競合店の変化
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
新規競合店が出店。
更に、従来からの競合店も存在する。
従来からの競合店の店長に関しては、ブログ「競合店長に学ぶⅠ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_47f8.htmlを記した。
その、競合店が、確実に進化してきている。
彼は、お店に赴任後、お店の商品動向に注目し、毎日コツコツと手直しをしな
がら、単品の動きに注目し、更には、部下の話に耳を傾け、一人一人のモチ
ベーションに注意し、「心のあるべき姿」をじっくり醸成していった。
そして、いよいよ動き始めた。
「メニュー提案のある売場」「コトPOP」「夕方のタイムサービス」等々。
従来のお店造りから脱却し、より、お店からお客様に近づいた店舗運営を実践
してきている。
こちらも、侮れない存在となってきた。
伊達に一番店で店長をしてきてはいなかった。
派手に特売で集客し、一時の売上拡大を狙った戦略はとらなかった。
お客様の利便性を満たしながら、近場のお客様を確実に広げていく戦略。
そして、店舗運営の視点から見ても、着実に従業員の中へ浸透してきてい
ると思われるほど、その戦略は徹底して実行されている。
新規出店を契機として、3店3様の戦略が回りはじめた。
どの戦略が、地域のお客様の心を掴み、支持されていくのか?。
3店3様、自らの強みを定着させていく戦いでもある。
それは、基本的には会社の経営方針に沿ってはいるが、その「色」の出方は、
店長次第である。
経営方針を、店舗運営という現実の世界に引きずり出し、人という経営資源
を通して日々実行される。
一度造ればそれでいい、というものではない。
商売とは、日々変化していくもの。
その変化に洗われて、一度造った経営方針が薄れていく店舗。
その変化を有効に利用して、経営方針が定着強化していく店舗。
店長次第である。
そして、色濃く打ち出した店舗ほど、着実にお客様の心に残っていく。
その結果が、クリスマスや年末という、大イベントの数値結果なのだ。
そして、上記の店長のお店が、経営資源の人を介して、経営方針を着実に
実行している。
私が、一番、脅威を感じる店長である。
派手さは無いが、基本を愚直にコツコツやり続けるお店。
そこに就いたお客様は、絶対に離れない。
私も、彼に学びながら、自らの「腕」を磨いていきたい。
また、一つ、闘志が湧いてきました。
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