競合店トップとの会話
皆さん、こんにちは
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、競合店のトップの方とお話する機会があった。
先方の売場でお会いして、挨拶をした後に、ちょっとした立ち話であった。
簡単な、世間話の後に、彼に単刀直入に聞いてみた。
「この規模で、鮮魚、精肉の売場面積は、広げすぎでは?」と。
彼は、言った。
「新店ほど、お客様は新鮮な気持で私のお店を見てくれる。そして、新店の
スタッフも、新たな気持で売場を造る姿勢を持っている。だから、新店ほど
出店した直後のイメージはすぐに定着する。」
「だから、他の売場を犠牲にしてでも、この二つの部門は、貴方のお店に
負けない品揃えと品質で臨んでいる。」
「そして、中小が大手を倒すには、ここだけは勝てる、勝っているという
強みを徹底して磨いていくことだ。」
やはり、競合店を見に行ったら、そこのトップ(店長、幹部)と話さないとだめだ。
売場からは見えない「世界」がある。
それは、以前のブログ「競合店 私の流儀」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_afd3.htmlでもお話した通り。
どんな意図をもって、目の前の売場を造っているのか?
その、見えない意図が、彼らの強さなのである。
で、あるならば、私の戦略も変わっていく。
立地と集客の利を活かした「持久戦」に持ち込むこと。
その、二部門での集客が、相手の生命線である。
その、生命線を絶つこと。
そして、経営判断に持ち込ませること。
それは、以前のブログ「懐かしい顔Ⅱ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_f663.htmlでもお話した。
集客に劣る相手が、広い売場を維持すれば、無理がたたる。
こちらがジリ貧になるか、相手がジリ貧になるか。持久戦である。
そして、私は、相手の強みに、挑みかけることにした。
それを、部下と共に、どう切り崩していくか?
これもまた、組織強化へ向かう一つの手段でもある。
| 固定リンク
「競合店」カテゴリの記事
- 自店を評価する(2022.07.02)
- 競合対策セミナーから(2022.04.23)
- 競合店の強みを叩く(2022.04.19)
- 生き残る力(2022.04.18)
- 競合対策で追うもの(2022.02.21)
コメント