組織強化Ⅲ
皆さん、こんにちは
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今、私のお店では、人材に関して、精肉が致命的だ。
前回の人事異動で、2名の社員が異動し、1名の補充のみ。
更に、パートさんが2名立て続けに退職した。
この、2名のパートさんが、社員以上に戦力になった人材だった。
退職の理由はいろいろあるが、人材が致命的な状態であることは間違いない。
募集チラシを入れ、なんとか1名の補充を得たが、更に2名は確保したい。
幸いにして、以前のブログで記した「若手の挫折」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_1811.htmlの担当者は残っていてくれた。
また、パートさんの退職の理由に、店長の私に起因するものも含まれている為
複雑な構図なのである。
しかし、この難局を迎えて、チーフから以外な一言が私に投げかけられた。
「店長、逆に、みんなの気持が一つになりましたよ。」
いままで、4番手、5番手だった2年目社員が頭角をあらわし、朝6時から出社。
更に、若手の挫折に記した「サブ、チーフ」も休日返上で加工肉品だし。
決して誉められたことではない。店長として喜べない内容だが、
結果的に、これも「組織強化」の方向へ向かっているのだ。
“この難局を、何とかしなければ”
部門全体に、この共通認識が出来ているのであれば、成功。
私は、そう、考えている。
なんだかんだと言って、今までは、余裕があったのだ。
ここにきて、みんなの意識が、何とかしなければ、の一点に集中し、
入社2年目の「なんちゃって社員」も、責任と自覚を持つようになった。
そして、明日は6時出社、の意識を持つまでに成長する。
作業が見える、ということは、如何に自分の行動を変えるか、と言う事。
自分の行動が変わらなければ、作業が見えたことにはならない。
だから、今回の件で着実に成長したのである。
そして、若手の挫折で記した「サブ・チーフ」も行動が更に変わった。
これも、サブチーフとして、更に責任感が増したということ。
だから、売場の維持能力は、なんら低下していない。
部門全員が問題を共有し、行動が変わる。これが組織強化だ。
部門チーフを初めとした、「危機感」が結実した結果だ。
だから、店長として、この組織強化された精肉部門の、鉄の熱いうちに
パートさんを投入して、更に意識と技術の強化を早急に図っていきたい。
雨降って、地は固まるのである。
逆境の中でも、ただでは起き上がらない、
したたかさを身に付けた、と言えるのである。
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