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2008年9月

2008年9月30日 (火)

競合店の戦いに学ぶⅦ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今回は、以前のブログ「競合店に学ぶ ⅵ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-0f6e.htmlを記したが、その続編。

 本日、休日にて、競合店同士の戦いに学ぶ買出し?に出かけた。

 お互いに、北関東を中心にリージョナルチェーンを展開する企業と
 東北を中心にリージョナルチェーンを展開する企業との戦いも、約半年を
 迎える。

 当初は、新興勢力としての、新規出店のお店の勢いが強かったが、
 徐々に、東北中心のリージョナルチェーンが巻き返しを図り、現状では、
 7:3の割合で、競合を迎え撃ったリージョナルチェーンに軍配が上がっている。

何が、その明暗を分けているのか?

 青果と惣菜の圧倒的な、違いである。

そして、その圧倒的な違いは、何を起因としているのか?
 
 いくつ売る!、という、お店の従業員の「意志」である。
 その、意志が、売り場に現われているかどうかの「差」である。

 その、意志が、お客様には、しっかり伝わっているのである。
 そして、その日々の繰り返しが、圧倒的な「差」となってくるのである。

 これは、縦割りを崩さず、カテゴリー毎に、鮮度を守り、陳列することではない。
 大切なのは、毎日の繰り返しの中で、変化があるか?、ということである。

 我々部外者は、その日の売り場だけを見て、結論を出すが、
 そのお店のお客様、地域のお客様は、毎日売場を見ているのである。
 だから、お客様には、日々の繰り返しと変化を誤魔化せないのである。

 更には、開店から閉店まで、時間帯別に来店されるお客様への
 変化対応力が求められる。

 青果であれば、市場連動の売場が実現されているか?
 相場情報から、今日は、この野菜を、いくつ売る。
 そして、在庫管理の強化から、常に、鮮度の維持を図る。

 惣菜であれば、時間帯別のMDが実現されているか?
 昼のピークと、夕方、夜のピークでの、出来たてへのシフト連動。
 そして、素材への追及による、味へのこだわりを図る。

 お客様は、お店の意思を、しっかり評価しているのである。
 そして、その評価を、着実に、日々のなかで下していく。

 結果として、現在の明暗が、はっきりとした形で、出るのである。

上記2店舗の競争においては、青果と惣菜での、お店の意思の入り方に
はっきりとした、明暗があった。

 それが、新店オープン直後は、明暗として表れていなかったが、
 日々の連続の中で、徐々に、お客様の評価として、蓄積していったのだ。

 どちらかと言うと、巻き返しを図り、圧倒的に差をつけ始めたお店のほうが、
 売場は雑然としており、決して、整理された売場とは言えない。

 むしろ、新規オープンさせたお店のほが、縦割り、陳列線などは、基本を
 守っており、玄人眼には、良いお店と言えるのである。

 しかし、上記の通り、お客様の眼から見た、鮮度感と賑わいは、圧倒的に
 迎え撃つ競合店に軍配が上がる。

 いわゆる、エキサイティングな売場なのだ。

 競合を戦う上での、一つの指標ではないかと思う。
 

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2008年9月29日 (月)

私の「バイブル」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


久しぶりに、田坂広志さんの
 
 「なぜ、我々は、マネジメントの道を歩むのか」

  を再読した。

 このブログの「マイリスト」の書籍でも紹介している本である。

 何度読んでも、この、リズム感が、心地良い。

  引き込まれていく軽やかな“リズム感”
  それに反して、伝わってくる“重圧感”

 組織のリーダーとして、店長として、部下を持つものの「姿勢」。

  何度読んでも、そこには、新たな発見がある。

 以前のブログ「店長として大切にしていること」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_321d.html記したが、田坂さんの著書から学んだ
 事は、数多い。

 その中でも、
  「なぜ、我々は、マネジメントの道を歩むのか」
   は、私の、バイブルの一つといえる。

  大きな組織を率いるにあたり、リーダーとして身に付けるべき、「姿勢」。
  自らの成長をもって、より多くの部下の成長を促すことのできる、「後姿」。
 
  部下にとっての真実を、逃げることなく聞き届けることのできる、「心の器」。
  自分にとっての真実を、言霊として腹に据えて部下に語ろうとする、「覚悟」。

 ぎりぎりの場面。
  部下は、上司の理論や、理屈など、一つも聞いていない。
  部下は、上司の「覚悟」を見ているのである。

  上司が、いかなる「覚悟」をもって、事にあたるのか?。

  部下は、その後姿をもって、「プロフェッショナル」の意味を学ぶのである。
  部下は、ぎりぎりの場面での上司の姿から、一番大切なものを学ぶのである。

 リーダーとは、

  「組織を率いる人のことではない。」

  「人間成長という、山の頂に向かって、歩み続ける人物」のことである。」

 なんと、重い言葉だろう。
 それを、リズム感良く、グサグサと、心に響いてくるのである。

  「自分は、後姿で、部下を指導しているのだろうか?。」
  「自分は、覚悟をもって、自分の真実を語っているのだろうか?。」
  「自分は、部下の真実を、逃げることなく聞き届けているのだろうか?。」

 どれも、まだまだである。
 まだまだ、リーダーとして、道半ば。未熟者のレベルである。
 山の頂は、遥か彼方。私の眼には、まだ見えていない。

 
  ぜひ、皆さんに読んで頂きたい本です。



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2008年9月28日 (日)

競合店長との懇親会

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログ「競合店 私の流儀Ⅶ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-3214.htmlを記したが、今回は、その続編。

 以前のブログでは、競合店の店長同士で、懇親会の予定を記したが、今回
 その「懇親会」が実現した。

 私を含めて、3店舗の競合店の店長が集結しての「懇親会」である。

  仕掛人は私。

 5人の競合店長に連絡を取り、4名(4店舗の店長)が参加予定だったが、
 1店舗の副店長に不幸が発生し、最終的に3店舗の店長での懇親会となった。

 私と、至近距離の店長、そして、5k先のリージョナルチェーンの店長の3人。
 
 企業風土や、企業規模、組織形態の違いはあれど、同じ営業の同じ店長。
 置かれた立場が同じならば、当然、話す内容は同じ。

  これほど、同じ事を考え、同じ事を目指し、同じ事で悩んでいるとは?

 考えれば、当然の事。

  同じ規模の、同じ店舗組織の、同じ領域で仕事をしているのだから。

  但し、そこへ向かうアプローチの仕方、階段の上り方は違った。

 それも、考えれば、当然の事。

  表面上の売場やレイアウト、品揃えは同じであれど、
  裏側の見えない部分は、企業それぞれの「心」を持つ。

  その「心」の部分は、なかなか表面には出てこない。
  出てきても、他企業には理解出来ないと言ったほうが正解。

  それだけ、「心」の部分は、個々の企業が、長年かけて醸成されてきた
  「理念」が、確固たるDNAとして、従業員に刷り込まれているからである。

 その「心」の部分は、今回の懇親会では、やはり表面には出てこなかった。

 今回の懇親会の話題は、店長としての苦しさと楽しさと喜びについて。

  リージョナルチェーンの店長は、店長就任5か月目の新人店長である。
  販売面以外の、管理、業務、店舗保全の面で苦労していると言う。
 
  副店長の経験があれど、店長にしか回ってこない問題は、その比ではない。

  特に、人のトラブル、お客様とのトラブル、店舗施設面でのトラブルは、
  店長だけにしか解決できない問題も数多い。

  それらの問題を、“リズム感”良く、“バランス感覚”を持って解決することが、
  店長としての「手腕」であり、「力量」となる。

 リージョナルチェーンの新米店長が、帰り際に言った。

  「本当に勉強になりました。」
  「私も、店長になりたてで、何から始めればよいのか悩んでいました。」
  「皆さんの話を聞いていて、店長としての踏み込みかたがわかりました。」

 どの企業も、店長としての、一日のマニュアルはあるだろう。
 しかし、個々の問題は、すべて違う。
 まして、人の問題は、ひとりひとり、全ての場面で違うもの。
 それを、如何に“リズム感”良く、“バランス感覚”を持って解決できるか。

 そのことだけをとっても、店長としての「道」は、星の彼方まで続くのである。

 次回は、本日来れなかった店長を交えて、4企業の店長が集結する。
 さらに、ダイナミックな、懇親会となろう。

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2008年9月27日 (土)

マイ・ブームⅨ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎週恒例の「子猫のにゃんにゃん」の出番です。

 そろそろ秋の気配も色濃く肌身にしみる季節です。

 にゃんにゃんにも、暖かい部屋ができました。

 にゃんにゃんの部屋でくつろぐ、にゃんにゃんも載ってます。

右上のアルバムでどうぞ。

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2008年9月26日 (金)

店長会Ⅲ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、店長会があった。

 私のお店のクリニックだった。
 
 それ以前に、店長会の情報で、次回店長会は、私のお店のクリニックとの
 連絡書がまわってはきていた。

 その時は、私は、かなり、憤慨した。
 その日のチーフミーティングでも、憤慨を顕(あらわ)にした。

  「いいか、今度の店長会は、競合と戦っているお店の意地を見せてやれ。」
  「敵の売場より、圧倒的に勝っている売場を実現し、店長を圧倒してやれ。」
  「これが、競合対策の売場だ、というところを、逆に学ばせてやれ。」 等々。

 その日の店長会の日程は、朝から夜まで、一日を通して、私のお店での実施。
 明らかに、一日の商売で、アラを探されて、つまらんことまでも指摘される。

 私は、その日の一日の、タイムスケジュールを作成し、
 副店長と共に、どうのような時間帯別での売場つくりとオペレーションをするのか
 を打合せた。

  ヤラセの売場である。

  そして、チーフミーティングの折に触れて、店長会での時間帯変化を打合せた。

 私も、相当、意固地になっていた部分は、あった。

 前日も、グロサリーの売場の状態を、細部まで妥協せず、チェックしてまわった。

  「良し、これで、良し。」

 ここまでを迎えるにあたり、各チーフと打合せ、欠品の店移動等も実施。
 チーフの休日も移動してもらい、対応してもらった。

 当日、どうしても出社できないチーフは、前日は、閉店まで売場つくりと清掃。
 お店の皆が、店長会へ向けて、一致団結していった。

 そのとき、私の体に、大きな力というか、自信というものが湧き出てきた。

  「明日は、何があっても、怖くない。各チーフ、担当者がついてくれている。」

 そして、素直な気持になれた。
 
  「素直に、いろいろな意見に耳を傾けよう。貪欲に学ぼう。」との内なる声。

翌日の店長会。

 各店長からの、忌憚のない意見が続出した。
 なるほどと思える意見も出た。
 細部をチェックし、自分なりの売場つくりをしてきたが、
 各店長の意見を改めて聞くと、「なるほど、それは思いつかなかった。」
 そんな情報が、どんどん、耳に飛び込んできた。

  「やるだけのことをやると、素直に、人の意見がはいってくるものだ。」

 素直に、そう言える。

 そして、つまらん意見もあった。

  私は、言った。

  「いま、競合と必死で戦っている。トップからも檄がとんだ。今は、部下を
  迷わすことは出来ない。今まで無風状態のなかでの商売が身についている。
  それを打開するには、部下にいろいろ言って迷わさないことである。だから
  とにかく、売場に商品を出し続けること、それを徹底して実施している。」

   “文句あるか!” (心の叫び)。

  そして、部下一人一人が、私の肩を押してくれている。
  そんな、自信が湧き出ていた、と思う。

 また一つ、組織強化が出来た、そう思えた、店長会だった。 
  

 

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2008年9月25日 (木)

惣菜チーフの強い意志

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログ「惣菜チーフの迷い」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_4a7c.htmlを記したが、今回はその続編。

 数値不振に際し、前任チーフとは別のアプローチでトライしてきた現チーフ。
 
 前任者は、朝からがんがん商品を出していた。
 納まりきれない商品は、突き出しにて展開していた。
 
  私は、彼女の売り込むという、「強い意志」を尊重し、売場拡大を許してきた。
  そして、二桁成長を実現してきた。

 現チーフは、お客様の食べる時間帯にジャストインタイムで商品供給すること
 を最大の使命として、鮮度にこだわるチーフである。

  よって、朝から商品をガン済みすることはない。
  逆に、夜の8時まで、がんがんコロッケ、ギョーザ、唐揚げを造る。
  
  それは、まさに、鬼のように揚げ続ける。
  
 なぜか?

  お客様に、揚げたてを食べていただきたいから。
  その一心で、彼は、商品を造り続ける。

  こんな、強い意志を持った惣菜担当者を、私は、見たことがない。

  さすがに、本部商品部から信頼を受けているだけのことはある。

 彼の、取り組みは、全社に広げなければならない。
 
  それが、惣菜全体、会社全体の底上げになるから。
  しかし、彼個人のがんばりで実現しているのも、事実。

  彼個人の力ではなく、お店全体のチームの力で実現しなければ
  このような事例は、広がらない。
  
  「彼だから、出来るんでしょう!」

  そんな声が聞こえるうちは、絶対、全社になんか広がらない。

   やりかた、工夫しだいで、いくらでも実現可能だ。
  
  そんな事例をたくさん作らなければ、絶対に広がらない。

   パートさんたちだけで、売場を立ち上げ、
   遅番の社員が、夜の揚げたてを実現する。

  その、仕組みつくりと実現。そして継続。

   結果、お客様の信頼を勝ち取り競合店との差別化から数値改善へ向かう。
   そのシナリオを実現させることも、全社拡大へ大きな説得力となる。

  惣菜に関しての私の使命。

   上記シナリオで、数値を改善させ、個人のガンバリズムから脱却し、
   チーム力での実現を継続させること。

   そして、その結果としての数値改善。
   
   その、常勝パターンを造ること。
   そして、それを、全社へ拡大させること。
   結果、会社として、競争力のある「惣菜部門」を確立させること。

  わたしは、惣菜の強化が、今後のこの業界の必勝パターンだと考えている。

  それは、以前からのブログで、何度も記していること。
   「惣菜へのこだわり」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_f1ba.htmlでも、記してあるとおり、
   今後、ますます競争激化に晒される中小スーパーにおいて、
   惣菜の強化は、生き残りの最大のテーマと考える。

  そして、一店舗の事例を、全社に広げるのも、店長の使命と考える。
  また、素直に学び、取り入れることも、同様に、店長の仕事。

 惣菜に関しての、現在の取り組みです。

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2008年9月24日 (水)

レジチーフの判断Ⅱ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで「レジチーフの判断」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_57c3.htmlを記したが、今回はその続編。

 レジのサブチーフの問題で、サブチーフと面接してから4ヶ月。
 秋の社員面接にて、再度、彼女と面接した。

  それ以前にも、レジチーフとの会話などから、サブチーフの成長は聞いていた。
  彼女のひたむきさが、周りから評価され、少しづつ信頼関係が根付いてきたと。

 そこには、レジチーフの徹底した「鍛え」があった。
 年下のレジチーフではあるが、レジとしてのあるべき姿の追求は高い。

  特に、サービスカウンターでの対応力を求めるレベルは厳しい。

 そして、サブチーフはそれに対して、良く対応していた。

 一人悩む場面にも遭遇したが、着実に成長してきたのだろう。

  何より、周りへの気配りが出来てきた。
  特に、パート、アルバイトへの気配りが出来るようになってきている。

 それには、お盆という大きなイベントを経験したことも大きいと思う。
 お盆での、サービスカウンターでの、ギフト等の販売と接客対応。
 そして、レジ待ちなどの対応が、自ら考えて仕事ができるレベルに上がった。

 人間は、目標を持ち、努力をすれば、成長するように出来ているのである。
 そして、その姿が、周りを感動させ、周りから押し上げられるのである。
 
  マネジメントとは、そのような周りの人間との一体感の結晶なのである。

 仕事が出来ても、その一体感を身に付けなければ、マネジメントは出来ない。
 そして、それは部下を育てるという領域へ、足を踏み入れることでもある。
 その、優しさと厳しさの世界へ、足を踏み入れる、ということなのである。

  それが、理解できたのかどうか?

 もう少し、様子を見なければならない。

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2008年9月23日 (火)

進化論 私の流儀

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人間とは、本来、進化を目指すもの。成長し続けるもの。

 それは、以前のブログ「本来の姿Ⅱ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_588b.htmlでも、記した。

 我々の祖先も、原始の当初は、生きるために生きていた。
 食べることにより生命を維持し、その事に、人生の全てをかけていた。

 しかし、人間本来の姿が、成長し続けることにあることにより、進化を遂げる。

  その、進化の最たるものが、エネルギーの消費である。

  外部エネルギーを消費、活用することにより、更に進化を遂げるのである。

  そして、そのエネルギーの消費は、主に、食事の時間短縮に向けられた。
  火を使い、水を使い、動物を使い、獲物を得、料理をし、食事を短縮した。

   その、食事の短縮により、時間の余裕を得た。

  時間の余裕を、何に向けたか?

   文明の発達である。

  文字を発明し、記録を残し、知恵を子孫に残し、子孫繁栄をもたらした。

 このように、人間は、外部エネルギーを消費し、食事を短縮し、時間の余裕を得、
 創造力を養い、文明を進化させ、子孫繁栄をもたらし、更に進化し成長していく。

  ますます、食事の時間は短縮されていくであろう。
  そして、ますます、時間的余裕を得、創造力を発揮する時間を有していく。

 だから、エネルギーは消費しなくてはいけないのだ。

  なにも、エネルギーを無駄に消費しろ、と言っているわけではない。

 エネルギーを有効に消費し、更に、生産性を上げ、創造的な仕事をせよ、

  と言っているのである。

 よく、無駄な電気を消せ!。無駄なエアコンの温度を上げろ!等。エネルギー
 の消費を抑制する企業が増えているが、これは、本来の姿、ではない。

 エネルギーを有効に消費し、より快適な時間の中で、より未来へ向けた仕事
 へ向けろ、と言っているのである。

 このように、より、エネルギーを消費した組織は、より創造的な仕事を開発する
 確率が高くなる。
 
 それが、競争力を生み、競合を吸収しながら、進化していくことなのだ。

 文明を、どう有効に活用し、外部エネルギーを消費しながら、より効率よく、
 お客様に、買い物時間を短縮させ、お客様の豊かな暮らしを実現させるか、
 我々の、大切な、人類進化への使命でもある。

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2008年9月22日 (月)

個人にとっての企業組織とは?

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


企業組織から見た、「個人」。

 企業の存在価値を実現するための活動を遂行するうえで、役割を分担し、より
 具体的な個々の業務を遂行する個人。

 それは、毎年、その年の経営方針、部門方針、店舗方針等で具体化される。

  そして、トップになればなるほど、個人とは、駒として期待されるのだろう。

それでは、「個人」からみた企業組織とは、いったい、どのような「場」なのか?

 個人の生活を営む為に、収入を得る「場」。
 収入だけでなく、自分のスキルを磨く「場」。
 スキルを磨き、キャリアアップの為の「場」。

  雇用の意義の拡大に伴い、個人から見た企業組織の存在意義も拡大した。

 私は、一店長として、お店を以下のように捉えている。

  お客様の豊かな生活の実現に貢献できるお店を実現するために、店長として
  部門のプロフェッショナルであるチーフ、担当者と共に、彼らの力を最大限に
  引き出し、お客様の毎日の買い物に貢献できる店舗を作り上げていく「場」。

 それが、私にとっての、企業組織である。

 そして、そこで、私の組織に対する「仮説」を「検証」し、組織強化によって、店舗
 運営能力を高めていくスキルを磨き、それを部下と共有できる「場」を実現したい。

 私は、店舗とは、従業員、お客様を問わず、そこに集まる人々と人間関係を築く
 「場」であり、仕事を通して「自己実現」を図る「場」でもあると思っている。

 そして、「収入」や、「地位」だけでなく、この業界で仕事をする社会的意義を見出
 し、自分の能力を磨いていきたいと思っている。

 だから、共感できる「経営理念」を求めるし、仕事へのやりがいを求める。
 その追求こそが、私を、活き活きと若返らせる特効薬だと思っている。 

  

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2008年9月21日 (日)

2年目の躍進

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


当社で2年目の店舗の伸びが著しい。

 私の以前の企業の、北関東にある2年目のお店も躍進している。
 しかし、同じ2年目でも、伸びないお店も多々ある。

  以前(10年以上前)であれば、2年目になると二桁成長が当たり前の世界
  だったが、現在、明暗の差がハッキリしてきている。

 与件は多々あるが、その明暗を分けているのは何なのか?。

  上記2店舗の店長、企業の話などを総合すると、

 新店の粗利予算に縛られず、あるべき売場を維持し続けた結果。

  当社の場合は、トップが檄を飛ばし、予算はともかく、競合に負けないあるべき
  売場を実現せよ、との想いから、店長が日々レベルを上げていった結果。

 私が属した企業のお店の場合は、店長の想いだ。

  店舗の粗利予算もあろうが、競合ひしめく中での出店に加え、地域的にも
  売上の厳しい状況で、荒利率予算の達成よりも、あるべき売場の実現を目指し
  鮮度、品揃え、イベント展開などをきっちりと実施してきたことが、2年目の躍進
  へ結びついているという、店長の談話だ。
 
 新店とはいえ、当然、本部企画室が作成した予算はある。
 それは、現場の意志が取り入れられる場合もあるし、そうでない場合も多い。

 そして、近年は、新店といえども、投資の早期回収を目指し、初年度から粗利額
 予算の高い数値目標が一般的になってきている。

 当然、店長は、数値達成を目指し、売場と数値の両面の同時両立を目指して
 取り組むわけだが、新店ほど、当初売上とのギャップが大きい。

  そこに、経営判断がなされ、近年は荒利率のアップを要求される場合が多い。

 そうなると、店長があるべき売場を放棄し、粗利率の達成に突っ走る結果となる。

  これは、当然の結果である。
  そして、2年目以降も、更に、輪をかけて粗利率へ傾いたお店へ変貌する。
  当然、競合ひしめく中で、荒利率に傾いた店舗の支持は低下する。

 しかし、上記2店舗は違った。

  正しい経営判断があったこと、更に、店長のリーダーシップが強かったこと。
  
  かといって、あるべき売場実現の為に失った粗利率は1%~2%程度。
  この数値を決定的に否定するか、次年度以降への投資と捉えるか。

  そして、あるべき売場を1年間継続する意志が、お店に根付いているか。

  最後に、店長がその意志を貫く事ができるか?。
  プロフェッショナルな店長ほど、自らの進退を賭してでも貫くもの。
  そうやって、2年目へ向けて、自らの仕事の検証をするのがプロというもの。

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2008年9月20日 (土)

マイ・ブームⅧ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


にゃんにゃんファンの皆様、こんにちは。

 夏バテ気味だった「にゃんにゃん」も、ようやく元気を取り戻してきました。

  今日は、平均台の上で、元気に「演技」をするにゃんにゃんです。

  あまりの元気のよさに、平均台の上から落下をしてしまい、ニッポン代表と同じ
  結果になってしまいましたが、見事「銀メダル」を確保しました。


右上のアルバムにアップしました。ご覧ください。

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2008年9月19日 (金)

トップの「檄」Ⅱ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


来た!。
 昨日、トップが来た。

 前回来店されたときは、「檄」が飛んだ。
  それは、以前のブログ「トップの檄」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-6406.htmlでも記した。
 店舗運営部が大騒ぎになった。

  鮮魚チーフがぐれた。

 私は、鮮魚に集中して入り込んだ。特に、夜の売場を充実させた。
 相場安の丸魚を盛込んだ「チーフおまかせ盛合せ」を新規開発し、
 午後4時から徹底して売り込んだ。

  夕方4時以降のお客様の活気が、肌で感じるほど戻ってきた。

 そんな経緯の中で、トップが来店された。

  今日は、正念場だ。

 「もう少しだな!。」
  「はい、これから、出来立ての刺身がどんどん出てきます。」

 「いや、向こうの品揃えやボリュームもだいぶ減ってきたな。」
 「勝負が決まるまで、もう少しだ。手を緩めるな!。」

  トップは、競合の売場をしっかり確認してきたのだ。

 「はいっ!。相手の首をしめた腕は、絶対に緩めません!。」
 「息の根を止めるまで絞め続けます。」

  今回の競合出店に対しての、私の役割は、規模、立地で勝る当店が、
  品揃え、ボリュームで圧倒的に勝り、規模の割りに相当無理をしている
  鮮魚、精肉の商品回転を凍結させ、敵の強みを完全に封じる事。

 それでも、当店のそれ以外の部門の売上、お店トータルの粗利へのダメージ
 は、敵のダメージよりは圧倒的に少ない。

 そうやって、相手の強みを封じ、経営を成り立たなくさせることが私の役割。

  今は、お互いに、相手の首の絞め合いをしている状態だ。

  お互いに体力のある当初は笑顔でいられるが、いよいよ息が苦しくなって
  きている。それは、お互い様だ。

  こちらも苦しいが、相手はそれ以上に苦しい。
  手を緩めず絞め続ければ、相手は、必ず「落ちる」。

  今が正念場だ。ここで手を緩めれば、いままでの苦労が台無しだ。
  相手が落ちるまで、絞め続ける。

 その姿を、しっかり、部下に見せること。
 それは、私が、今回の競合出店で、一番大切にしている部分だ。

  経験の少ない若手。
  今後も、たくさんの競合を迎えるだろう。
  
  競合と、どう、戦うのか?
  どのようなプロセスを経て、どうのように勝敗を決するのか?
  又とない、教育の場である。

 真剣勝負の場でなければ、本当の教育は出来ない。

  私の持論である。
  真剣勝負に向き合う姿勢。
  部下にとって、これは、最高の学びの場となる。

 その、生き様が、上司の最高の部下教育であり、
 その姿は、部下にとって、一生、忘れない姿となろう。

世間話の後に、トップが私に言った。

 「最近痩せたな。体調は大丈夫か?。」
 「うまいものをしっかり食っているか?。」

 私は、涙が出そうになった。

  

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2008年9月18日 (木)

勝ち方、負け方 私の流儀

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


よく、「競合に勝つ」、という言葉を使う。
 
 また、「競合に負けている」、とも言われる。

 勝つとはどういうことなのか?、また、負けるとはどんな状態なのか?。
 その数値的根拠は?。

 これが、国と国の戦争ともなれば、一国が負けを表明し終結する。
 しかし、被害の甚大さで、勝ち負けが決するわけではないらしい。

  被害が敵の半分なのに、負けを表明する場合もある。

 身の回りにも、世間的にも、勝ち続ける人間もいれば、勝てない人間もいる。

  何が、その明暗を分けるのか?

 若いときの「挫折」「失敗」は、間違いなく、その一要因だろう。

 失敗とは、自分の間違いに気付き、軌道修正することである。

  間違いを素直に認め、反省し、次へと活かす。
  そうであれば、若いうちから、経験を積み、失敗し、挫折した人間は強い。

 挫折を知らない人間が、マネジメントに就くと、その組織は悲惨である。

  失敗を認めないから、そのまま、行き着くところまで行き着く。
  当初は、小さな失敗で済んだものが、取り返しのつかない状態まで行き着く。

   新田次郎 著  「八甲田山 死の彷徨」

  ご存知の方も多いと思われるが、ここに記されている事例は、その最たるもの
  であろう。

 失敗とは、自分のたてた計画、戦術が成り立たなくなった時、自ら考え、自ら
 撤回をし、軌道修正をして、大目的へ、再度挑戦する事なのだ。

 その積み重ねが、いずれ、大目的への成功へと導かれるものなのだろう。

  但し、戦術を成功させる「意欲」や、「強い意志」、更には「忍耐力」も大切。

  だから、なおさら、素直な目で、情報を集め、成功、失敗を見極め、
  失敗を素直に認め、軌道修正する経験を積む事なのだ。

  そのことにより、更に強い意志をもって、戦術を推し進める状況判断も身に
  ついていくもの。

 その継続が、成功しつづける人間と成功できない人間の境界線となるのである。

 
 しかし、企業と企業の代表的な戦いともなると、トップの意志も相当入り込んでく
 るもの。

  そんな場合には、「負けている」との叱咤激励?の風が吹き荒れる。
 
 その時は、トップの意志と言葉を、「徹底して戦え」、のお墨付き、と捉えるべき。
 結果を気にせず、徹底して、勝てる売場を実現させるべきときである。

  そして、その場合は、結果も、相当早くついてくるものだ。

 更に、そのような場合に、お店の組織強化が図られ、絆が強くなるものだ。  
  
 

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2008年9月17日 (水)

今市エリアMR

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


トップの檄が飛んでから、久しぶりに、ゆっくりと休日が取れた。

 朝から快晴だった為、女房とドライブに出かけた。 
  「紅葉にはまだ早いが、栃木の今市方面にでも行ってみるか?」

 ドライブをしているうちに、今市に昨年「YH社」が改装したのを思い出した。
  「ドライブついでに、訪問してみるか?。」

  今市エリアには、先ほどの「YH社」をはじめ、
  同様の地域SMチェーンの「0社」
  更にはリージョナルチェーンの「B社」
  また、最近出店ラッシュのSMチェーンの「T社」
  そして、ナショナルチェーンの「J社」と、競合も乱立状態。

 結局、上記の上から4社の順で、MRしてしまった。
 女房もなれたもので、一番激安の「YH社」で買い物を済ませてしまう。

 まずは、「YH社」。
  一番集客力があるとは聞いていたが、さすがである。
  ナショナルチェーンからみれば売場つくりの基礎が出来ていないと思われる
  が、地域に根ざした商品の売り込みと、生鮮3部門のお買い得感は他に無し

  どしても、値頃感が同じくなってくるが、「YH社」の値頃感は、私の買い物欲を
  あおってくれる。そんな、単品の商品化が特徴だった。

  午後2時で、レジ開放5台だから、結構、地域のお客様からは支持がある。

 次は、「0社」。
  同じ敷地内に「ドラッグ」などを有し、集客力のあるエリアとなっている。
  
  生鮮3部門の商品的な魅力は、「YH社」ほどはないが、バランスは良い。
  但し、近いから来店されるお客様がメインか。

 更に、リージョナルチェーンの「B社」。
  B社も最近は、出店ラッシュである。
  少し古いタイプのお店であるが、グロサリーの価格では、一番ロープライス。

 最後は、自力をつけてきた「T社」。
  T社らしく、精肉の売場のスペースと品揃えは圧倒している。
  お客様も、YH社に次ぐ入りである。
  300坪程度だが、生鮮3部門の品揃え、鮮度、価格はバランスが良い。
  レジの開放台数が少なく、レジ待ちのお客様が少しいたようだが。

このような競合状態、それも数社が競合状態にあるエリアは、今市地区だけ
ではなく、北関東には、そのような状況で、ひしめいている。

 競合のないところに、成長は生まれない。

 この業界に身をおく私にとって、
 北関東とは、成長しがい?のある地域なのだ。

PS
 右上のアルバムに、写真を掲載しました。どうぞ。 

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2008年9月16日 (火)

退職Ⅳ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日の続き。

 また一人、当社の従業員が退職する。
 青果で約10年程経験を積んだ担当者だ。

 彼との出会いは3年前。
 私が入社間もなく、店長になる直前に、私のお店に再入社してきたのだ。

 一度退社して、再度入社する。
 理由はわからないが、それだけ、離れてみてわかる当社の魅力。

 しかし、それでも、なぜ、また退職するのか?

先日、私のお店に、商品移動で来店していたため、彼と会話した。

 「退職するんだって?。」
  「はい、店長にはお世話になりました。」

 「なぜだ?。」
  「いろいろありますが、日曜休日取れないことと、給料ですか。」

 「いままで、10年近く、この仕事(青果)を続けたんだろう。未練はないのか?。」
  「いや~~。それはありますが~。家族の事も考えると・・・。」

 「俺が上司だったら、絶対に辞めさせないぞ。」
  「え~~。絶対にですか?。」

 「当然だ。自分の人生も考えろ。30過ぎの男が一からやり直すんだぞ。」
 「だったら、今の仕事を継続したほうが、5年後の自分が大きくなっているぞ。」
  「そ~ですかね~。」

 彼は、私のお店から異動した後、チーフに昇格し、その後降格していた。
 そのプロセスの中で、会社に対する不満もあったのかもしれない。

 しかし、どんな理由にせよ、妻子を持った30男が、現状を捨て、違う業界へ
 飛び込むにはリスクが大きすぎる。
 今後5年間を考えたら、今までの積み重ね(10年)で培ったものの上に、5年を
 積み上げたほうが、絶対に仕事への影響力が倍増する。

 しかし、それは、なかなか本人には見えないもの。
 だから、周りの人間が、導いてやらねばならない。

 それは、以前のブログ「退職」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_ea1b.htmlでも記した。

 なぜ、周りで止められないのか?。

  わたしなら、絶対に辞めさせない。家族と話してでも。

 それだけ、男にとっての仕事とは、一生をかけて培っていくもの。
 そして、家族も、男の仕事によって、幸福を享受するもの。
 
 いまの、いっときの不都合は、近い将来に必ず解消されるものだから。


 

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2008年9月15日 (月)

成長するものだけが生き残る

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日読んだ本
 「成長するものだけが生き残る」 上原春男著 サンマーク出版

 いろいろ心に響く内容が記してあったが、最後にこんな言葉があった。

  「人は人の中で、人を見ながら育つのであり、人は人によって伸びていくもの。
  だから、成長したいなら人に会え、それも多くの人に会え。」

 結局、そういうことなのである。

  人生は、一期一会。

 一つのお店の店長、副店長、チーフ、担当者、パートさん、アルバイト。
 全ては、一期一会の世界。

 その瞬間瞬間が、二度と戻らない世界。

 だから、その瞬間瞬間に、もっとも心に響く言葉を、ぶつけられるか。
 そして、その言葉によって、気付き、勇気づけられ、行動が変われるか?。

 そうして、いろいろな人間との出会いがあり、人は、人を見ながら自分を磨き、
 人との出会いによって、新たな発見と感動があり、そして、成長する。

  その出会いは、まさに「一期一会」。

 二度と出会えない出会いになる。それは、一生を通してみれば、まさに瞬間。
 
  その瞬間の今、目の前の相手に真剣に向き合えることが出来るか?。

 特に、自分の部下は、上司によって大いに左右される。
 その、部下の人生を背負う覚悟で、部下との一期一会に対しているか?。

 自分の部下には、是非とも、私を見て、自分を磨いた、と言ってもらいたい。
 だから、いつも真剣勝負なのだ。

  部下には、ウソをつけないから。
  部下には、裏を見せられないから。
  部下には、背中を見られているから。

 そして、部下には、いつも、本音で語り合っているから。

 組織を率いる人間であるならば、数値責任がついて回る。
 それは、部下の成長なくして語れないことである。

  だから、私は、部下を成長させる。

 それが、自分の率いる組織の数値達成の為でもあり、企業への貢献でもある。

 しかし、部下に直面する毎日を過ごしていると、
 そんな小さなことはともかく、目の前の、部下の人生を成功させたい。

  「こいつを、一人前の商売人に育てたい。」

 そんな想いが募ってくるものだ。



 

 

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2008年9月14日 (日)

組織強化Ⅲ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今、私のお店では、人材に関して、精肉が致命的だ。

 前回の人事異動で、2名の社員が異動し、1名の補充のみ。
 更に、パートさんが2名立て続けに退職した。

 この、2名のパートさんが、社員以上に戦力になった人材だった。
 退職の理由はいろいろあるが、人材が致命的な状態であることは間違いない。

  募集チラシを入れ、なんとか1名の補充を得たが、更に2名は確保したい。

 幸いにして、以前のブログで記した「若手の挫折」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_1811.htmlの担当者は残っていてくれた。

  また、パートさんの退職の理由に、店長の私に起因するものも含まれている為
  複雑な構図なのである。

 しかし、この難局を迎えて、チーフから以外な一言が私に投げかけられた。

  「店長、逆に、みんなの気持が一つになりましたよ。」

 いままで、4番手、5番手だった2年目社員が頭角をあらわし、朝6時から出社。
 更に、若手の挫折に記した「サブ、チーフ」も休日返上で加工肉品だし。

  決して誉められたことではない。店長として喜べない内容だが、
  結果的に、これも「組織強化」の方向へ向かっているのだ。

   “この難局を、何とかしなければ”

  部門全体に、この共通認識が出来ているのであれば、成功。
  私は、そう、考えている。

 なんだかんだと言って、今までは、余裕があったのだ。
 ここにきて、みんなの意識が、何とかしなければ、の一点に集中し、
 入社2年目の「なんちゃって社員」も、責任と自覚を持つようになった。
 そして、明日は6時出社、の意識を持つまでに成長する。

  作業が見える、ということは、如何に自分の行動を変えるか、と言う事。
  自分の行動が変わらなければ、作業が見えたことにはならない。

 だから、今回の件で着実に成長したのである。

  そして、若手の挫折で記した「サブ・チーフ」も行動が更に変わった。

 これも、サブチーフとして、更に責任感が増したということ。

 だから、売場の維持能力は、なんら低下していない。
 
  部門全員が問題を共有し、行動が変わる。これが組織強化だ。

 部門チーフを初めとした、「危機感」が結実した結果だ。

  だから、店長として、この組織強化された精肉部門の、鉄の熱いうちに
  パートさんを投入して、更に意識と技術の強化を早急に図っていきたい。

 雨降って、地は固まるのである。

  逆境の中でも、ただでは起き上がらない、
  したたかさを身に付けた、と言えるのである。

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2008年9月13日 (土)

マイ・ブームⅦ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人気の「にゃんにゃん」のアップです。

 家族とも慣れが出来てきて、今では、餌を奪い?に家まで入り込んでいます。

 その素早さといったら、さすがに野良。それも、一口で全部の餌をほうばっての
 奪取でした。

PS
 右上に最新のアルバムをアップしました。どうぞ。

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2008年9月12日 (金)

店長としての「軸」

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、私のお店から「卒業証書」を授与され、旅立っていった「レジ担当者」から
相談を受けた。

 夜の8時頃、副店長から、○○さんが店長に会いたいと来ている、と言われた
 時から、“何か、あるな?”との胸騒ぎはあったのだが。

 私
  「どうだ?、元気にやっているか?。」

 レジ担当
  「いいえ、ここに帰ってきたいです。」

 私
  「なぜ?。まだ、以前の問題を引きずっているのか?。」

 レジ担当
  「はい、みんな、チーフから離れていっています。」

以前、私は、同様の問題で、彼女から、愚痴を聞いていたのだ。

 彼女のお店のレジチーフが、気に入った取り巻きだけ巻き込み、その他は
 排他的に寄せ付けないのだと言う。

 店長会で、そのお店の店長に、何気なくそのことを言ってみたが、その店長
 も、内情を良く理解していないらしい。

  その後、私も忘れていたが、レジ担当の彼女の限界がきたらしい。
 
 いろいろと、彼女の愚痴を聞いていると、なぜ、そのチーフが昇格したのか
 理解できないくらい、部門責任者として、あまりにも無責任と思えてならない。

  レジの組織内で、誰々に話すと店長までいってしまうから、話せない。
  誰々は、何々派だから、大丈夫。あの子は、チーフに気に入られている。

 そんな、内容だ。そして、彼女は言った。

  「結局、ヒマなんですよ。」

 そうか、そうかも知れない。目の前の仕事が、それを許すのだろう。

しかし、私に言わせれば、お店の中に、不平等が許される空気があるのだ。

 店長派が存在するというのは、店長が差別をしているということ。
 店長自らの、軸を持っていない、もしくは、軸がぶれているという事。

 店長の持つ「軸」とは?。

  「店長」としての私の言う事を、素直に聞く人間を重宝するのか?
  私の言葉を、お客様目線で見直して行動する人間を重宝するか?

 だから、私は、私の言う事を素直にやる人間を認めるわけではない。
 お客様に合わせて、最優先で行動する人間を重宝する。

  だから、私に逆らう人間でも、筋が通っていれば認める場合もある。

 私も、その場合は、素直に謝ることにしている。
 私は、自分が絶対だとは、思っていない。

なぜか?

 私よりも、その道のプロはたくさんいるのだから。
 しかし、彼らの意見を尊重し、彼らの力を活かす力は、誰にも負けない。
 だから、私の部下たちは、自ら考え、自ら結論を出すことに慣れている。

 そんな、空気に満ちていると、お店の個人を向いた仕事から、
 お客様に、真正面から向き合う仕事ができるようになる。

 そうなれば、何々派、などというヒマな考えは、一切表面に出てこなくなる。

これが、私の「軸」である。
 この軸は、絶対にぶれない。私の上司へもブラさないでぶつかるから。
 店長としては、その強い意志を貫き通す事ができるか?
 その、覚悟を持てば、黙ってでも人はついてくるもの。

 

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2008年9月11日 (木)

パートさんの退職

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、一人のパートさんが退職した。

 原因は、私だ。

 その朝、あるパートさんから話があった。
  「私の車が傷つけられているんです。」

 早速、従業員駐車場に、その車を確認しにいくと、ベージュの車のサイドに
 赤い塗料の傷がべったりと付いていた。

  ちょうど、バンパーの太さの傷であり、私は、当て逃げか、と感じた。

 あたりを見回すと、左後方に、傷と同じような色の乗用車た止まっていた。
 そして、なんと、左後方のバンパーに、ぶつけたような傷が付いていた。

  「これかもしれない。」 そんなふうに考えた。
  しかし、傷が、付いて間もなく、というよりも、数ヶ月前に付いたような感じも
  したが、とりあえず、車の持ち主に聞いてみよう、と考えた。

 店に戻り、店内放送で、車の持ち主が誰かを聞き出し、私の携帯に一本の
 電話がなった。

  「私の車ですが、なにかあったのですか?。」

  「従業員の車が傷ついていて、その傷の色が、○○さんの車の色と同じ
   なんだけど、あの右後のバンパーの傷はどこで付けたの?。

  「あれは、学校にPTAに参加したときに付けられた傷なんです。でも、私は
  当て逃げなんてしてませんよ。」

  「いや、疑っているわけではないんだけど、状況がそうなんで、確認しただけ
  だよ。」

  その後、男性社員が私に聞いてきたので、その男性社員と疑われたパート
  さんと私の3人で、現場を確認しにいった。

  その状況をみて、まず、ベージュの車の傷を確認。
  更に、○○さんのバンパーの傷を確認。

  良く調べてみると、どうやら、○○さんのバンパーが接触した傷にしては、
  微妙に違っているようだ。それが、3人の見解だった。

   そして、私は、○○さんに、どうやら、私の勘違いだったことを告げ、その場
   を解散した。

 翌日。

  ○○さんの部門のチーフから言われた。
   「店長、お話があります。実は、○○さんが退社しました。」

    「なにっ!。」

   「昨日、私に、○○さんから電話がかかってきて、昨日の店長の対応が
    許せない。人を疑っておいて、一言の謝罪の言葉も無い。ということ
    なんです。」

  たしかに、昨日、私は、正式に○○さんに、疑いを詫びる言葉は送っていない。

  ○○さんの自宅へ電話し、本人と話し合った。

   理由は、昨日の件もあるが、家庭の事情もある。

   しかし、昨日の店長の態度が直接の引き金になったことは、間違い無い。

  事後、人事部長に、そのことを報告すると、人事部長からは、懇々と、
  人を疑うことほど難しいことは無い、あくまでも慎重に!。と説教をくらった。

 まったく、その通りだと思う。

  私の不用意な対応で、大きな戦力を失ってしまった。

   本人にはもちろんだが、部門のメンバーにも、本当に申し訳無い。

 部門チーフからは、私からの連絡は入らないといわれたが、謝罪が遅れたこと
 だけは、直接話をして伝えなくては、と思い、電話をした。
 
 是非戻ってきてほしかったが、本人の言葉の端端から、もう、戻れない、との
 意志が伝わってきたため、退職に応じることにしたのである。

  店長として、すこしばかり、おごりがでてきている兆候なのだろう。

 もう一度、身を引き締めてかからないと、戦う今だからこそ、お店の意志を
 ひとつに固めないと、と強烈に感じている。
 

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2008年9月10日 (水)

インターンシップ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


8月後半より、地元の大学の学生が、当社にインターンシップで入っていた。

 わずか10日間のインターンシップだったが、大学生の素人?の目から見た
 この業界は、どう映っていたのか?、が少し理解できた。

 人事部長から連絡があり、大学生のインターンシップを受け入れたいとの申し出
 があり、その大学に一番近い、私のお店での受け入れを考えている、と。

 私も、若い人間は嫌いではないし、いろいろな世代との交流が、人の幅を広げる
 いい機会ととらえているため、快く了解した。

 しかし、人事部長もいっていたが、大学生のインターンシップの受け入れは、企業
 として、初めての経験だという。

  同じ大学のアルバイトならたくさんいるが、インターンシップとなると皆無。
  
  アルバイトには、アルバイト料を払い、労働提供を受けるが、
  インターンシップは無料の労働提供。しかも交通費も自腹で参加。

  そうしてでも、大学生の時代に、将来へ向けて鍛えておく。
  私の時代には無かった制度(あったのかも知れないが、興味が無かった?)。

 そんなイキサツでスタート。

 とりあえず、新入社員研修を10日に短縮するようなイメージで、各チーフへ。
 各チーフも、新入社員の研修には慣れている為、違和感無くスタート。

  彼の希望の研修部門は、「青果」「精肉」「グロサリー」。

 よって、その順で研修をスタート。
 毎日、修了30分前に、私と、その日の研修の質疑応答を実施。

 私も、この業界のPRは嫌いなほうではないので、思わず、いろいろな質疑
 応答にも、「力」は入ってしまった。

  彼も、初めは、自分を良く見せよう、自分の考えをかっこよく伝えよう、と
  力みが入っていた。

  売場案内の時、青果の前のお店のトップに連れて行き、
   「お客様は、毎日買い物をするときに、全員が、ここで買い物カートとカゴを
    手にして、“さあっ、買い物するぞっ”と出発する。

    君は、ここに立って、何が見える?。」

   「今日のお買い得の梨と、その向こうでは旬のぶどうも売ってますね。」

    「何が、見える?」

   「その他には、えーっと、あーっと、いーっと?。」

    「構えて答えるな。お客様と同様に、素直に見えるものを見ればいいんだ。」
    「青果から少し角度を変えれば、新米がでかい旗と一緒に展開されている。
     更に、右側には、彼岸用のギフト、更には、バスクリンなどの入浴剤。」

   「なるほど、なるほど。秋ですね。」

    「その通り、この場所は、どんなお客様も必ず通る場所。だから、私も、
     毎日ここに立って、お客様と同じことを“感じる”ことにしているんだよ。」

  また、最終の質疑応答では、

    「君は、大学で何を学んでいるの?。」

   「えーっと、経営学です。特に会計とか、経営管理とか。」

    「それは、ここでのインターンシップで役に立っている?。」

   「いえ、それは、まったくないです。」

    「大学で学ぶこと、本に書いてあることは、全て“知識”なんだよな。
     知識は、現場以外のところでいくらでも学べる。大学で学んだことが、
     本当に、現場で現実に起きているのかどうかを学ぶのが、今回だ。

    そして、それを実現させるのも、現場だ。知識を現場で実現させる為の
     要諦が“知恵”だ。ここで、たくさんの“知恵”を身に付けていくことだ。」

  彼は、深く頷いていた。
    「はいっ、わかりました。」

  彼に伝えることで、私の頭の整理もできた10日間でした。


 

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2008年9月 9日 (火)

競合店 私の流儀Ⅶ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、競合店の店長と会話をした。

 午後の3時頃売場に出ると、青果のトップ平台で、私ににこやかに笑いかけて
 きた。人物がいた。

 以前のブログ「競合店長に学ぶ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_47f8.htmlに記した店長である。

 
 初め、一瞬、誰なのかわからなかった。
 よく近づいてみて、競合店長だとわかった。

 私のお店でお会いするのは、初めてである。

 そのことを、彼に問うと、彼は言った。
  「いえ、ちょくちょく勉強に来ていますよ。てっちゃん店長がいないだけですよ。」

 いや、そんなハズは無い。最近は、ますます売場に出ている。
 夜中に来ているのか?。そんな勘ぐりをしてみたくなる。

 競合企業の一番店から、現在のお店へ赴任して約一ヶ月。
 ようやく、自店の売れ筋、従業員特性、お客様動向が見えてきたと言う。
 そして、価格から脱却するために、「コト」POPを作成し、地道にコツコツと
 動き出した、と言う。
 
  その顔には、自信からくる笑顔に満ちていた。

 そして、彼の住まいや店舗遍歴など、世間話の後、率直に聞いてみた。

  「今月末に、一杯やりませんか?。」

 実は、新規競合店の店長にも、声をかけている。
 そして、彼からは、了解を得ている。

  どうせなら、3店の競合店の店長同士の懇親の場もおもしろい。

 後日、
  彼に電話をし、参加の了解を得た。

  至近距離(1k)同士の店長同士の懇親会。

 これも、店長をしていることのダイナミズムだ。

  お互いに、何を考え、何を大切にし、何におびえているのか?

  意外と、同じだのである。

  以前の会社でも、競合店の店長と懇親会をもったが、
  考えている事は、まったく同じ。

  同じ事を言われ、同じことをやろうとしている。

  店長としての存在、期待、行動、同じ環境で仕事をしているもの。

 しかし、今回は、3店舗の違う企業同士の店長の懇親の場である。

  ますます、楽しみな場面が到来する。

 その場を迎えるにあたり、ますます、現状を有利に進めなければ、と考える。
 その場で主導権を握りたい。主導権を渡したくない。主役でありたい。

 それへ向けて。いろいろ「知恵」を巡らさなければ、と思う、今日である。

  

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2008年9月 8日 (月)

競合店の戦いに学ぶⅥ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


自ら、競合の渦に巻き込まれると、周りが見えなくなってくるもの。

 先日の休日に、久しぶりに、以前から見続けている競合同士の戦いのその後を
 MRしてきた。

 これは、以前のブログ「競合店に学ぶ ⅴ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_e60a.htmlの続編である。

 以前のブログでも、戦いを挑まれた競合店の回復を記したが、今回は更に
 この傾向が強まっている。

 そして、売場造りの技術の差も歴然としてきた。
 戦いを挑んだ競合店のレベルが低いわけではない。
 挑まれたお店の「青果」のスタンダードレベルと企業レベルの差。

 戦いを挑まれたお店の青果のトップ平台は?
  
  ぶどうだ。
  
  特に、山形産の極大粒の赤熟ピオーネ980円を見せ筋に、競合よりも
  大粒を中心に、裸売りで鮮度感とシズル感を徹底して追及。
  
  いかにも、ぶどう畑で実がなっているような感覚で販売。
  だからと言って、価格でまけているかと言うとそうでは無い。
  価格で量販するぶどうは、平台脇で山積みしている。
  更に、ぶどう以外の果実も箱売りなどで市場感度を演出している。

 戦いを挑んだ企業の「青果」のトップ平台は?
  
  梨とみかん。

  半歩遅れている。
  そして、ぶどうは第二平台。裸売りはなく、包装された商品のみ。

 旬の最盛期の売り方で負けない。

  競合対策するうえで、一番大切な項目。
  特に、お店のトップに配置される果実売場の鉄則である。

  ここに、企業としてのレベルが現れる。
  市場との連動。つながり。信頼関係。
  そして、バイヤー、商品部の商品感度。

 表面に見えないこれらの技術が、日々の中で提案し続けられると、
 お客様の選択は、徐々に一極集中していく。

  その結果が、今現在なのであろう。

 どちらも、一流のリージョナルスーパーである。
 しかし、青果の販売技術一つで、ここまで結果が左右されてしまう。

  改めて、青果の重要さを再認識せざるを得ないのである。

 PS
  にゃんにゃんの最新映像を右上のアルバムにアップしました。どうぞ。

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2008年9月 7日 (日)

鮮魚チーフの叫び

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


鮮魚チーフが休憩室でタバコを吸っていた。

 私は、売場展開の打合せを兼ねて、立ち寄った。

 突然、鮮魚チーフから話があった。

  「店長、自分は、発注やりたくないです。」

   「なぜ?。」

  「自分で、数量を自分で決められない発注なんて、やってられないですよ。」

   「・・・・・?。」

 事の発端は、こうだ。

  先日のトップの来店で、もっと攻めろ、との檄。

  そして、お店での会話。

  そこまでは、良かった。お店のモチベーションも高まり、「さあっ、やるぞ!。」

  しかし、それが、本部バイヤーへもダイレクトに伝わり、
  そこから、バイヤーは、バイヤーで動いた。

  また、店舗運営部へも伝わり、そこはそこで動いた。

  そして、店舗運営部とバイヤーが連動して対応した結果、
  発注数量と品揃えを標準に戻し、更に、発注数量を店長と毎日確認すること。

 そこに、現場で一番、情報をもっている「チーフ」は不在の状態。

  それは、おかしい。絶対におかしい。

 その場では、鮮魚チーフを慰めたが、その後に、彼はトレーナーへ電話。

  その内容を聞いたバイヤーが、私に連絡してきた。

  「鮮魚チーフが、ぐれているらしいのですが?。」

   「ああ、ぐれているよ。バイヤーの対応と返事がそっけなかったらしいよ。」

  「私は、私の立場で、あの、その、この・・・!。」

  きっかけは、バイヤーが送り込んだ「生すじこ」だ。
  発注していない商品が入荷の為、チーフはバイヤーへ電話。
  そこで、バイヤーのぶっきらぼうな返答。

   それに、チーフは切れた。

 この鮮魚チーフも、私が入社以来、ずっと私を支えてきてくれた人間だ。
 私の信頼に応え、私の言葉を信じ、売場に反映させてくれていた。
 結果、数値改善に結びつき、お互いの信頼関係が強化されてきた。
 
 それは、以前のブログ「部門合同展開」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_305c.htmlでも記した。

  「そこまで行ったら、私が入る以外、あるまい。」

 鮮魚チーフを別室へ呼んだ。

  「トレーナーに、発注はバイヤーに任せます、と言ったんだってな?。」

   「言いました。発注数量を自分が決められないなんて、納得できません。」

  理屈じゃ、納まらない。瞬間的に、わたしは、そう感じた。
  彼の気持は、良くわかる。私も通った同じ道だから。同じ経験をしているから。

  「お前の気持は、よくわかるよ。現場で一番お客様の情報をもっているチーフ
   が、発注数量を決められないなんて、絶対におかしい。」

  「しかしな、本部は本部で動いているが、一番競合店と戦わなければならない
   のは、現場のチーフだ。一番主導権を握らなければならないのはお前だ。
   その主役が、発注を放棄してどうする。発注数量を握るという事は、戦う
   意志を行使する、ということだ。ここで、自棄(ヤケ)を起こしてどうする。」

  「俺は、お前以外の人間とは、一緒に戦いたいとは思っていない。俺が入社
   以来、お前は、俺に着いてきてくれた。お前の気持はよくわかっている。
   この戦いは、是非とも、お前と一緒に戦いたいと思っている。それがお前に
   対する、俺の信頼だ。」

  ここから先は、もう、お互いに、涙目での会話だ。
  鮮魚チーフの目も、みるみる涙であふれてくる。

   こんな事で、こいつを見捨てるわけには、いかない。

  「俺の仕事は、お前の仕事の障害を取り除く事。そして守ってやることだ。
   お前の事は、必ず、守ってやる。心配しないで、発注だけは手放すな!。」

  「いいか、もう一度言う。お前以外とは、競合と戦えないんだ。わかったか。」

   「はい、わかりました!。」

  今回の件で、この男は、必ず成長する。いや、必ず、成長させる。
  
   それが、この男に対する、私の、信頼の証だ。

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2008年9月 6日 (土)

訪問者Ⅰ

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、私のお店に訪問者があった。

 以前の会社の同僚。入社が同じ同期の桜だが、彼もまた転職し、
 今の企業で活躍している。

 このブログがきっかけで、交流が始まった。

 その後の彼の軌道を聞くと、以外な展開だった。

  私と同期の彼は、住居出身。
  彼も、北関東の店舗での赴任が長く、私と同じお店で新店を立ち上げたこと
  もある。

  その後、住居の店舗マネージャーを勤めたが、私と同時期に退職し、
  現在の企業に入社した。

  当初は、畑違いの「青果」のチーフを命ぜられ、悪戦苦闘しながら、業績を
  造ることができた。それは、以前の企業で培った考え方の手法を用いた結果。

  そして、現在、経営企画室にて、企業の未来へ、種を蒔いている。

 彼の企業は、3店舗ではあるが、訪問した全員の「目」は輝いていた。
 羨ましいくらいに、輝いていた。そして、貪欲に売場を漁っていた、と言えた。

  3店舗の規模ゆえ、店長兼務バイヤーとか、チーフ兼バイヤーとかの肩書き
  で、店長だけの存在ではないが、兼務により、更に商品面の知識が要求され
  る。

  商品と人間の両方を同時に操る。非常に難しい立場である。

 その中で、一番輝いていたのは、女性店長兼バイヤーだった。

 目つきが違っていた。そして、商品を見る目が、違っていた。
  貪欲さが、一番出ていた。

 そして、なんと、自腹で商品を買い込んでいた。
  なんという、貪欲さ。

 自腹で買いこんだ商品は、絶対に忘れない。
 味、品質、価格、全てにおいて、評価される。
 そして、その味は、自分の舌で確かめられ、鍛えられる。

 それを感じたから、彼女には、当店の一番のおすすめの納豆を紹介した。
 それを、自腹で買い込んでいた。

 この人間は、女性だが、侮れない。教えがいがある。
 この探究心の強さを秘めながら、いろいろなものを吸収していくのである。

  大手にはなかなかいない。最近、量販店では見かけなくなったタイプである。
  やはり、このレベルの企業だから存在する好奇心がある。
  
  それを臆することなく、前面に出しながら、更に勉強しようとする。

   私が一番教えてやりたい、と願う存在だった。

 大手の歯車として終始するのか?
 中小の頭脳として活躍するのか?

  これも生き方の選択。
  成長という、人間本来の姿を取り戻す選択をしたいものだ。

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2008年9月 5日 (金)

トップの「檄」

皆さん、こんにちは。
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、8月最終日。トップが来店。

 「檄」が飛んだ!

  生鮮で負けている、と。

  新規競合店の、日曜の夕方のピーク時の、ボリューム、鮮度、品揃えで
  負けている、と。

 競合のトップが言うだけあってhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_0aa3.html、生鮮の品揃えと売場維持に関しては、
 オープン以来崩れていない。さすがである。

  8月最終日は、棚卸しでもあり、通常営業時間を短縮し、8時閉店でもあった
  が、それは、言い訳にはならない。

  長い長い戦いの中では、日々の中で、「勝った」「負けた」は付き物。

  但し、その「勝った」「負けた」から、明日は?の成長を目指すから、
  店舗は力を付けていくもの。

 今回のトップの檄を、いいきっかけとしなければならない。

  特に、商品の陳列や見せ方の技術の向上は、当店だけの問題ではなく、
  今後の企業としての課題。

  本部と協力をしながら進めていく課題であり、今後、同じ企業と戦う上では、
  絶対にクリアしていくべき事である。

 トップとの会話から

  「まだまだ、利益を追求する時期ではないだろう。初めが肝心だ。競合店
  に商品のボリューム、品揃えで負けててどうする。結果を気にせず、戦え。
  また、お店で解決できないことは、どんどん本部に言って来い。」

   こんな内容だった。
   私は、これを、トップからのお墨付き、と認識する。

   これで、本気で、結果を気にせず、勝てる売場を造れる。

  また、トップは、現場のチーフとも、ひざを交えて15分程度話し合っていた。

   チーフに聞くと、やはり、ボリュームで負けるな、と。

  さっそく、チーフと今後の対策について話し合った。

   店長として、チーフに、初めに言ったことは、

   「結果としての“粗利”に関しては、私は、何も言わない。とにかく勝つ売場
    を造ろう。」
   「特に、夕方のピーク時の売場は、圧倒的に勝とう。」
   「その為には、・・・・。」

  直後に、チーフと、競合店をMRし、自店との違いに共通認識を持った。
  やはり負けている。理由はともかく、お客様には、そう映っていたハズだ。

  これを自分の成長、お店の成長、企業の成長のきっかけとできるか?
  店長として、その先頭を走っていきたいと思う。

 

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2008年9月 4日 (木)

「コト」について

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしてる「てっちゃん」です。


お盆も終焉し、本格的な競合との戦いのスタート。

 先日、ネクタイピンを無くし、ネクタイがゆれゆれの状態だった為、お店の更衣室
 に予備でとってある「エプロン」をして仕事をした。

 出会うパートさん、お客様から、声がかかった。
  「あら店長、エプロンして、どうしたの?」

  「どうしたのって、仕事だから、エプロンぐらいするでしょう。」

 普段、ワイシャツのままでいるものだから、見慣れないのだろう。

 声をかけてくれる人が氷山の一角としれば、お客様の中でも、
  「おっ、店長がエプロンしている。」と感じているお客様は多いだろう。

  まして、従業員なら、なおさら。

  別に、忙しい振りをするつもりは無いが、戦闘態勢に入ったと思って
  いただければ、それは、それでいい。

 このように、同じ人間でも、スタイルが変われば、表現が変われば、
 別物として、とらえられるのである。

 同様に、同じ商品、同じ店舗でも、装いが変われば、別物としてのデビュー。

  結局、我々の取り扱う商品で、まったくの新商品など、皆無である。
  いや、あるのかもしれないが、それを期待するほど時間は待ってくれない。

 何をもって、新しさを打ち出していくのか?

  我々にとっての新しさとは?

 「コト」なのである。

  商人伝道師、水元均さんが強調する、「コト」。

  コトとは?
  
   我々は、なぜ、この商品をお客様に提案するのか?  とのコト。

   それによって、お客様に、新たな美味しい食べ方を提案すること。

  結果として、食卓の豊かさを提案すること。

  具体的には、食卓の会話が、家族の絆を強くすること。

   「これ、美味しいね。お母さん。」
   「これ、あのお店で買ったのよ。」
   「やっぱり、あのお店が一番だね。」
    こんな会話になり、家族の絆が強くなるのか、

   「これ、不味いね。どこで買ったの?」
   「あのお店で買ったの?。だめだね、あのお店は。」
   「もう、あそこでは買わないわ!。ごめんなさいね。」
    こんな会話に進行し、食卓が暗くなるのか。

  我々が商売をしている裏側では、こんな会話が横行している。

  我々には、見えない、この世界を、牛耳ること。コントロールすること。
  
   これが、商売の本質。

  お客様の食卓の裏側に存在する「会話」。
  これこそが、我々が追求すべき本質である。

   この本質を理解しない限り、商売の成功は有り得ない。

  食卓が存在し、その結果として、お店が存在する。
  食卓を満たすために、従業員が成長し、結果としてお店も成長する。

 単に、大衆に、物を、量で売る時代から、
 一人一人の豊かな暮らしを売る時代へ。

  時代は、確実に、変化している。

 それだからこそ、従業員自らの暮らしも、知恵として創造的にあるべき時。

 そのことを念頭において、コトを、お客様に提案する時である。

  もう、おわかりだろう。

  コトとは、自らの暮らしを豊かにするために、暮らしを学ぶコトなのである。
  これ無くしては、お客様にもっと良い「コト」は提案できない。

  更に、コトを提案するために、自らの商品力も高めなければならない。
 
   なぜ、この商品の美味しさが際立つのか?
   なぜ、当社の商品は鮮度が良いのか?
 
  そのことを追求するための企業努力は半端ではない。

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2008年9月 3日 (水)

本当の戦い

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、新規出店した競合店の幹部が来店した。

 私
  「お久しぶりですね。最近、あまりお顔を拝見しないですね?。」

 先方
  「いやいや、結構来てますよ。店長がいらっしゃらないだけですよ。」

  「ところで、最近、どうですか?。うちは、お盆過ぎから、ここまで落ち着くか?
   と思うぐらいに、落ち着きすぎていますよ。」

 私
  「この地域は、お盆過ぎが一番低迷するんです。本格的に、普段に戻るのは、
   9月に入ってからですよ。うちも、いまが一番の底ですよ。」

 確かに、本当に普段に戻るのは9月からであるが、相手が落ち着くと言ってい
 るのは、また別物であろう。

なぜか?

 開店から一ヵ月後。お祭りは終わったのである。

  新規開店し、お盆に突入。そして、お盆が終焉。
  開店での集客。そして、対応のチラシ合戦。目玉合戦。大量のロス。

  お互いの意地の張り合いが続いた。そしてお盆の終焉。

   お互いに、“お祭り”は終わったのである。

  いよいよ、「本当の戦い」。

   お客様の厳しい選択にさらされるという事実に向き合う時期に突入する。
   これは、どんな新店でも同じこと。

    この、一番の底を経験し、そこから一つ一つ、本当のお客様を向いて
    積み上げていくしかないのである。

   そして、我々既存店もまた、本当のお客様を戻していく時期に突入する。

    商圏は狭まり、頻度も低くなる。

    その事実を踏まえ、いま来ているお客様の来店頻度を高めていく。
    その、地道な作業の繰り返しをしてく。

  競合店の幹部の方に、そのことを伝えた。
  
  その方は
   「今来ていただいている方をしっかりつかまえていく戦略が、私達にとって
    は一番いやなことですよ。」

  そうだろう。
   その対策をとられると、新期競合店は、底から這い上がれないから。

  だから、今、影響ないからといって、影響のない時間帯のお客様に
  何もしない、と言う事ではない。

  新期競合店が開店してから、影響のある時間帯での対応を中心に進めて
  来たが、今後は、安定して来店していただいている時間帯のお客さまを、
  徹底して、囲い込んでいく戦略へ、少しずつ移行していく時期でもある。

 お祭りが終焉した、今。

  いよいよ、本当の戦いの幕が切って落とされた。  

 

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2008年9月 2日 (火)

「あゆ」に聴き入る

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


私は、小さい頃から、音楽に興味のあるほうではなかった。

 中学の音楽は、いつも5段階評価で「2」。
 オルガンの和音の区別など、どう聞いてもわからなかった。
 歌を歌えば、極端な音痴で知られ、カラオケでの役目は、一番バッター。
  *(注)それでも、私のカラオケは、「金を払ってでも、聴きたい」と言って
      くれる人がたくさんいるんですよ。

 だから、歌を聴くといっても、日本のフォーク、歌謡曲を聞く程度。
 女房の影響もあり、「エンヤ」「サラブライトマン」などは、わかるようになった。

 しかし、最近、「浜崎あゆみ」 を聴き込んでいる。
 子供達は、何を血迷ったのか?という顔で見ている。

 しかし、車にCDを積んで、通勤途中で、良く聴く。

なぜか?

 心に響くから。

  2年前のWOWWOWの年末の特番で、avax所属のアーティスト達のライブを
  たまたま録画して見たのがきっかけだった。

  その中で、トリとして、出てきた浜崎あゆみの、数万人を動かすパフォーマンス
  に感動した。

 なぜ、これだけの人間を一つにまとめられるのか?
 なぜ、人は、このアーティストに引き寄せられるのか?

  そのとき録画した番組では、3曲ほどしか歌ってないが、それでも
  あゆのパワーは、ビンビンに伝わってきた。

 そして、いろいろ、あゆの曲を聴いているうちに、その魅力が見えてきた。

  女の強さと、弱さ。

   女の哀愁を表現する力は、天才である。

  日本の、美空ひばりから始まる「歌姫」の流れをしっかりと受け継いでいる。

 私が持っているアルバムは、「Secret」(シークレット)。

  全曲が名曲である。

   そして、全曲とも、浜崎あゆみが作詞をしている。
   これも、彼女の表現力が、天才といえる所以でもある。

  特に、最後の「Secret」を聴いていると、涙がボロボロと流れてくる。

   “暗闇の向こう側 光射す場所を求め
    ひとつ残った 翼広げても
    真実にだけ届かない”

  なぜ、あの若さで、これだけの詩(うた)が創造できるのか?
  この詩に、切ないギターの伴奏と、抜群の歌唱力が、命を吹き込む。

  わたしの心に、ビンビンと響く、名曲である。

  

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2008年9月 1日 (月)

仕事の流儀からⅣ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


久しぶりに、家族にも開放?された休日を取る事が出来た。

 ビデオのHDDに撮りためてあった番組をチェックしていたら、
 NHKの「仕事の流儀」の、約一ヶ月前のものが出てきた。
 
  「茶師」 前田文男。

 撮ったときは、「なんだ、お茶か、関係ね~や!。」
 と思って、そのままにしていたが、家族から開放された気安さで、見てみた。

  感動した。

  世界は違えど、店長としての大切な部分に通ずるものがある。
  
 同じ年回り。お茶に対する考え方が、私の、お店に対する考え方とまったく同じ。
 
  「茶師」なのに、なぜ、ここまで、考え方が同じなのか?


代々からの茶師の家に生まれた前田文男氏は、電機メーカーから実家に戻った。

 天性もあり、お茶を見分ける審査技術の全国大会でも上位に入るほど。
 
 父からお茶の仕入れを任された前田氏は、いいお茶が無く、買えなかった。
 
  そのことを父に言うと、父から、こう言われた。
  「お前は、お茶がまだわかっていない。」
  そして、仕入れ担当から外される。

 5年後に、ようやく、皆が敬遠する、形は悪いが、飛切り香りの良いお茶を購入。

  他のお茶と組合せて、極上のお茶に仕上げた。

 そして、父からの言葉。
  「こういう、光るお茶を買って来い。」

 5年間、考え、悩み続けた結果。ようやく見えてきた光である。

  一番大切なことは、誰も教えてくれない。
  自ら、つかみ取るしかないのである。

 市場に出回るお茶は、一つの葉で出来上がるものではない。
 いくつかの特徴を持った葉の組み合わせで、良くも、悪くもなる。

  この世界では、それを「合組」(ごうぐみ)と言う。

 この組合せ(ブレンド)が、茶師の真髄だという。

  そして、前田氏は、その合組のことを「チームワーク」と表現する。
  自分で買った茶葉は、絶対に見捨てない。最高に仕上げて、送り出す。

 茶葉を買うときのポイントも人と違う。

  良いお茶ではなく、伸びるお茶を買う。
  そして、手塩にかけて、更に磨き上げる。それも、茶師の腕。

 この、伸びるお茶を絡ませた合組により、一つのお茶として勝負する。

  この、考え方は、私が、お店の各部門の特徴を見極め、戦力を見極め、
  その部門の組合せとしての、お店という塊で、競合と競い合っていく。

 店長として、お店を率いていく一番大切な要諦と、まったく同じなのである。

そして、年に一度の大勝負。

 コンテストに出展する、極上のブレンドを造るのか、と思いきや、
 一番、買いやすい価格帯の、100g 1000円の商品で、
 最高の逸品を作り出そうとする、その技術と心意気。

 あえて、一番、茶師として問われる領域で勝負しようとする姿勢。

 いずれにしても、以前のブログ「仕事の流儀から」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_d204.htmlで紹介した「吉田憲一氏」と並び、
 店長として、学びたい「姿勢」である。

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