NHKスペシャルから
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のNHKスペシャルで、「悲しき雄ライオン」が放映されていた。
ライオンの生態を、9年間密着しわかってきた、雄と雌の生態である。
まず、放映されていたのは、「狩り」。
狩りは、雌の役割。女系家族であるライオンは、雌ライオンのチームワークで
見事な「狩り」をする。
そこに、王様の雄ライオンが現れ、餌を独り占めする。
そこまでは良かった。我が家と同じ?生態だと思っていた。
一番大切にされ、大事にされ、一番おいしい部分の食事を頂く。
他の家はともかく、自分の家は、この構図であると信じている。
いや、女房、子供はともかく、私だけは、そう信じている!。
しかし、ライオンの生態の実態は?
女系家族の群れの王様を決めるのは、雌ライオンなのだ。
できるだけ強い雄ライオンの遺伝子を、子孫に残すべく、雌ライオンは、
したたかに、あまりにもしたたかに、知恵を働かせ、最強の雄と交配する。
よって、オスの中でも、一握りの強い雄ライオンだけが、王様として君臨し、
狩りをせずとも「餌」を頂き、自分の遺伝子を、雌と共に子孫へ残す。
その王様の雄ライオンが、どのように決まっていくのか。
最強ゆえに、自分の力を頼りに、自らの意志と腕力だけで王様に君臨
するものではないことを、番組は伝えていた。
まず、数名の兄弟の雄ライオンが、雌の女系家族に近づき、認められ、
更には、他の雄ライオンとの戦いに勝ち、雌ライオンから気に入られるまで、
その群れの王様ライオンとして、群れから認められない、という事実。
そして、王様ライオンとしての期間も、その雄ライオンの能力が落ちれば、
必然的に、王様ライオンが交代していく非常さ。
これが、ライオンの世界だ。
一度結婚してしまえば、ある程度、もしくは、一生安泰の人間社会との違い。
この非常さが、まさにライオンをして、百獣の王たらしめる生態なのだ。
人間も、本来、そうだったのだろう。
しかし、人間は、他のエネルギーを活用することで成長してきた。
それは、以前のブログ「進化論 私の流儀」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-927c.htmlでも記した。
人間本来が持つエネルギー以外に、他のエネルギーを利用する知恵と
人間社会というチームワークを磨き、動物社会をリードしてきたのだ。
だが、ライオン社会も、群れの原則に縛られているとは?
いわんや、人間社会をや。である。
群れの原則。
個人の能力を超えた、「群れの原則」。
それを、無視し超越して、人間としての成功は有り得ない。
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