著者 酒井穣
皆さん、こんにちは
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のブログ「著者 水元均」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_6aa4.htmlを記したが、そのブログの最後に、
今読んでいる本として「新しい戦略の教科書」 著者 酒井穣さんの本を挙げた。
なぜ、その本を読み始めたか?
その著者の前著である「あたらしい課長の教科書」に感銘したから。
それは、以前のブログ「今よんでいる本Ⅱ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_a0ed.htmlで記した。
その本はまさに、店長が店長として仕事をする上で身に付けるべき技術が
わかりやすく書いてあった。
そして、彼のブログhttp://nedwlt.exblog.jp/で紹介された「あたらしい戦略の教科書」
その紹介文面に惚れた。
「現場からのボトムアップの戦略が必要だ!。」
まさに、その通りだと、思っていたから、是非読んでみたい、と。
ようやく、読み終わった直後である。
感想は?
これは、店長の店長としての「考え方」の本である。
戦略というと、社長、取締役の仕事、と考えがちだが、現場の責任者(店長)が
これからの個店経営を成功させ、個店個店が利益を創出し、地域の社会貢献
をしていく上で、大切な「考え方」を示している。
それは、個店の店長が、まさに経営者として、自分のお店の現状を素直な目で
認識し、目指す方向を定め、目的地を設定し、途中経過を確認しながら、都度
軌道修正を繰り返し、現場のモチベーションを最大の武器としてたどり着こうと
お店の従業員を巻き込む、一連の流れを示している。
はっきり言って、現場でお客様と格闘している店長として、非常にわかりやすい
言葉で表現されている。決して、戦略論を、業界用語で難しく表現されていない
ため、親しみやすい本である。
この本は、戦略の枠組みを示している本ではない。
戦略の枠組みは、すでに、上部から、もしくは、自ら持っている。
大切なのは、その枠組みを、自らの組織に当てはめ、組織を動かし、従業員
とともに、何らかの結果を残し、その成果として、部下の成長と自らの成長を
遂げることである。
そして、その意識を持つならば、この本は、必ず、自らの行動へ、後押しを
してくれるに違いないと思います。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 出版のご案内②(2024.06.29)
- ブログの振り返り(2024.06.07)
- 著書の出版案内(2024.05.30)
- 「V字回復の経営」から(2023.10.12)
- 食品商業4月号の案内(2022.03.11)
コメント
酒井さん、コメントありがとうございます。
今回の「あたらしい戦略の教科書」は、前著に対しての、現場からの悲鳴から生まれたと、「はじめに」に記してありましたね。
そうなんです。現場では、あたらしい枠組みはもう、いいのです。
枠組みを、いかに現場(自分の組織)に根付かせるか。常に、そのことと格闘している。
そして、この本には、そのことが、わかりやすい言葉で、簡潔な具体例も示しながら記されている。
どんな立派な計画(戦略)も、現場で実現できなければ、ただの紙切れ。そんなのが多すぎます。
そして、われわれ店長も、自らそれを作成して満足している。大きな計画ほど、手付かずになってしまう。
再度、じっくり読み返し、体に浸透させていきたいと思います。
コメント、ありがとうございます。
投稿: てっちゃん | 2008年7月30日 (水) 06時33分
こんにちは。再度、拙著をご購入いただき、ありがとうございました。また、うれしいコメントの数々を、ありがとうございます!
「大切なのは、その枠組みを、自らの組織に当てはめ、組織を動かし、従業員とともに、何らかの結果を残し、その成果として、部下の成長と自らの成長を遂げることである。」
まったくその通りだと思います。
投稿: 酒井穣 | 2008年7月30日 (水) 01時00分