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2008年8月 5日 (火)

私の競合対策Ⅰ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

競合がオープンし、約一週間。

 当然、数値が変わってきた。
 商売の現実も変わってきた。

  在庫過剰。日付オーパー。売上不振。ロス増加。鮮度劣化。等等。

 新たな競合が出来るとは、まさに、このような事態が同時進行で発生する。

 このような状態で、競合対策チラシ、商品手配、売価合わせ等は本部主導で
 強行される。

 しかし、現場で現実に発生している事態には、当面、後手後手の状態だ。

ここからが、店長の最大の存在価値を示す場面である。

 今、直面している事態に、明確な方向性を出す事。

 私は、競合対策として、一番初めに手を付けるべきところは、
 
  「在庫管理」だと思っている。

 大なり小なり、競合が出来れば、売上は影響する。

 発注精度が低下し、特売商品は売れ、プロパー商品は低下する。
 その、環境の変化が読みきれず、在庫管理がぶれる。

 よく、発注精度を上げろ、それが、課題だ。と言われる。
 
  しかし、それは、無理。
  神様でも無理。
  無理な事は、部下に強要できない。

 出来る事は、過剰在庫を、徹底して売り切ること。 
 そして、常に、鮮度だけは落とさない事。

 その為に、店長が、あえて、部下に指示を出す事。

  「発注精度は、間違いなく落ちる。それは売り切って調整しろ。
   その為に、ロス増加、粗利低下は認める。それを恐れて、
   在庫過剰から、鮮度を落とす事の無いように。」

 いろいろな事態が同時進行で発生する難局。
 
  課題を明確に絞り、回復の道筋を明確に示し、
  捨てるものを潔く捨て、守るものを徹底して守る。

  そこから、商品を回転させていくのである。
  遠回りのようだが、これが一番の近道。
  
   相手は、更に、在庫過剰にあるのだから。

 以前のブログ「改装に伴う最高と最低の状態」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_0904.htmlでも記したが、

 新店や、改装とは、ハード面は最高の状態でスタートするが、
             ソフト面は、最低の状態からのスタート。

 よって、売場から見えない部分、裏の部分では、相手は最低の状態なのである。
 それは、必ず、鮮度という形で、売場に表れる。

  そこを徹底して、差別化していく。

 そのための、「在庫管理」が、競合対策で、一番初めに手をつける課題である。
 
 

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コメント

KEINさん、コメントありがとうございます。

競合が出来る不安は当然あるでしょうが、この世界で生きていく過程で、何回も通る道。

これも経験するうちに、必勝パターンが見えてくるもの。

その道筋が、将来、お店を率いたときに、役立ちますよ。

そういう意味では、競合と戦える経験を、今から楽しみに待つ。
基本を充実させて、迎え撃てる態勢を整えて、待つ。
その段階で、勝負はついているものです。

また、コメントください。

投稿: てっちゃん | 2008年8月 6日 (水) 21時13分

こんにちわ(^O^)私の店も10月改装後に、2kmの距離に競合店ができる予定です(>_<)てっちゃんさんの話はひとごとではありません。チーフ、トレーナーとしては改装を経験していますが、副店長としては初めてですので不安半分、経験できる喜び半分です。てっちゃんさんのブログを読むとなぜかやる気がわいてきますので、競合店対策の今後を楽しみにしています(^O^)

投稿: KEIN | 2008年8月 6日 (水) 11時10分

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