訪問者Ⅰ
皆さん、こんにちは。
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、私のお店に訪問者があった。
以前の会社の同僚。入社が同じ同期の桜だが、彼もまた転職し、
今の企業で活躍している。
このブログがきっかけで、交流が始まった。
その後の彼の軌道を聞くと、以外な展開だった。
私と同期の彼は、住居出身。
彼も、北関東の店舗での赴任が長く、私と同じお店で新店を立ち上げたこと
もある。
その後、住居の店舗マネージャーを勤めたが、私と同時期に退職し、
現在の企業に入社した。
当初は、畑違いの「青果」のチーフを命ぜられ、悪戦苦闘しながら、業績を
造ることができた。それは、以前の企業で培った考え方の手法を用いた結果。
そして、現在、経営企画室にて、企業の未来へ、種を蒔いている。
彼の企業は、3店舗ではあるが、訪問した全員の「目」は輝いていた。
羨ましいくらいに、輝いていた。そして、貪欲に売場を漁っていた、と言えた。
3店舗の規模ゆえ、店長兼務バイヤーとか、チーフ兼バイヤーとかの肩書き
で、店長だけの存在ではないが、兼務により、更に商品面の知識が要求され
る。
商品と人間の両方を同時に操る。非常に難しい立場である。
その中で、一番輝いていたのは、女性店長兼バイヤーだった。
目つきが違っていた。そして、商品を見る目が、違っていた。
貪欲さが、一番出ていた。
そして、なんと、自腹で商品を買い込んでいた。
なんという、貪欲さ。
自腹で買いこんだ商品は、絶対に忘れない。
味、品質、価格、全てにおいて、評価される。
そして、その味は、自分の舌で確かめられ、鍛えられる。
それを感じたから、彼女には、当店の一番のおすすめの納豆を紹介した。
それを、自腹で買い込んでいた。
この人間は、女性だが、侮れない。教えがいがある。
この探究心の強さを秘めながら、いろいろなものを吸収していくのである。
大手にはなかなかいない。最近、量販店では見かけなくなったタイプである。
やはり、このレベルの企業だから存在する好奇心がある。
それを臆することなく、前面に出しながら、更に勉強しようとする。
私が一番教えてやりたい、と願う存在だった。
大手の歯車として終始するのか?
中小の頭脳として活躍するのか?
これも生き方の選択。
成長という、人間本来の姿を取り戻す選択をしたいものだ。
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