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2008年10月 9日 (木)

PBとNB

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


大手は、今、凌ぎを削って「PB」開発を進めている。

 そして、開発された「PB」が、シェア拡大を図られ、売場に溢れている。
 売場のそこらかしこらに、馴染みのない商品が大げさに陳列されている。

私は、この現状を、中小スーパーにとって、大いなるチャンス到来と思っている。

 お客様は、本当に、「PR」を望んでいるのか?
 大手が、「PB」の名の下に、現状の競争から逃れているのではないか?

 「PB」のメリット。
  お客様に近い小売とメーカーが共同で商品開発することにより、よりユーザー
  志向の強い商品を、より低コストで開発され、エブリディロープライスで販売で
  きること。

 しかし現状は?
  得体の知れない低価格の商品が、大手スーパーの売場に溢れかえり、お客様
  が欲している普段の見慣れた商品スペースが縮小され、買いづらくなっている。

 「NB」のメリット。
  商品開発力を有するメーカーが、市場動向を踏まえ、自社ブランドのプライド
  をもって開発した商品であり、メディアを活用しお茶の間にも浸透している。

「PB」と「NB」を同時に製造、販売するメーカーと、問屋にとってはどうなのか?

 上記の通り、“プライド”をかけたメーカーと、“中間ルート”を外された問屋は、
 徹底して「NB」の販売に“命”をかけるだろう。

当然である。

 メーカーが、自らのブランド力を低下させてまで、PBの商品価値を上げる商品
 開発をするという戦略をとれば、いずれブランドは消えていく。

 問屋は、中間流通を排除され、自らの存在意義すら問われているのである。

「問屋」の存在意義とは?

 小売が発達してきた歴史において、「問屋」の意義は大きい。

 私の企業も含めて、地方の中小スーパーが、大手と戦える品揃えを実現でき
 るのは、「問屋」の存在があるから。

 規模の小さい、取引金額の少ない地方スーパーが、少量多品種の品揃えを
 可能にしてくれるのは、問屋の存在があるから。
 そして、「NB」商品の品揃え提案、販促提案にも力を発揮するMD力。

 それによって、小回りの利く中小スーパーは、「NB」価格弾力性を活かし、大
 手と真っ向から戦える環境が存在し、正当な価格競争の世界を実現している。

 結果として、お客様にとっても、問屋の存在により、近くに大手と引けをとらない
 品揃えと価格を実現しているお店の存在を可能にしているのである。

 そのような、メーカー、問屋、中小小売の連携があって、大手の独占を防ぎ、
 独占からくる価格上昇を防ぎ、結果、お客さまにとっても近場で便利な買い物
 の実現が図られているのである。

「食品スーパー」の存在意義とは?

 お客様に近い、ということ。
 それが、一番の存在意義である。
 
 そして、大手と引けをとらない“品揃え”と“価格”そして“鮮度”
 500坪程度で、食品と日用雑貨が上記レベルで存在していれば、500m商圏
 のお客様は、十分、満足している。

  ベストは、歩ってでもいけること。さもなければ、車で5分以内。

 このようなお店には、どんな大型店が豊富な品揃えで競合しても勝ち目は無い。

 まして、「PB」を武器に、「NB」の売場を縮小したら?

  まさに、“中小スーパーの思う壺”である。
  
 今こそ、地域、中小スーパーは、大手が手を引き始めた「NB」に的を絞り、
 徹底した量販をすべき時。

 そして、メーカー、問屋とタイアップし、チームの連携で強さを発揮すべき時。

 このときこそ、連携を組織できる“リーダー”の存在が必要なときでもある。

  その話しは、また後日。
  
  

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