競合店長との懇親会
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前のブログ「競合店 私の流儀Ⅶ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-3214.htmlを記したが、今回は、その続編。
以前のブログでは、競合店の店長同士で、懇親会の予定を記したが、今回
その「懇親会」が実現した。
私を含めて、3店舗の競合店の店長が集結しての「懇親会」である。
仕掛人は私。
5人の競合店長に連絡を取り、4名(4店舗の店長)が参加予定だったが、
1店舗の副店長に不幸が発生し、最終的に3店舗の店長での懇親会となった。
私と、至近距離の店長、そして、5k先のリージョナルチェーンの店長の3人。
企業風土や、企業規模、組織形態の違いはあれど、同じ営業の同じ店長。
置かれた立場が同じならば、当然、話す内容は同じ。
これほど、同じ事を考え、同じ事を目指し、同じ事で悩んでいるとは?
考えれば、当然の事。
同じ規模の、同じ店舗組織の、同じ領域で仕事をしているのだから。
但し、そこへ向かうアプローチの仕方、階段の上り方は違った。
それも、考えれば、当然の事。
表面上の売場やレイアウト、品揃えは同じであれど、
裏側の見えない部分は、企業それぞれの「心」を持つ。
その「心」の部分は、なかなか表面には出てこない。
出てきても、他企業には理解出来ないと言ったほうが正解。
それだけ、「心」の部分は、個々の企業が、長年かけて醸成されてきた
「理念」が、確固たるDNAとして、従業員に刷り込まれているからである。
その「心」の部分は、今回の懇親会では、やはり表面には出てこなかった。
今回の懇親会の話題は、店長としての苦しさと楽しさと喜びについて。
リージョナルチェーンの店長は、店長就任5か月目の新人店長である。
販売面以外の、管理、業務、店舗保全の面で苦労していると言う。
副店長の経験があれど、店長にしか回ってこない問題は、その比ではない。
特に、人のトラブル、お客様とのトラブル、店舗施設面でのトラブルは、
店長だけにしか解決できない問題も数多い。
それらの問題を、“リズム感”良く、“バランス感覚”を持って解決することが、
店長としての「手腕」であり、「力量」となる。
リージョナルチェーンの新米店長が、帰り際に言った。
「本当に勉強になりました。」
「私も、店長になりたてで、何から始めればよいのか悩んでいました。」
「皆さんの話を聞いていて、店長としての踏み込みかたがわかりました。」
どの企業も、店長としての、一日のマニュアルはあるだろう。
しかし、個々の問題は、すべて違う。
まして、人の問題は、ひとりひとり、全ての場面で違うもの。
それを、如何に“リズム感”良く、“バランス感覚”を持って解決できるか。
そのことだけをとっても、店長としての「道」は、星の彼方まで続くのである。
次回は、本日来れなかった店長を交えて、4企業の店長が集結する。
さらに、ダイナミックな、懇親会となろう。
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