退職Ⅳ
皆さん、こんにちは
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨日の続き。
また一人、当社の従業員が退職する。
青果で約10年程経験を積んだ担当者だ。
彼との出会いは3年前。
私が入社間もなく、店長になる直前に、私のお店に再入社してきたのだ。
一度退社して、再度入社する。
理由はわからないが、それだけ、離れてみてわかる当社の魅力。
しかし、それでも、なぜ、また退職するのか?
先日、私のお店に、商品移動で来店していたため、彼と会話した。
「退職するんだって?。」
「はい、店長にはお世話になりました。」
「なぜだ?。」
「いろいろありますが、日曜休日取れないことと、給料ですか。」
「いままで、10年近く、この仕事(青果)を続けたんだろう。未練はないのか?。」
「いや~~。それはありますが~。家族の事も考えると・・・。」
「俺が上司だったら、絶対に辞めさせないぞ。」
「え~~。絶対にですか?。」
「当然だ。自分の人生も考えろ。30過ぎの男が一からやり直すんだぞ。」
「だったら、今の仕事を継続したほうが、5年後の自分が大きくなっているぞ。」
「そ~ですかね~。」
彼は、私のお店から異動した後、チーフに昇格し、その後降格していた。
そのプロセスの中で、会社に対する不満もあったのかもしれない。
しかし、どんな理由にせよ、妻子を持った30男が、現状を捨て、違う業界へ
飛び込むにはリスクが大きすぎる。
今後5年間を考えたら、今までの積み重ね(10年)で培ったものの上に、5年を
積み上げたほうが、絶対に仕事への影響力が倍増する。
しかし、それは、なかなか本人には見えないもの。
だから、周りの人間が、導いてやらねばならない。
それは、以前のブログ「退職」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_ea1b.htmlでも記した。
なぜ、周りで止められないのか?。
わたしなら、絶対に辞めさせない。家族と話してでも。
それだけ、男にとっての仕事とは、一生をかけて培っていくもの。
そして、家族も、男の仕事によって、幸福を享受するもの。
いまの、いっときの不都合は、近い将来に必ず解消されるものだから。
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