私の組織論
皆さん、こんにちは
食品スーパーで店長をしてる「てっちゃん」です。
以前、読んだ本で、堺屋太一さんの「組織の盛衰」という本がある。
私が、以前の企業で、労働組合に参加していたときに読んだ本である。
当時の労働組合の委員長が薦めた本で、幹部全員が読まされた。
そして、その時から、組織について考えるようになった。
良い組織とは? 組織を強くするには? 自分の役割とは?
良い組織の基準とは?
ⅰ 大きな組織 ~ 人、物、金、情報の多さ、大きさ
ⅱ 固い組織 ~ 構成員の帰属意識の強さ、固さ
ⅲ 強い組織 ~ 目的達成能力の高さ、強さ
どんな企業、スーパー、店舗も、大きさを求めていく。
店舗数、売上金額、取り扱い金額など。
しかし、どの企業も、どのスーパーも、出どころは「個人商店」。
パパママストアから、地域のお客様に愛され、賛同した従業員が
「おやじ」に惚れ込んで、一緒に商売をし、固い組織から始まった。
そして、固いだけの個人商店から、その固さを保ちつつ、大きな組織へ
変革していくのである。
しかし、規模の拡大が、いつしか、組織から「強さ」を奪い、崩れていく。
かっての巨大GMSの崩壊は、つい先日のことである。
「人が育たないうちは、出店しない」
当社の方針である。
これも、すごい決断といえる。
規模の拡大、組織の拡大が常識の中で、出店しない決断。
結局、組織とは? を突き詰めると、その決断に行き着くのか?
私も、サラリーマンとはいえ、店長として「経営者」の端くれ。
自分の組織を、どう運営するか? の悩みは、日々耐えない。
先日、給与明細を各人に配布するために、部門別に整理していた。
そこで、自分の組織の構成員の数を調べたら、170人(アルバイト含む)。
全て、私の部下である。
当然、私が部門別に区分けするのだから、一人一人の顔と名前は一致する。
しかし、もう、個人商店の経営の域を超えている。
「店長」の為に、と思って、仕事をしている人材は、もはや、いない。
当然である。
私に、人事と金の支配権はないのだから。
それでも、私は、自分の店舗を、「固くて、強い組織」にしていきたい。
どうやって?
以前のブログ「店長として大切にしていること」に記したが、
店長として、大切にしている「心構え」の、二つを駆使して。
ひとつは、 「部下、ひとりひとりを成功に導くこと」
そして、もう一つ 「自分の率いる組織を、よりよい未来に導く事」
10年後の明るい未来へ向けて、いまここで、自分を磨くことの大切さ。
このことを、私と共に仕事をすることで、磨いていく。
だから、私も、このことに関しては、真剣勝負である。
なんとしても、ひとりひとりの部下を、磨いていく。
なんといわれようが、部下の為に。
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