来期の採用
皆さん、こんにちは
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨日、人事部長が来店し、世間話をした。
来期の、大卒の採用がほぼ終了した、とのこと。
来期の大卒の採用人数は「20名」。
この人材難の時代に、大卒20名の採用は立派。
何回か、私のお店でも、採用の説明会を実施したが、
途中経過を聞いても、20名どころか、10名も入社するか?。のレベルだった。
それが、最終段階で、20名まで伸びるとは。
さすが、人事部長である。
他の競合各社の採用人数を聞いても、10名弱ほどしか採用できていない。
何が、明暗を分けているのか?
人事部長と大学生の「コンタクト」だと思える。
この人事部長は、以前のブログ「内示」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_221e.htmlで記した人事部長である。
人事部長は、人一倍、コンタクトを大切にする人だ。
大学生ひとりひとりと、人生に関しての相談、生き方のやりとり。
そういうものを大切にしている。
2年前の2月に、人事部長から相談を受けた。
「てっちゃんのお店で、来期の大学生の採用の店舗見学会を実施したい。」
「よって、てっちゃんに、店舗見学会の店舗説明をしてほしい。」
そんな内容で、依頼があった。
それ以前は、店舗見学会といっても、役割を決め、入社2年目程度の
社員が、約15分程度、店舗内を簡単に説明して修了。
これでは、この会社に入社しよう、などとは思わない。
人事部長は、私に、店長としての売場つくりのポイントを、店舗見学会に
参加した大学生に、熱く話してほしい、と言った。
そんな具体的な話を、大学生が聞いて、わかるのか?
そんな想いもあったが、ここでの店舗見学会を実施していくうちに、
私も、説明会の要領を得、次第に、熱く語る自分に気がついていた。
次第に、参加する大学生も、私の話に熱心に聞き入るのがわかってきた。
以前にブログでも記した「お客様の道」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_6dec.htmlなどを、話していくと、大学生も
なるほど、と頷きながら、聞き入っていた。
また、その後の、質疑応答の時間も、人事部長を交えて、約1時間程度
費やした。
そこでは、お店の従業員として、本音の話も交えて、将来、入社した場合
の具体的な仕事の内容や、厳しさ、辛さ、楽しさなども極力本音で対応。
その後も、人事部長が、ワン・トゥ・ワンで、大学生と向き合った。
果たして、そこまでする人事部が、この業界であるだろうか?
お店での店舗見学会や、その後の人事部長とのやりとりもそうはないと思う。
この、人事部長と大学生の心と心の「絆」の深さが、採用人数の明暗を
分けているのだと思う。
採用された人材は、お店に配属になり、OJTを通して、鍛えられる。
しかし、人事部長が、どのような想いで、大学生を採用したのか、
お店に、どのようなプロセスで、鍛えてほしいのか?
そんな想いを知っているから、新入社員を大切にしなければならない、と思う。
そして、人事部長の想いを、如何にお店のOJTにつなげるか?
だから、新入社員を鍛える所と、守ってやる所のメリハリがつくのである。
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