柔道の金メダリストに学ぶ
皆さん、こんにちは
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
北京オリンピックも、いよいよ後半戦。
期待された、鈴木桂治、谷亮子とも金メダルは取れなかったが、総体として
は満足のいく結果なのだと思う。
私が、今回のオリンピックの柔道で学んだのは、
石井慧選手と谷本歩実選手の勝利である。
二人の戦い方は、まさに正反対であった。
石井選手は、決勝戦では、ポイント狙いで、勝つ柔道に徹した。
谷本選手は、一回戦から、一本勝ちでの勝利を貫いた。
テレビ解説者や、コメンテーターは、谷本選手の勝利について、
日本人本来の美しい柔道を貫くことが勝利への基本と褒め称えた。
そして、石井選手の勝利に関しては、勝つ柔道を貫いた結果の
世界一と褒め称える。
日本人が、日本生まれのJYUDOで、世界一になれないと
その理由を、一本勝ちの精神の欠如に求めていたが、
石井選手の優勝は、その期待を一気に喪失させるだけの
インパクトがあった。
優勝を期待された選手が、優勝できなかった理由。
それは、勝利への方程式を守っていなかったから。
「勝利への方程式」
それは、自らの「強み」を貫いていない事に起因する。
自らの強みとは?
それは、以前のブログ「本来の姿Ⅱ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_588b.htmlに記した。
人間は、「自らの強み」に磨きをかけて成長してきた。
それを評価されて、日本の代表としてオリンピックに出場した、と言う事。
その「彼」が、本番のオリンピックでなす事は一つ。
「自らの強み」を貫く事が、勝利への方程式なのである。
石井慧選手が、試合終了後に、言い切った。
「私の柔道は、勝つことにこだわる事。勝つためにポイントを重ねる。
そして、それに徹する。それ以外、何も考えなかったことです。」
いろいろ語っていたが、その言葉に、全てが凝縮されている。
そして、谷本歩実選手も、試合後に、同様の内容で言い切った。
「私の柔道は、一本を取りに行く事。」
人それぞれの、「強み」。
その強みを貫いたとき、人は、それぞれ最強になれる。
そして、そのとき、自分の弱みもカバーされる。
なぜなら、強みを発揮するとは、攻め続ける、と言う事。
攻め続ける、とは、相手が常に守りに入る事。
だから、先手を取る、ということが、いかに大切か。
だから、素直にものを見る目、素直に人の話を聞く耳が大切か。
そして、すぐに行動し、常に先手を打つことが、いかに大切か。
先手を打った分だけ、成功する確率は、加速度的に高まるのである。
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