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2008年10月 8日 (水)

ある、パートさんの復帰

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、競合店に転職したパートさんが来店した。

 もう一度、このお店で仕事がしたい、と言う。

  “やっぱりな” そう、思った。

 彼女から、私に退職の話しがあったのは、約二ヶ月前。

  当時は、グロサリーの内部がもめていて、社員もバラバラの状態。
  オペレーションも安定せず、本部トレーナー等も来店して、指導していた。

  その中で、この道13年の彼女は、自分の仕事を否定されたと思い込み、
  そんなお店と部門の状態に嫌気がさしていたのだ。

  そこに、競合店が開店した。
  いろいろな誘いもあったのだろう。

  新店地に、明るい未来を錯覚し、自ら離れていった。

 わたしは、止めた。

  慣れ親しんだ仕事のスタイルは、そう変わらない。
  また、すぐ、戻ってくることになるよ、と言った。

  彼女は、他の人はそうでしょうが、私は大丈夫です。と言い切った。

 それから、約一ヶ月後の事である。
 彼女から、また、ここで仕事がしたい、と言う。

  私は、そろそろ来るだろう、と思っていた。
  本当に、そう思っていた。

 彼女の話を聞いた。

  新店地のお店では、発注も品出しもしなかったと言う。
 
   何をやっていたのか?

  「手直し」、だけだと言う。

 いままで、彼女は、このお店で、「発注」、「品出し」、「エンド造り」等。

  その部門(菓子)の全てを切り盛りしていた。
  厳しいけれど、結局、やりがいをもって、仕事をしてた、と言う事。

 それが、新店地では、無かった、と言う事。

  そのことが、どれほど、人間に、働く意欲を満たしてくれるか、と言う事。
  自ら考え、自ら行動し、自ら仕事を完結させられるか?

   これは、仕事に意欲的に参加することの、要諦である。

  そして、人間の本来の姿なのである。自ら成長を志向するのが人間の姿。
  ブログ「本来の姿Ⅱ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_588b.htmlでも記した。

  その、人間本来の姿を、どこまで満たしてくれるか?
  それが、仕事を続けていくポイント。

  そして、そのような仕事を、パートさんに与え、やりがいを持たせられるか。

 そのパートさんは、新店地の仕事に従事し、一日で、飽きが来たと言っていた。

 仕事に対するやりがい、満足、そして働く意欲が満たされる、と言う事。

  競合対策の、もう一つの私の結論である。

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