競合店の戦いに学ぶⅥ
皆さん、こんにちは
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
自ら、競合の渦に巻き込まれると、周りが見えなくなってくるもの。
先日の休日に、久しぶりに、以前から見続けている競合同士の戦いのその後を
MRしてきた。
これは、以前のブログ「競合店に学ぶ ⅴ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_e60a.htmlの続編である。
以前のブログでも、戦いを挑まれた競合店の回復を記したが、今回は更に
この傾向が強まっている。
そして、売場造りの技術の差も歴然としてきた。
戦いを挑んだ競合店のレベルが低いわけではない。
挑まれたお店の「青果」のスタンダードレベルと企業レベルの差。
戦いを挑まれたお店の青果のトップ平台は?
ぶどうだ。
特に、山形産の極大粒の赤熟ピオーネ980円を見せ筋に、競合よりも
大粒を中心に、裸売りで鮮度感とシズル感を徹底して追及。
いかにも、ぶどう畑で実がなっているような感覚で販売。
だからと言って、価格でまけているかと言うとそうでは無い。
価格で量販するぶどうは、平台脇で山積みしている。
更に、ぶどう以外の果実も箱売りなどで市場感度を演出している。
戦いを挑んだ企業の「青果」のトップ平台は?
梨とみかん。
半歩遅れている。
そして、ぶどうは第二平台。裸売りはなく、包装された商品のみ。
旬の最盛期の売り方で負けない。
競合対策するうえで、一番大切な項目。
特に、お店のトップに配置される果実売場の鉄則である。
ここに、企業としてのレベルが現れる。
市場との連動。つながり。信頼関係。
そして、バイヤー、商品部の商品感度。
表面に見えないこれらの技術が、日々の中で提案し続けられると、
お客様の選択は、徐々に一極集中していく。
その結果が、今現在なのであろう。
どちらも、一流のリージョナルスーパーである。
しかし、青果の販売技術一つで、ここまで結果が左右されてしまう。
改めて、青果の重要さを再認識せざるを得ないのである。
PS
にゃんにゃんの最新映像を右上のアルバムにアップしました。どうぞ。
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