期待感と信頼感
皆さん、こんにちは
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
本日は、以前のブログ「退職Ⅲ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_373d.htmlでも記した、私の旧知の友の続編。
先日、携帯へ連絡してみた。
出なかったので、そのままにしていたが、その後、彼から連絡があった。
たまたま、転職先の幹部と打ち合わせをしていたらしい。
そして、そこで、年収、仕事の内容、何を期待されているのか等の打合せ。
当然ながら、声も、いきいきしていた。
当然である。
期待されているのだから。
人間とは、特に、我々ビジネスマンにとって、
尊敬する人から、期待されているときが、一番成長するとき。
その期待感が、人間の気持ちを高揚させ、
その高揚が、仕事力を増加させ、
その仕事力が、その人を、更に成長させる。
まだ、彼は、実際の仕事には就いていないが、
彼の気持ちの高揚は、最高潮だろう。
わたしもそうであるが、以前の企業規模とは比較にならないほどの差が、
経営幹部と自分との距離を近づけた。
それは、自分の発言、行動がダイレクトに、トップに届くという緊張感を生む。
逆に言うと、大企業での、一店長の発言など、絶対に、トップには届かない。
その気楽さ、無責任さも一つの魅力ではあるが・・・。
100店舗の中の一店舗の存在。
10店舗の中の一店舗の存在。
企業規模の差が生む、一店長への期待感と信頼感。
その、期待感と信頼感が生む、成長気運は、何よりの教育環境である。
これは、企業が、「アクセル」を踏んでいるか、「ブレーキ」を踏んでいるか?。
アクセルを踏んでいる企業は、企業規模に関わらず、成長気運に満ちている。
そして、情報の公開に関しても、概ねオープンである。
いったんブレーキを踏み始めると、全てが縮小均衡に陥る。
そして、情報の公開に関しても、概ねクローズドである。
ただし、ノーブレーキでは、経営は出来ない。
大切なのは、企業として、
ブレーキを踏むべきときに、正しくブレーキを踏む。
そして、現場まで、その、意思疎通ができているか?
アクセルを踏むべきときに、正しくアクセルを踏む。
そして、どちらも、現場の意思とトップの意思の疎通。
簡単で、大変むずかしい。
企業規模が大きくなるにつれ、加速度的にむずかしくなる。
だから、一店舗の店長の存在が、重要になってくる。
私は、組織が一番、意思疎通と規模のメリットを享受できるのは、
一店舗100人程度の組織であると、思っている。
そういう位置づけでの、自分の立場と、存在。
店長仲間でよく聞く不満は、「誰も、自分を理解してくれない!」。
しかし、それは、永遠に解決されない問題。
店長とは、店舗の経営者なのだから。
経営者とは、その立場にいる人間でなければ、最後まで理解されないもの。
だから、その環境でも、自分の問題を明確にとらえて、解決していくという、
「勇気」と「優しさ」が問われるもの。
今後とも、転職した「彼」とは、情報交換していきたい。
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