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2008年7月20日 (日)

面接

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

かって、「頭角」を投稿した際のhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_20ef.html、青果の担当者と、先日面接をした。

賞与の評価が低く、全社として、評価の低い従業員のフォローアップの為の一環。

 しかし、私は、評価の高い低いに関係なく、彼には、一つの事を伝えた。

 長い人生の中で、ここでがんばれば、という時期がある。
 
 それは、当事者にはなかなか見えないものだが、
 傍から見ていると、いま、ここでがんばれば、と思う場面がある。

 今の彼が、そのような状況なのである。それは、以前の「頭角」でも触れた。

  ここのお店で、サブチーフとして力量を発揮。業績も伸ばしている。
  しかし、チーフの声がかからない。

   原因は、彼の人柄。

  売場、オペレーションに関しては、彼は妥協しない。徹底してやる。
  それが、今の業績を作っている。

   しかし、周りを巻き込めない。

  自ら動いて、効果を発揮するか。
  人を率いて、効果を発揮するか。

   商売人から、経営の一旦を担う過程で、必ず通る道。
   人を率いる職位で、一番大切なこと。

  彼に、欠けている部分であり、今後の彼に一番大切な部分。

  私は、彼に言った。

   「人間の内面に入り込め。土足でずけずけと。」
   「そして、もっと、人と格闘しろ。泥沼の中で、格闘しろ。」

   「意外と、部下は、上司に、入り込んでほしいもの。土足で入って
    きて、ほしいもの。」

   そう、言ったとき、彼も頷いた。

  そう、部下とは、上司に入り込んできてほしいもの。
  関わってきてほしいものなのである。

   現在の組織は、綺麗になりすぎている。
  
  商売の始まりとは、もっともっと人間的だった。それが認められていた。
  そして、部下は、上司という人間を見て育った。

   結果、それが、最大の教育となっていた。
   そこに、人間の生き様を見て育った。
   そして、自らも、生き様を見せようと切磋琢磨してきた。

  そのような、ドロドロとした、人間の本来の姿、組織本来の姿

  その原点を、彼にもわかってほしかった。
  その本来の姿を取り戻せば、彼の未来も大きな可能性が広がる。

 以前の投稿で、「振り子の法則」を記したがhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_e34f.html
 
  管理には、バランスが大切である。

  仕事を知る事も大切。しかし、人を知る事も大切。

 組織で仕事をしていく以上、人を知り、人を活かすことが経営。
 
 どこかのタイミングで、彼にも、そのことがわかる日が必ず来る。

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