「このお店に懸ける夢」など。
以前のブログ「女を磨く、とは?」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_393d.htmlにも記したが、仕事を離れたパートさん
ほど、磨かれた存在は無い。そんな人たちと、何気ない会話をしていると、食卓
が見えてくる。
彼女らの、仕事に対する姿勢が見えてくる。
今、私は、接客向上に向けて、挨拶の練習と、接客のレベルアップの効用につ
いて、パートさんと面接や練習を実施しているが、接客の取組みの考え方につい
て話すと、一番頷いてくれるのが、50歳前後のパートさん達だ。
「相手の目を見て挨拶が出来る、それだけで皆さんの人生が変わりますよ」
「この世は所詮、人間の集まり。人は人を見て育ち、人によって成長するもの」
「人間の中で自分の力を発揮することが、人間社会の中での個人の役割」
「だから、挨拶を通して相手を理解する力を磨けば、夢が叶うんです」
「接客とは、その延長線上にあり、通過点に過ぎない」
「接客の究極の目的は、人生を学び、生き方を学ぶ事」
そんな話しに、彼女らの目は爛々と輝く。
自らの実体験が、その話を後押ししてくれる。
その話しを理解している人ほど、すぐれた人格をもって若手社員を斬っている。
私にとって月曜日とは、そんな、営業以外の一面を学べるスタディーの日なのだ。
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