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2008年7月

2008年7月31日 (木)

お客様からの「通信簿」

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

明日から、8月。

 12月に次ぐ、かきいれどき。
 そして、お客様から、上半期のお店の評価を頂くとき。

 私は、部下に、8月のお盆の数値は、お客様からの「通信簿」だと言っている。

 上半期、春から夏にかけての、お店の商売の評価がお盆の売上実績。
 そして、下半期のお店の評価が年末。

  これは、この商売の、原理原則。

 普段の業績以上でも以下でもない。普段の実績しか、残せないのである。

  だから、普段が大切。

 もう、お客様は、どこでお盆の暮らしを調達しようか、を決めている。

 後は、そのお客様の期待を裏切らない売場を、部下と共に提案できるか。

  そして、それが、年末へ向かう第一歩。

 しかし、お盆期間でも、始まりとピーク、そして後半の流れは、毎年違う。
 そして、日々、時間帯別に商品動向が変化をする。これも毎年違う。

  店長の仕事は、そのお客様の動向を読み、タイムリーに商品提案できる
  情報を、部下と共有できるか。そして、その売場を実現できるか、と言う事。

お盆後

 しかし、今年の夏は、過ごしやすい、と感じているのは、私だけだろうか?
 夜の寝やすさなどは、格別である。

 毎年、この時期の寝苦しさは、夏ばての一因であるが、
 今年の夏は、夜になればなるほど、涼しさが増していく。

  「今年の秋は、早い」 私の、直感である。

 例年でも、お盆時期から、鍋つゆとか、おでん種とかの動きが出てくるが、
 今年は、少し派手に展開でもしてみるか? と考えてしまう。

 当然、さんま、さば、すきやき、しゃぶしゃぶなども、すこしスペース拡大し、
 秋の味覚の強調も、今年に関しては、お客様の今の心を掴むのでは?

 日本人は、この辺の、季節感の感じ方は微妙である。

 だから、この商売、マニュアルを通り越した、商売感が大切なのである。

 いづれにしても、もはや8月。

  8月17日まで突っ走るしか、ないのである。

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2008年7月30日 (水)

グロサリーへ「喝」

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

先日、グロサリーに「喝」を入れた。

 最近は、あまり、このような手法は取らないのだが、思い余って「喝」!。

以前のブログ「新入社員への宿題Ⅲ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_bac4.htmlを記した。

 このお店から、チーフに持ち上がった若手のチーフだが、その後の後任の担当者
 が不在で、現在、一名減の状態。

 更に、パートさんも不足で、人員的には非常に厳しい状態である。

 本部も、支援してくれており、トレーナー等が援助に入ったり、新店要員を援助に
 まわしてくれたりしてくれている。

 当然、お店でも、日中に時間の空いたレジからの品だし応援や、夕方、作業が終
 了した生鮮も応援に駆り立て、お店も総出での支援。

しかし、当事者たちに、その意識が感じられない。

 これだけの応援をいただき、自らも効率を上げて仕事をしようとする姿勢が見え
 ない。

 ある、生鮮の担当者から、クレーム。

  「店長、品だし応援をして、修了の報告をしたら、チーフからのお礼の言葉が
   ないんですよ。」

  私は、言った。
  「お前ら、生鮮が総出で品だし応援しているんだぞ。みんなにしっかりお礼を
   言ったか?」
  「これだけ、応援をもらっていて、なぜ、時間通りに作業が終了しない?。責任
   を他人に押し付け、自ら動こうとしていないだろう?。」

 また、日替わり品の売価違いが多いため、問いたら、

  「本部の責任です。これは本部で売価変更すべき商品なんです。」

  私は、言った。
  「全て本部に頼るな!。なぜお店で、開店前にスキャンチェックをしない?
  スキャンチェックはルールだろう。お店はお店でガードするんだ。」

 今日は、グロサリーでけでやらせよう。そう思った。

  夜8時30分ごろ、遅番のグロサリー担当者に、帰るぞ、といった。
  「えっ、帰るんですか?」

  「お前は遅番で来たんだろう?。あとは、徹夜してでもやっていけ!。」

  チーフにも帰るぞ、といった。
  「え~。」

  「あたりまえだ。あれだけ援助をもらって、終われないわけがない。自ら、効率
   よく、仕事を進めようとする“姿勢”がないんだよ。これでは、いくら人材投入
   しても、同じだ。」

 捨て台詞?を残して、帰ってきた。

 これで、いいのか?

 また、明日は来る。


PS
 今、庭の鉢に「カサブランカ」が咲きました。右上のアルバム「庭花Ⅴ」にて

 

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2008年7月29日 (火)

著者 酒井穣

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

先日のブログ「著者 水元均」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_6aa4.htmlを記したが、そのブログの最後に、
 今読んでいる本として「新しい戦略の教科書」 著者 酒井穣さんの本を挙げた。

 なぜ、その本を読み始めたか?

その著者の前著である「あたらしい課長の教科書」に感銘したから。

 それは、以前のブログ「今よんでいる本Ⅱ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_a0ed.htmlで記した。

 その本はまさに、店長が店長として仕事をする上で身に付けるべき技術が
 わかりやすく書いてあった。

そして、彼のブログhttp://nedwlt.exblog.jp/で紹介された「あたらしい戦略の教科書」

 その紹介文面に惚れた。
  「現場からのボトムアップの戦略が必要だ!。」

 まさに、その通りだと、思っていたから、是非読んでみたい、と。

ようやく、読み終わった直後である。

 感想は?

  これは、店長の店長としての「考え方」の本である。

  戦略というと、社長、取締役の仕事、と考えがちだが、現場の責任者(店長)が
  これからの個店経営を成功させ、個店個店が利益を創出し、地域の社会貢献
  をしていく上で、大切な「考え方」を示している。

 それは、個店の店長が、まさに経営者として、自分のお店の現状を素直な目で
 認識し、目指す方向を定め、目的地を設定し、途中経過を確認しながら、都度
 軌道修正を繰り返し、現場のモチベーションを最大の武器としてたどり着こうと
 お店の従業員を巻き込む、一連の流れを示している。

  はっきり言って、現場でお客様と格闘している店長として、非常にわかりやすい
  言葉で表現されている。決して、戦略論を、業界用語で難しく表現されていない
  ため、親しみやすい本である。

  この本は、戦略の枠組みを示している本ではない。

  戦略の枠組みは、すでに、上部から、もしくは、自ら持っている。

  大切なのは、その枠組みを、自らの組織に当てはめ、組織を動かし、従業員
  とともに、何らかの結果を残し、その成果として、部下の成長と自らの成長を
  遂げることである。

  そして、その意識を持つならば、この本は、必ず、自らの行動へ、後押しを
  してくれるに違いないと思います。

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2008年7月27日 (日)

新人店長の悩み

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

先日、月に一度の店長会があった。

 議題は、主に「お盆商戦」

 そして、最後に人事からの連絡の後。

 一人の新人店長が、人事部長に手を上げた。

  「ある、パートさんから、有給の申請の件で質問されたのですが。」

 新人の店長がぶつかる、「壁」である。

 新任の店長として、若手から抜擢。自分の手で戦えるお店を作りたい。

  みんな、そんな意気込みで店長になっくる。

  しかし、現実にぶつかるのは、売場・商品以前に、上記のような、
  人間との格闘。

  これは、副店長時代でも、なかなか自分の課題としてぶつかれない問題。
  店長になって、初めてぶつかる「壁」である。

 人事部長も、はじめ困惑していたが、最後は潔く言い切った。

  「これは、法律上認められている権利の問題。
   申請されれば、付与するしかない。」

  人事部長の立場から、当然の回答である。

 当然、新人店長は納得いかない。どう、対応するのか決めてほしい。
 これも、対応の仕方を共有してほしい。マニュアルを作ってほしい。

  しかし、これは、法律の問題。認められている問題。

 店長として、マニュアルで仕事をしていく部分と、
         個別対応で、考えていく部分の区別。

 これは、店長が、自らの立場を自分で「覚悟」しないと見えない問題。

  それは、「経営者」としての覚悟。

 彼も、昨年、店長に昇格、と同時に、「衛生管理」の国家資格もパス。
 労働基準法の基礎知識は持っている。

 法律を知っているのと、法律を運用することの違いは大きい。

  現場で、店長をしていると、法律を運用することを求められる。

法律を運用する、とは?

 現場で起きている問題と法律を照らし合わせて、法律が本来解決させたい
 要旨を、現実にどう、一個一個解釈していくか?

 そして、その裁きに、ひとりひとりが、どう納得し、満足し、平等感を得て、
 今後にプラスにして行こうとできるか。

 これだけは、数をこなしていかなければ、見えてこない。

 まして、新人店長や、人事異動で新しい人間環境を迎えた場合は更に。

  これも、どれだけ、その場での経営者である「店長」が、その現場で、
  裁判官として、ひとりひとりを未来へむけて説得と、納得させられるか。

  ひとりひとりへの「理解」と「愛情」を持たないと出来ない事。

 そして、部下は、その新しい環境の変化を利用して、新しい経営者(店長)に
 その考え方を問いているのである。

 しかし、その人間関係と信頼関係の基礎が出来るまでは、独断は避けるべき。

  しっかり、ベテラン店長や、上司の考え方を学ぶべき。

  これは、売場や作業といった「知の管理」のみで解決すべき問題ではなく、
  「情の管理」の要素が、多分にはいってくる問題である。

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2008年7月26日 (土)

競合店 私の流儀Ⅵ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログ「競合店長の入院Ⅱ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_8926.htmlを記したが、その続編。

先日、競合店の店長が入院し、店長が替わったお店をMRした。

 新たな競合店の開店を控え、店長も代わり、改装後のピーク時の状態を
 MRした。

 駐車場に入ると、競合企業での№1店長は、大柄な体で、軽やかに歩きながら
 カート回収をしていた。

 駐車場の一番端に車を止めて、彼に近づいていくと、彼も、私を認識し、笑顔で
 返してくれた。

 私は、彼を、名前で呼んだ。

  「○○さん、調子はどうですか?。」

 彼は、更に笑顔を崩して、会釈して、カート回収に遠のいていった。

 私は、そのまま、店内へ入り、お店をMRした。

  改装後の、ピーク時の売場をじっくりMRするのもはじめてだった。

  店内では、青果チーフがトップ平台のスイカを手直ししていた。

 彼にも、声をかけた。

  「△△さん、お客様、入ってるね~。」

  「いや、まだまだです~。」

 各部門のチーフクラスとは、顔なじみである。

  青果売場の状態、うなぎの展開、かつおの鮮度、挽肉の鮮度、
  改装間もない惣菜の状態等をMRした。

 外に出ようとしたら、店長がいたので、話かけた。

  「いや~、入ってますね~。」

 彼、
  「いや~、びっくりしました。」

 私、
  「何が?」

 彼、
  「名前で呼んでいただけるなんて、思ってもいませんでした。」

 私、
  「えっ、だって、常識でしょう。」

 そして、私は、彼の携帯の番号を聞いた。
 
 競合店も、確実に進化している。
 
  そして、新たな競合店の出現。

  間もなく、三つ巴の戦いに突入する。

 しかし、私にとっては、三つ巴の戦いと同時に、三つ巴の交流のスタート。
 人の交流も、新たなスタートとなる。人の交流を通して、更に自分のを磨く。

  数値的には、厳しくなるが、競合の出現を刺激として、
  更に自分と自分の組織を磨けるチャンスと捉える。

 そんな、想いを描きながら、帰路についた。

  

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2008年7月25日 (金)

転職Ⅰ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログ「お客様の道」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_6dec.htmlで紹介した、青果チーフ。

転職する事になった。

 転職先は、私の会社。
 
 私が、誘ったわけではない。

 むしろ、反対した。

なぜ?

 リージョナルから、中小スーパーへ。

 はじめに相談を受けて、

  「もう一度、考えろ!一週間後に、連絡よこせ。」 と。

 一週間後に、はやり、転職したい、と。

なぜ?

 「商売がしたい。」 と言う。

 「今の会社は、商売をしていない。」 と言う。

 そう、出られては、私も弱い。

自分の人生において、仕事(会社)を変える、と言うことは、大きな決断。

 個人個人、それぞれの理由が、ある。

 「家族」「女房」「家」「土地」「仕事」「人間関係」その他。

 彼の場合の、最大の要因は、「仕事への不満」
 従来の仕事からの変化。

 以前は、青果としての商売をしていた、と言う。
 現状は、商売以外の管理面の多い、管理者だと、言う。

 しかし、それは、隣の芝生が綺麗に見えるのと同じ。
 ふたを開ければ、どこでも、内情は同じである。
 チーフの立場の、商売と管理のウェイトの高さの違いである。

しかし、それだけの理由からなのだろうか?。

 人事に紹介する以前にも、年収と住宅の件は問いたが、それで良いと言う。
 現状の仕事に対する、将来への不安と、自分の人生とのギャップ。

  従来から、自分で培ってきた仕事感を大切にしたい。
 
 それも、大切な、「生き方」

 しかし、会社を変える、と言うことは、
 培ってきた仕事感を変える「覚悟」を、持つと言う事。

 そして、それは、なかなか、言葉では伝えられない。

 今まで、売上、数値絶対の環境で育った人間が、
 今後は、売上は関係ない、プロセスが全て、と言われたら。

 その仕事感の変化に、ついて行けるか?

 彼の場合は、そんな不安が、いまだに、拭いきれない。

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2008年7月24日 (木)

丑の日を終えて

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

全国の、店長さんへ、

 丑の日を終えて、本当に、ご苦労様でした。

 疲れました ~ とは、言っていられない。

           疲れるに決まっているのだから。

 「思っていたほど、お客様は、うなぎ離れはしていなかった。」

  率直な感想です。

 もっと、厳しい丑の日を予測していたのだが・・・。
 
 うなぎの売上  昨年、29日(日)30日(月)計 ~ 160万
           今年、23日(水)24日(木)計 ~ 190万 昨年比118%

  この数値が、どうのような数値なのか、良いのか、悪いのか?
  
  ただし、私が予測した状況から比べると、
   「日本人の暮らしは、そう簡単に変わらないんだな~。」 と言う事。

 今回は、事前準備が後手後手に回り、いろいろな意味で、反省は残る。

 最たるは、試食のマネキン手配だった。
 通年は、約2週間前には、部門へ手配をして、人員の予約をしているのだが、
 今回は、前日の昨日に、急遽、ベーカリーと精肉にお願いした。

 結果的には、この2名のマネキン(正社員)の効果が大きく、午後5時からの売
 上拡大に、大きく貢献してくれた。

 本日だけで、うなぎの売上160万であるから、やはり、その2名の活躍は見逃せ
 ない。

  彼ら2名には、私の、うなぎ売りの秘伝を伝授した。
 
 要は、うなぎの鮮度の見分け方である。

 うなぎの、美味しさに関しては、個別に、ほとんど変わらない。
 しかし、個別のうなぎの鮮度は、見分けがつく。
 
 そして、鮮度の良い「うなぎ」は、食感がプリプリしている。

 これは、個人的に企業秘密の為、ここでは伝授できないが、
 この秘伝を、彼らに伝授して、マネキンとして送り込んだ。

 これが、結果的に、お客さまの、

  「じゃ~、食べてみようか?」 の行動に移ったのだと思われるが・・・?。

そんな、こんなで、午後9時からは、うなぎの媒体等を全て撤去。
 
 明日への売場へ戻し、ようやく、一息ついた。
 「あ~、これで、お盆まで、一休みだ~。」

 これが、毎年のパターン。

  しかし、今年は・・・。

  競合出店が控えているのである。

 年末31日を終えて、元旦営業を始めた初年度の心境、である。

  丑の日は、いわゆる通過点。

 ここから、お盆まで、一気に、駆け抜けるのである。

PS
 そういえば、今日のPM3時ごろ、以前のブログ「競合店 私の流儀ⅴ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_fc68.htmlで記した、
 新規開店する、競合店の取締役の方が、私に、挨拶に来た。

 「てっちゃんにだけは、挨拶をしておかないと、と思ってきましたよ。いよいよ
  オープンです。よろしくお願いします。」

 深々と、頭を下げて、「丑の日の売場、勉強させてもらいます。」と、
 離れていった。

  今後、このような、百戦錬磨と戦っていくのである。

  楽しみなのと、憂鬱なのと、なんともいえない、晴れ晴れとしない心境である。

   

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2008年7月23日 (水)

期待感と信頼感

皆さん、こんにちは
  食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

本日は、以前のブログ「退職Ⅲ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_373d.htmlでも記した、私の旧知の友の続編。

先日、携帯へ連絡してみた。

 出なかったので、そのままにしていたが、その後、彼から連絡があった。
 たまたま、転職先の幹部と打ち合わせをしていたらしい。
 そして、そこで、年収、仕事の内容、何を期待されているのか等の打合せ。

 当然ながら、声も、いきいきしていた。

 当然である。

  期待されているのだから。

 人間とは、特に、我々ビジネスマンにとって、

  尊敬する人から、期待されているときが、一番成長するとき。

  その期待感が、人間の気持ちを高揚させ、
  その高揚が、仕事力を増加させ、
  その仕事力が、その人を、更に成長させる。

 まだ、彼は、実際の仕事には就いていないが、
 彼の気持ちの高揚は、最高潮だろう。

 わたしもそうであるが、以前の企業規模とは比較にならないほどの差が、
 経営幹部と自分との距離を近づけた。

 それは、自分の発言、行動がダイレクトに、トップに届くという緊張感を生む。

 逆に言うと、大企業での、一店長の発言など、絶対に、トップには届かない。
 その気楽さ、無責任さも一つの魅力ではあるが・・・。

  100店舗の中の一店舗の存在。
  10店舗の中の一店舗の存在。

 企業規模の差が生む、一店長への期待感と信頼感。
 その、期待感と信頼感が生む、成長気運は、何よりの教育環境である。

 これは、企業が、「アクセル」を踏んでいるか、「ブレーキ」を踏んでいるか?。

  アクセルを踏んでいる企業は、企業規模に関わらず、成長気運に満ちている。
  そして、情報の公開に関しても、概ねオープンである。

  いったんブレーキを踏み始めると、全てが縮小均衡に陥る。
  そして、情報の公開に関しても、概ねクローズドである。

   ただし、ノーブレーキでは、経営は出来ない。

  大切なのは、企業として、

   ブレーキを踏むべきときに、正しくブレーキを踏む。
   そして、現場まで、その、意思疎通ができているか?

   アクセルを踏むべきときに、正しくアクセルを踏む。

   そして、どちらも、現場の意思とトップの意思の疎通。
  
    簡単で、大変むずかしい。
  
    企業規模が大きくなるにつれ、加速度的にむずかしくなる。

  だから、一店舗の店長の存在が、重要になってくる。

  私は、組織が一番、意思疎通と規模のメリットを享受できるのは、
  一店舗100人程度の組織であると、思っている。

  そういう位置づけでの、自分の立場と、存在。

 店長仲間でよく聞く不満は、「誰も、自分を理解してくれない!」。

  しかし、それは、永遠に解決されない問題。
  店長とは、店舗の経営者なのだから。
  経営者とは、その立場にいる人間でなければ、最後まで理解されないもの。

  だから、その環境でも、自分の問題を明確にとらえて、解決していくという、
  「勇気」と「優しさ」が問われるもの。

 今後とも、転職した「彼」とは、情報交換していきたい。


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2008年7月22日 (火)

仕事の流儀からⅡ

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

 

先日の「仕事の流儀」(NHK)は、久しぶりに見ごたえがあった。

 

 将棋界のライバル対決。
 森内俊之名人と、挑戦者羽生善治

 

 小学生のころから20数年、ライバルとして競い合ってきた二人。
 しかし、現在は、森内名人が永世名人を羽生善治より先に取得。
 森内名人に分のある状態といえる。

 

 二人の名人戦の対極を軸に、二人の歩んだ道、そしてインタビュー。
 対照的な二人を対比させながら、違う階段を上りながら、一つを目指す姿。

 

 そして、最強の二人が指す、対極。
 お互いに、定石を超え、未知なる世界での戦い。

 

 控え室で語る将棋仲間の言葉が面白い。
  「もう、我々には理解できない世界。」

 

 アナウンサーが、あの手この手で、お互いへ質問を繰り返す。

 そして、ようやく、同じ答えを引き出した。

 あなたにとって、お互いの相手の存在とは?

  「相手がいて、自分が成長できた。そんな存在。」

 これが、この世の、真理だと、私は考える。
 宇宙の法則だと、考える。

  自分の存在が、周りを成長させる。
  相手の存在が、自分を成長させる。
  お互いの存在が、この世を成長させる。

  そして、成長し合えるための、努力をする。

 こうやって、人間も、地球も、宇宙も成長してきたのだろう。

 そう、思わせるような、番組だった。

結局、将棋の世界も、最後は「人間」対「人間」の戦い。
 
 大切なのは、自分の将棋を、周りに振り回されずにやり通せるかどうか。
  ブログ(周りに振り回されない)を参照http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_e3f1.html

 振り回されれば、相手が気になり、ミスを誘発する。
 振り回せば、自分中心に、全てが回っていく。

それにしても、将棋の世界は、知の管理の極致だと思った。

 そこには、人の管理は存在しない。あるのは、己の管理のみ。
 
 そして、最強同士の戦いともなれば、いかに「知の管理」をぶち壊し、
 「情の管理」の世界へ、相手を誘えるか?。

 そこからが、人間対人間の戦いの世界。
 これこそ、見えない世界の中での、戦い。

番組の最後に、敗者の森内は始発で去り、
             勝者の羽生は祝福を受ける。
 
 この映像を見て、勝負の世界の、後味の良さを感じました。 

 当然、今回も仕事の流儀も、保存版で、DVD-Rに永久保存です。

PS
 子猫のにゃんにゃんⅣを載せました。
 妻が用意した、遊び道具でじゃれるにゃんにゃんです。
 右上のアルバムをどうぞ。

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2008年7月21日 (月)

チーフの成長

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日、事務所の中で、あるチーフが販売データを見ていた。

 部門会に持参する資料作成だと言う。

 販売データがみれるパソコンは、私の机のすぐ隣にある。
 この配置が、非常に便利で、部下とデータを見ながらコミュニケーションする
 事が多い。

 このチーフは、以前に私が投稿した「部下との意思疎通」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_da27.html
 で部門内部がもめたチーフである。

 自分の、マネジメントスタイルを強引に定着させようとして、部門内で、いろいろ
 トラブルがあった。パートさんも、一人退職していた。

 このお店から、実力を認められ、他店舗へチーフで異動。
 そこで実績を上げ、このお店に、再び、チーフで赴任。

 本部からも、彼の評価は非常に高い。
 彼も、自らの仕組み作りと、作業オペレーションには自信を持っていた。

  彼の言うことは、正論である。

 しかし、部門内でのトラブル。不信感。退職。
 男子社員同士のトラブルは、最近はなくなってきたが・・・。

 そんな状況で、私が、一息ついたところで、彼のほうから話しかけてきた。

  「どうやったら、自分の考えが理解してもらえるかが、最近、少し
   わかってきました。」

 私は、彼に、「振り子の法則」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_e34f.html
 の話をした。

 その話を聞いて、彼は、言った。
  
  「僕は、一生懸命“知の管理”ばかりやってました。“情の管理”の大切さ
   が、わかってきました。」

 私は、言った。

  「まず、どちらかに大きく振らなければ、振り子は振れない。まずは強引にでも
   振り子を、どちらかに振る事が大切。」

  「振り子も振れないチーフなら、大きなマネジメントなどはじめから出来ない。」

  振り子を振れば、必ずトラブルは発生する。
   知の管理で振れば、部門内のトラブル。
   情の管理で振れば、上司とのトラブル。

  そして、リーダーの器とは、

   “知の管理と情の管理の振り幅の大きさ”

   振り幅が大きければ大きいほど、人は惹きつけられる。

  マネジメントの道を進むとは、この、長い道のりを目指して、
  振り幅を広げていくことなのである。

 このチーフは、ようやく、振り子を少し、知に振っただけのこと。
 
  しかし、彼にとっては、未知の世界。
  しかし、私にとっては、通ってきた道。

 彼のこと、彼の部門のこと、そして、未来を見守っていきたい。


             
 

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2008年7月20日 (日)

面接

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

かって、「頭角」を投稿した際のhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_20ef.html、青果の担当者と、先日面接をした。

賞与の評価が低く、全社として、評価の低い従業員のフォローアップの為の一環。

 しかし、私は、評価の高い低いに関係なく、彼には、一つの事を伝えた。

 長い人生の中で、ここでがんばれば、という時期がある。
 
 それは、当事者にはなかなか見えないものだが、
 傍から見ていると、いま、ここでがんばれば、と思う場面がある。

 今の彼が、そのような状況なのである。それは、以前の「頭角」でも触れた。

  ここのお店で、サブチーフとして力量を発揮。業績も伸ばしている。
  しかし、チーフの声がかからない。

   原因は、彼の人柄。

  売場、オペレーションに関しては、彼は妥協しない。徹底してやる。
  それが、今の業績を作っている。

   しかし、周りを巻き込めない。

  自ら動いて、効果を発揮するか。
  人を率いて、効果を発揮するか。

   商売人から、経営の一旦を担う過程で、必ず通る道。
   人を率いる職位で、一番大切なこと。

  彼に、欠けている部分であり、今後の彼に一番大切な部分。

  私は、彼に言った。

   「人間の内面に入り込め。土足でずけずけと。」
   「そして、もっと、人と格闘しろ。泥沼の中で、格闘しろ。」

   「意外と、部下は、上司に、入り込んでほしいもの。土足で入って
    きて、ほしいもの。」

   そう、言ったとき、彼も頷いた。

  そう、部下とは、上司に入り込んできてほしいもの。
  関わってきてほしいものなのである。

   現在の組織は、綺麗になりすぎている。
  
  商売の始まりとは、もっともっと人間的だった。それが認められていた。
  そして、部下は、上司という人間を見て育った。

   結果、それが、最大の教育となっていた。
   そこに、人間の生き様を見て育った。
   そして、自らも、生き様を見せようと切磋琢磨してきた。

  そのような、ドロドロとした、人間の本来の姿、組織本来の姿

  その原点を、彼にもわかってほしかった。
  その本来の姿を取り戻せば、彼の未来も大きな可能性が広がる。

 以前の投稿で、「振り子の法則」を記したがhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_e34f.html
 
  管理には、バランスが大切である。

  仕事を知る事も大切。しかし、人を知る事も大切。

 組織で仕事をしていく以上、人を知り、人を活かすことが経営。
 
 どこかのタイミングで、彼にも、そのことがわかる日が必ず来る。

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2008年7月19日 (土)

著者 水元均Ⅱ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前、「著者 水元均」を投稿したがhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_88bb.html、続編。

 水元均さんの「スーパーマーケットの新常識」を読み終え、チーフミーティング
 で、読後の感想も交えて、部下に紹介した。

 そして、「休憩室においておくから、是非、見ておくように。」と言っていた。

  早速、精肉チーフが食いついてきた。

 数ヶ月前まで、週一回、夕方の切り立て販売の一環として、精肉部門は
 和牛ロースの切り立て販売を、店内に出て、実演販売をしていた。

  その時の売価は、1枚150gで1000円。 原価売価である。

 それでも、競合対策と、夕方の盛り上がりでのお客様の支持を得る目的で
 強行していた(店長判断で強引に)。

 そして、最近の豚相場、鶏相場の高騰にて、利益確保が厳しい状況から、
 中止していた。

 やはり、止めて見て感じた事は、ライブ販売とは、売上効果では無かった
 と言う事。

 その為に、計画、発注、仕入れ、シフト、お客様との会話等、いろいろな
 メリットを享受してきた、と言う事。

 精肉チーフも、粗利が安定しだい、再開したいとは、常々言っていた。

そして、先日。

 休憩室で食事後、彼から話かけてきた。

 「店長、実は、あの本(スーパーマーケットの新常識)を読んでいて、気付き
  ました。今までは、「ロースステーキ」にこだわり過ぎていました。お客さま
  に、きちっと説明してやれば、ランプステーキでの提案も面白いですよね」。

  なるほど。そして、こうも言った。

 「いま、あの本を部下に貸して(俺の本を勝手に貸すな!)、説明分を作って
  もらっています。次回から、ライブ販売復活です」。

  そう、来なくちゃ。さらに、こうも言った。

 「僕も、あの本を買いたいと思っています」。

  それは、水元均さんも、喜ぶぞ。

私からの強制も、場面によっては必要だが、

 このような部門担当者からの、自発的な提案も非常に大切。

 そのきっかけとしての、「スーパーマーケットの新常識」の存在。

 この本一つで、いろいろな広がりを出していきたいと考えています。

そして、私はといえば、

 酒井穣さんの2作目 「あたらしい 戦略の教科書」を手に入れ、
 本日より、読み始めています。

 以前のブログで、「今、読んでいる本Ⅱ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_a0ed.htmlに投稿した本の著者です。

 部下も、学んで成長している。
 私も、更に学んで、一歩先を歩まねば・・・。

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2008年7月18日 (金)

私のクレーム対応

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、サービスカウンターから、
 「また、あの、お酒のお客様が来ているんです。来てもらっていいですか?」

事の発端は、こうである。

 その、数日前に、グロチーフから、難しいお客様が来ている、と言われ、
 サービスカウンターへ行ってみた。

 トラックドライバー風の格好をした50過ぎの男性が、カウンターに体を預けて
 立っていた。

 グロチーフから、「価格をまけろとか、運べ、とか言われている」。と聞いていた。

 私は、

  「お客様、申し訳ないですが、価格は、表示価格になりますよ」。
  「また、商品の配送はしておりません」。

 毅然として、言った。

 お客様は

  「従業員だって通勤しているだろう。その途中で運べないのか?」。

 私は、

  「いえ、そういうことは、しておりません」。

 お客様は、その言い方が気に入らないのか?
 終始、機嫌悪く、無愛想に、私と、チェッカーチーフにアタッテいた。

 購入は、ビール6ケースに、飲料1ケース。しめて3万近くのお買い物。
 そして、最終的には、それを宅配にした。

そんないきさつがあっての、「また、来ました」。のサイン。

 また、例の格好で、サービスカウンターに寄りかかっていた。

 私は、
 
  「どうか、しましたか?」。

 お客様は、

  「日付が微妙に違っていた」。

 私は、
 
  「どういうことですか?」。

  以前購入した際に、グロチーフに、賞味期限を指定して注文したらしい。

 そして、売場の商品の賞味期限を見せてほしい。とも言ってきた。
 
  何を言っているのか。

 いや、このお客様は、何を望んでいるのか?

  クセの多いお客さまに当たった場合、私はいつも思う。

  「このお客様は、何を望んでいるのか」。

 私は、お客対お店の関係を捨て、一人の人間対人間として、接する事にした。

  「日付までこだわるお客様は今までいませんでしたが、どういうことですか?」

 よくよく、話を聞いていると、自分が運んでいた飲料を破損してしまい、
 取引先から、弁償しろ、と言われたらしい。
 更に、飲料の問屋なのか、日付も一番新しいものを指定されたらしい。
 そして、その代金が、自分が稼いだ給料のなかからの支払いらしい。

 お客様は、こちらが言っていることもわかるらしく、
  「一度買ったものは、返せないよな?」 と。

 ようやく、私は、彼の望んでいる事が、理解できた。

 私は、お客様に、こう、返した。

  「お客様の言っていることが、ようやくわかりましたよ。
   そして、お客様の今の辛さもわかった。

   お客様が望む日付の商品は、申し訳ないですが、うちにはありません。
   かといって、お客様も、あの日付では、取引先に出せないのでしょう?

   お客様が購入した商品は、全て返金しますよ。ただし、全品
   ここに持ってきてくれればの話ですが。」

 お客様は、私の話を聞いて、深々と頭を下げた。そして言った。

  「いや、本当に申し訳ない。助かります。」

 今までの態度とは一変し、本当に安堵した表情だった。

  私とて、人の子。人の弱みを知りながら商売は出来ない。

そして、このような、マニュアルには無いお客様への対応が店長の仕事。

 それは、今回のような難癖の多いお客様もいれば、クレームの場合もある。

 そして、私は、そのようなお客様への対応として、私の流儀がある。

  「お客様に、悪意を感じるかどうか?」

 それは、見て、話をしただけで、なんとなくわかる。
 悪意のあるお客様は、それが、顔にでている。

  そんな、お客様には、徹底してルールを曲げない。そして、強く出る。

 逆に、誠意を感じるお客様も多い。

  そのようなお客様には、レシートが無くても返品に応じる。優しく出る。

 そして、私のお店は、他店よりも、悪意のあるお客様は少ないと感じる。

 

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2008年7月17日 (木)

妻のコレクション

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日、「父の存在」を投稿したが、本日は、その続編。

東北のお墓参りをして、その後、新潟へ向かった。

 この、お墓参りも、父が亡くなる前の年からだから、
 かれこれ、10年近くなる。

 新潟の巻町は、スイカの産地でもあり、以前、親戚の家に泊まったときは、
 スイカをたっぷり頂いたものだ。

 現在は、父も亡くなり、母もお墓参りに行けない為、日帰りで早々に
 帰ってきている。

 その代わり、新潟での、妻の楽しみが増えた。

  「ガラスのメルヘン美術館」である。

 ステンドグラスが、妻の趣味であるが、
 ガラスに興味のある妻は、ガラス細工にも、興味がある。

 そして、そこの先生の作品が素晴らしいのだと、言う。

 昨年から、そこの会員証のようなものを購入し、私も無料で入れるらしい。

 昨年までは、外でぶらぶらしていた(入館料が取られる為)のだが、
 今年は、一緒に入館してみた。

 そんなに大きな美術館ではなく、中は、30坪程度の大きさであろうか。

 中に、作業場もあり、ガラス細工の実演もしていた。

 一通り見終わったら、妻は、美術館の先生と話をしていたので、
 私は、少し、外に出ていた。

 外の空気を吸って、中に入ってみると、妻が、猫なで声で私に言った。
 
  「また、買ってしまったの」。

  やっぱり。

 見ると、私が、目を引かれていた、一つの人形が無くなっていた。

  それは、グラジオラスの花束を抱えた中世の少年の人形である。
  その、花束のガラス細工が精巧で、私の目にも止まっていた。

 こうやって、また一つ、コレクションが増えていく。

  ステンドグラスとガラス細工。

 素材が同じなので、一緒に飾っていても、違和感がない。
 むしろ、お互いが引き立つ存在として、飾られている。

 こうやって、朝4時から、夕方6時までの墓参りは、疲れを通り越し、
 癒しの世界へと入り込んでいった。


PS

 右上のアルバムに、ガラス細工のコレクションを載せました。
 多くはありませんが、メルヘンの世界です。
 

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2008年7月16日 (水)

父の存在

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

昨日は、一足早く、墓参りをしてきた。

 私の家のお墓は、実家のあった東北にある。
 そして、そのご先祖様が、新潟の巻町の出身であるため、
 新潟にも、お墓がある。

 毎年一回、夏に、新潟のお墓参りをしていたが、今年は、新潟と東北の
 二つのお墓を同時に、墓参りをしてきた。かなり、ハードだった。

東北にあるお墓では、いつも、父と会話をしてくる。

 私の父は、8年前に他界した。
 
  体調がすぐれないとは聞いていたが、急にお袋から連絡が入り、父が私に
  会いたいと言う。

  妻と実家のある病院へ駆けつけると、父がベットに横になっていた。
  そんなに、やつれた様子も無く、元気そうだった。

  父は、私に言った。
   「大したことは無い。わざわざ来るほどのことでも無かったのに」。

  しかし、こうも言った。
   「俺は、これから手術を受けるが、少し言っておきたい事がある」。
   
   そして、家のこと、土地のことなど、今後の事について話を聞いた。

  医者からも、話があった。
   「2回目の肺炎であり、見た目以上に厳しい状況であり、手術をしたい。
    万が一のことも有り得ますが、覚悟はしておいてください」。

  そんなに厳しい状況だったのか。

  そして、父は、医者と共に手術室へ向かった。
  向かう途中で、父は医者になにやらいろいろと質問していたようだ。

  それが、意識のある父の、最後の姿だった。

  手術後、父は、意識を失い、周りを認識することは無かった。
  そして、数日後に、この世を去った。

 今から思うと、自分の命の寿命を知っていたのだろう。
 そして、私を呼べと。

 父が、私を、呼びつけることなど、今まで無かったこと。
 そして、そのことが、私に、ある覚悟を決めさせてくれた。

  家を背負っていく、という覚悟。
  
  それを、自分の「死」をもって、私に教えてくれたのだ。

 私の実家には、親戚に貸していた土地があったが、
 父の死後、その土地の処し方について、私は迷っていた。

  私は、仏壇で、父と会話した。
  この土地を、今後、どうしていくか?

  売るべきか、立ち退いてもらうべきか、月ぎめで土地代をもらうべきか。
  
  そして、

   一年後、この土地が道路の拡張整備に引っかかり、県で買上げることに。
  
  私は、この件は、父が、私に苦労させずに、自分で幕引きをしてくれた、
  そう、思っている。

  そして、県の計らいで、親戚にも、立ち退き料等が下りて、別の貸家に
  引っ越していったのだ。
 
   私の手を一切わずらわすことなく。
   親戚にも、後腐れなく。

  転職のときも、仏壇で、父を語らった。

   自分の将来、家の将来、母のこと、家族のこと、自分のこと。
   そして、自分の人生について。

  生前、こんな会話など、まったくしたことが無かった。
  死後、深い深い会話が、できるようになった。

 いつも、父は、私を守ってくれている。

  他力本願でもなく、自己放棄でもなく、
  素直な気持ちで、今、そう思える。

 やはり、父は、私に、自分の「死」をもって、
 人間として、一番大切なものを、教えてくれたのだ。
 私は、いまでも、そう思っている。




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2008年7月15日 (火)

マイ・ブーム

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ここ、1ヶ月ぐらいであろうか?
野良猫の親子が、家の廻りに住み着いている。

 妻と二人で、勝手に名前を付けて呼んでいる。

  親を「魔黒」
  子を「にゃんにゃん」

 親の魔黒は、独身時代から、私の家の周りをうろついていた。
 真っ黒で、美人な顔つきは、妻と話題になっていた。

 そして、一ヶ月前に、子猫3匹を引き連れて、やってきた。

 子猫も本当に「かわいく」、黒1匹、シャム系2匹だった。
 しかし、2週間後に、シャム系1匹のみになってしまった。
 
  どこかで飼われているのか? 死んでしまったのか?

 妻も、かわいさ余って、餌を与えてしまった。
 そして、最近は、器を置く音に反応して、塀の隙間からやってくる。

 また、親子の戯れも、じょじょにエスカレートして
 最近は、子猫の「にゃんにゃん」から、魔黒へいたずらを仕掛けていく。
 それがまた、かわいいのである。

 どうして、あの魔黒から、シャム系の猫が生まれるのか?
 ネットで黒猫を調べると、シャム系の猫が映っている場合が多い。
 そのような血筋が出るのか?

 最近購入した「デジカメ」(12メガピクセル!)で、撮影して楽しんでいる。

しかし、どうしても「野良猫」

 人間とは、一定の距離だけは絶対に保っている。
 
 それは、親も子も、同様。
 やはり、野生の血は消えないのだろう。
 
 当然である。
 一歩裏側には、死が待っているのだから。
 おそらく、消えた2匹の子猫も、死んでしまったのだろう。

 その経験が、野良猫をいっそう、敏感にし、敵との距離感は譲らない。

  自分の領域は、自分で守る。

 これは、店長として、自分のお店を守る、従業員を守る、お客様を守る、
 お店の店長として、絶対に忘れてはならない「姿勢」と同じ。

 いくら、本部の支援があるとはいえ、最後はお店の店長のリーダーシップ
 だけがものをいう。
 これだけは、誰にも頼れないのである。

話が、横道にそれてしまったが、最近の「マイブーム」で話題の我が家です。

PS
 例によって、右上のアルバムに、最近の「にゃんにゃん」を載せました。

 

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2008年7月14日 (月)

競合店との食べ比べ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、店長が替わった競合店(競合店長の入院Ⅱで投稿)が、
リニューアルオープンした。

 惣菜を中心にした、リニューアル。
 
 確かに、売場は大きく変わっていた。
 品揃えも豊富になり、陳列技術も向上してきた。

 しかし、昨日もお話した通り、私は、商品を自分の舌で確認して初めて
 その事実を認めることにしている。

そして、どんな商品で、その事実を確認するか?

 一番の「ベーシック品」である。

 今回、私の目に止まったのは「おにぎり」。
 
 いろいろなアイテムが豊富にそろえてあったが、その中の「天むす」。

 一個168円と高めの設定であるが、ボリュームたっぷりの内容量。
 “食べてみたい” 自分の内から湧き出る声に負けて、購入した。

 そして、自分の会社の休憩室で、そのおむすびを食べていたところ、
 ふと、「自分のお店の天むすの味は、どうなのか?」、と思った。

 売場へ行き、天むすを購入して、休憩室へ。

食べ比べ。

 明らかに違う。
 何が違うか?

 まず、海苔の風味。
  自社の天むすの風味は格別。噛み切れも程よい。

 次に、えび天のころもの美味しさ。
  自社の衣は、本来の天ぷらの美味しさがある。

 えびも違った。
  自社は、小さいながらも、衣とえびの味がマッチしていて、えびの味がある。

同じ天むすでも、ここまで「味」の違いが出ているとは?

 自社のデメリットは一つ。

  米の量が絶対的に少ない事。

 たまたま自店に来ていた、惣菜トレーナーにそのことを伝えた。

 そして、衣の味の違いを指摘したところ。
  彼の目が輝いた。

  「えっ、衣の味の違いをわかってくれるのは、ありがたいですね」。
  「実は、うちの天むすのえび天は、一個一個、揚げているのです」。
  「だから、天ぷらの味は絶対に負けない自信はあります。
   その味の違いを、店長の言葉として聞けるのは、ありがたいですね」。

  食べ比べて、初めてわかった、自社のこだわり。

 いままで、少し距離をおいていた惣菜トレーナーと、一体になった瞬間でも
 あった。

 デメリットの、ボリュームと価格を、どうやってフォローするか?
 こうやって、主力単品を、いかに売り込んでいくか?
 これも、私の、商売にたいする楽しみの一つ。

  味で負けない商品は、更に徹底して、お客様に食べていただく。
  その為に、徹底して、売り込んでいく。
  売り込めば売り込むほど、更に伸びていくもの。

 そして、このような、競合店の出店、改装を機に、
 自社の商品の「強み」「弱み」、その克服、その磨きこみ。

 そうやって、更に、店舗と人材が強化されていくのである。

  

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2008年7月13日 (日)

日曜の行楽

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

今日は、本当に久しぶりの、日曜休日。

 日曜の休日は、一年に一回あるかないか。
 働いている娘も、たまたま休日の為、家族4人で行楽。

 日光の「山のレストラン」で食事をすることに。
 ボーナス支給後の、つかの間の贅沢である。

 こんなところで、身分不相応の贅沢をするのだから、ただでは起きれない。
 
  今日の収穫は「チーズ」。

 メニューの中に、「シーザーサラダ」があったので、注文してみた。

 運ばれてきたサラダの内容は、
  レタス、カッテージチーズ、プロセスチーズのすりおろし、クルトン
  それを、シーザーサラダドレッシングで和えてあった。

 私が、チーズ全般を食せるようになったのは、ここ10年。
 それまでは、あの、臭さになれず、匂いも嗅げなかった。

 妻がチーズ好きで、いろいろメニューを出し続けて、ようやくである。

 最近は、手作りピザのモッツァレラチーズ、ワインの友のカマンベールチーズ
 は、味の違いがわかるようになってきた。

そして、今日の、シーザーサラダである。
 
 チーズの味の奥深さが、わかった。

 特に、プロセスチーズを、すりおろすことによる、チーズの鮮度感。
 これも、一つのドレッシングなのだと感じた。

 野菜を美味しく、というより、サラダをどのような風味で食するか?
 それを、教えてくれる食べ方を学んだような気がする。

 さっそく、明日よりチーズを美味しく、をテーマに動いてみたい。

 私が、メニューに対するこだわりの始まりは、いつもこうした実生活から。
 そして、自分の「舌」が、感動したものだけ。

 チーズに限らず、その単品を美味しく食するのに必要な関連品が重要。
 美味しいまぐろには、美味しい醤油とわさび。
 まぐろがいかに美味しかろうと、まぐろのみでは誰も食しない。

 和牛のサーロインが、いかに美味しかろうと、必ず味付けはする。

 美味しい素材を、更においしく際立たせる「脇役」。
 それらが重なり合って、食卓が盛り上がり、会話が盛り上がる。

 その盛り上がりを提案し、食卓を豊かに演出するお手伝いが、我々の仕事。

 その為には、自分の舌で、それをまず実体験することが一番の早道である。
 そして、自分で納得したものだけが、自信をもって、お客様に提案できる。

 さらに、さらに、自分の舌を鍛える為に、自分に投資したいと感じました。
 そして、それは、必ず、自分の舌に帰ってくると信じて。

 

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2008年7月12日 (土)

周りに振り回されない

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある担当者が一分ほど遅刻してきた。

問いただしたところ、出勤途中で事故の渋滞に出会い、遅刻したという。

 そして、こちらは別に咎めていないのに、
 本人が、しきりにカリカリしている。

 こんな状態で、いい仕事が出来るわけが、無い。

 このような状況は、よく見かけること。

なぜ、小さなことで、自分を見失うのか?
なぜ、周りに振り回されるのか?

 しかし、これは、誰にでも、よくあることでもある。

 私も、以前は、よく、周りに振り回されていたと、思う。

 考えてみると、人間とは、他人に振り回され続ける「動物」なのかも知れない。

 上司から注意されて、同僚に先を越されて、部下が反抗して、女房が・・・等々。

その都度、

 他の存在、他人の存在に「目」がいってしまう。
 そして、推測が推測をよんで、深みにはまっていく。

しかし、いつの頃からか、

 おそらく、以前の企業を退職前に、最後の店舗に赴任した時から、
 
  自分の「軸」が、持てるようになった。

   *これは、以前のブログ「心のあるべき姿」に記してある。
    そして、そのことは、20年間在籍した私への「餞別」だと感じている。
    これから、荒波を航海していく私への、心ばかりの餞別と思っている。

  私の場合の、「自分の軸」とは?

   “自分を守らない” と言う事。
   
   守るのは、自分の部下。
   守るのは、自分の組織。
   守るのは、自分のお客。

  その結果として、私を守ってくれるのは、
   
    自分の部下。
    自分の組織。
    自分のお客。

   20年間の餞別として、そう、教えてくれたのである。

  そして、その「自分の軸」が明確になったとき、
   
   戦う相手は、上司でもなく、同僚でもなく、部下でもなく、お客でもない。
   
    自分が守るべきものを、脅かす相手が、自分の敵。

    自分のお客を脅かす相手であれば、上司、部下、関係なく、私の敵。
    自分のお店や部下を脅かす相手であれば、お客も、また敵。
     (これは特殊な場合)

   私は、店長とはそういう存在だと思っている。
   そして、リーダーの私心の無さに、人が集結し、
   固い組織(投稿~私の組織論)が造られるのだと、思っている。

  その「軸」さえ、しっかりブレなければ、周りに振り回されることも無い。

  周りに振り回されるな、周りを振り回せ。

 

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2008年7月11日 (金)

店舗訪問Ⅰ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、オフ。

久々に遠出をしてみました(妻と娘と)。

 以前、開店前に訪問?した、IEON那須塩原店、及び周辺店舗です。
 ドライブかたがたの訪問。

 那須には良く来ますが、この爽快感がたまりません。

また、ある知人から依頼されていた、店舗訪問も実施。

 感想を聞かしてくれ? との依頼。

 3店舗の写真は、例によって、右上の「アルバム」に入れてあります。

 ブログに直接貼り付ける技術が、未修得の為、皆さんにはお手数を
 おかけしますが、よろしくお願いいたします。


IEONに関しては、食品以外の生活用品を買いまわるには便利なお店。
 
 しかし、食品、特に生鮮に関しては?

 以前、IEON羽生店をMRし、生鮮の進化に感動して帰ってきたのだが。
 事業部の違いなのか?。この格差もまた、IEONの現状なのか?
 
那須の2店舗に関しては、

 行楽地への出店であり、地域住民の来店が厳しい商売が、売場に出ていた。
 チェーンストアとして、多種多様なお客様への提案が必要な出店が、いかに
 難しいか。

 そして、なぜ、そのような難しい選択を採用するのか?
 2店舗に関しては、まず、そこからの疑問がぬぐえなかった。

そんな感想を抱きながら、
  今晩の食事の買い物は、やはり地元のなじみのお店での調達になって
  しまいました。

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2008年7月10日 (木)

GMSの不振

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

結城義晴さんのブログを見ると、GMSが不振らしい。

 経営全般の数値分析力に乏しい私は、どの数値が不振なのか明快には
 答えられないが、最終損益で赤字であることには間違いないらしい。

 結城さんは、“総合と呼ばれるものの正念場”といっている。

  現場で、直接GMSの売場を、日々眺めていると、この日の到来は
  すでに予測できていた。

  そして、店別にバラつきの多い食品が絶好調で、普段がんばっている
  「衣料品」「雑貨品」が不振なのだという。

  衣料、雑貨にはあまり詳しくないが、売場はしっかり出来ていると感じる。
  しかし、食品、特に生鮮は、・・・ ?。

 GMSのマネジメント

  衣料品、雑貨品をマネジメントするのに便利な手法で、生鮮を
  管理しようとする「無理」。

  商売とは、従来、八百屋、魚屋、肉屋、豆腐屋、漬物屋、雑貨屋、呉服屋
  など、分化した状態から、独立して進化してきた。

  そして、独立したマネジメントを確立しながら、商売に磨きをかけて来た。

  時代の流れと共に、一つの企業が全ての商売を一箇所で担うことになった。

  マネジメントを効率良くするために、スタイルを画一的に集約した。

  そして、過当競争の時代に突入し、マネジメントの限界が現れた。

 GMSの不振は、今、この流れにある。

  GMSもそこのギャップに気付き、一部店舗から改善し始めた。
  しかし、ここまで拡大した組織を、一気に方向転換できるか?
  
   スピードが勝つか?、時代の流れに押し流されるか?

  生鮮のDNAを変えなければならない。
  個人商店の店主の持つ、商売魂。
  
 そして、GMSは生鮮も売価管理。

  現場が、商品の原価がわからずして、商売は出来ない。
  八百屋や、中小スーパーは一回りも、二回りも、感度が高いのだから。
  よって、生鮮は原価管理にすべきなのである。

  自分で仕入れて、自分で販売する。これが商売。
  そして、商売の楽しさを、現場から奪ってはならない。

 これが、目には見えない、GMSの不振要因。

 
  

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2008年7月 8日 (火)

お盆展開事例

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。



次回の店長会は「お盆の計画」。

 昨年の売場展開と反省を紐解きながら、まずは、昨年の売場展開を確認した。
 そして、写真集での頭の整理をしていたら、今年の指針が見えてきた。

 昨年反省と、コメントを以下にフャイルしましたので、よろしければ、どうぞ。

 <a href="http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/obonn-jirei-07.xls">ダウンロード obonn-jirei-07.xls (3739.0K)</a>
 *このフャイルは、3日後に消去されます。

 上記ファイルは、昨年の売場の結果である。
 この売場にたどり着くまでのプロセスは、この売場からは「見えない世界」。

 これ以前に、私と部門チーフ、担当者との展開打ち合わせ、オペレーション
 計画、部門間援助計画、チェッカーのシフト計画などが隠されている。
 その部分も、あわせて、見ていただきたいと思います。

 毎年のことであるが、お盆期間の数値は、直近の7月の数値がそのまま
 移行する。よって、期間トータルの数値の予測は概ね出来るが、日々の
 数値予測となると、曜日、特売期間、その他諸々の状況を判断して予測
 していく他は無い。

 概要としては、昨年は12日に集中したが、今年は、9日~10日の動きが早まり、
 12日~13日は昨年ほどの集中から分散し、17日までだらだらと続く、と思われ
 る。

 後は、日々の商品、単品単品の動きの違いを明確に予測し、部下に提案する
 ことが重要。

 お盆、年末などの大イベントは、普段の商売の結果である。お盆計画のみ、
 普段の数値を飛び越えて、背伸びをした計画を立てても実現するわけが無い。
 また、イベント時だけ、すばらしい売場を実現したからといって、普段の実績から
 かけ離れた「数値結果」になるはずも無い。

 だから、今から、お盆の数値を押し上げる努力を、コツコツ積み上げていく
 しかないのである。

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2008年7月 7日 (月)

売上レコードⅡ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

先日は、月に一度の年末並みイベント。

前回もこのイベントに関して投稿した(売上レコード)。

 そして、前回6月のイベントで、売上レコードを更新した青果部門は? 

  残念ながら、昨年実績は大幅に上回ったものの、記録更新は出来ず。
  更に、精肉にも最後に差され、225万止まり。

 青果チーフは凹んでいた。

 しかし、昨年比111%だから、立派なものである。
 
なぜ、凹んだか?

 私が、辛口の評価をしたから。

なぜ?

 前回の売場は、徹底して「攻め」ていた。
 しかし、今回は、それが無い。

 前回の記録更新で、甘く見たのかも知れない。

  「こんな、ものか?」。

 この、気持ちの緩みが、売場と結果に現れた。
 だから、あの時の緊張感と徹底さが、失われた。
 
 そして、前回のイベントで、オペレーションに失敗している「精肉」に負けた。

 私は、そのことに関して、彼に言った。
  「前回のダイナミックさと、徹底さが、今回の売場には無いね」。

 その言葉は、よほどショックだったのだろう。
 見破られた、といった表情がありありだった。

 私は、その件に関しては、それ以上突っ込まなかった。

 替わりに、こんな言葉を投げかけた。

  「このお店は、君も知ってのとおり、当社売上ナンバーワン。
   地域を広げて、県内でもベスト5には残るだろう。

   その売上の高さは、君の力ではない。まして、私の力でもない。
   このお店の歴代の先達が、努力に努力を重ね築き上げた結晶。
   その努力の結晶の土台に、我々は商売をしているのである。

   しかし、売上の高いお店で商売をしている事も、事実。

   だから、ここのお店で仕事ができる「特権」を、大いに活用せよ。

   他のお店では絶対に扱えない商品でも、売上高に消されて、ロスなど
   気にせず扱える。

   そして、グレードの高い商品の品揃えの経験が、仕事の技術を肥やす。

   グルメが、美味しいものを食べるほど、舌を肥やすのと同じ。
   グレードの高い商品ほど、担当者の技術を肥やすのである。

   だったら、このお店で仕事が出来る「特権」を大いに活かすべき」。

   この話は、他のチーフには、全員にしている。
   当然、前任のチーフ(現副店長)にも、口酸っぱく言ってきた。

   そうやって、イベントに強いお店造りが定着していくのである。

  私の、この言葉に、彼は、本気で頷きながら聞いていた。
  
  更に、

   「あれだけ、タカミメロンを売り込むのであれば、タカミメロンの大玉で、
    お客様が、゜こんなに、でかくていいの?と言わせるサイズを売ってみよ。

    さくらんぼも、産地選りすぐりの、大玉詰め合わせ1kサイズの展開。
     1箱2980円でも、食べ応えのある箱売りでの量販してみよ。

    メキシコマンゴーを、198円で量販するなら、宮崎産の香りの強い
    1980円のマンゴーを30pほど量販してみよ。

     3p品揃えして、1パック売れるのであれば、
     30p置いてみぃー。 20pは売れるから。

    それだけ言っても、どうしても、ビビッて少なめ少なめになってしまう

  しかしながら、私の、本日の言葉で、彼は、目から、鱗が取れたハズ。

  次月の果実の展開が、楽しみでもある。

  凹むな、青果チーフ!!

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2008年7月 6日 (日)

競合店長の入院Ⅱ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、「競合店長の入院」を投稿したが、本日は、その続編。

 唯一の競合店(今度、更に競合が増えるが)の店長が、ヘルニアで入院。
 前回は、その話をしたが、

 早速、新しい店長に、挨拶に行ってきた。

 たまたま、私の企業の同僚店長がいたので、一緒に行った。

 その、同僚店長も転職組で、なんと、これから行く企業からの転職。
 よって、その競合店の内情には、詳しい。

 それ以前に、その競合店の店長が変わったことを、
 私のお店のお客様から聞いていた。

 そのお客様は、競合店のお客様でもあり、
 競合店の、以前の店長とも面識があった。

 そのお客様が、先日私にいった。
  「店長、競合店の店長が替わったの知ってる?」。
  「なんでも、今度来た店長は、一番店から来たんだってよ」。
  「前の店長は、いい店長だったよな?」。

 それを、聞いていたから、会いに行こうと思ったのだ。

 鮮魚の担当者がいたので、新しい店長を呼んでもらった。
 この競合店に行くと、私に挨拶してくる担当者が3~4人いる。
 そして、食品のパートさんまで、挨拶してくる。

  背の高い、笑顔の素敵な店長だった。
 
 会った瞬間に、やるな!、と感じた。
 私の同僚店長も、彼のことは知っていて、昔話をしていた。

 そして、帰り道、同僚店長との会話から、
  「やっぱり、一番店から来た店長ですよ」。
  「あの企業は、本気ですよ、てっちゃん」。

 地域の競合出店を迎えて、一番店の店長をもってくる。
 そして、新たな競合店も、指折りの店長が、立ち上げる。

 にわかに、このエリアが「ホットスポット」になってきた。

 こうやって、新規出店を期に、3社がしのぎを削り、
 競合対策を通して、個人と店舗、更に、企業が成長していく。

 その期待を担う「店長」として、その場にあたれる幸せを感じる。

 いろいろな場面を通して、お互いにコミュニケーションを築いていきたい。
 それも、新店の店長を交えて、3人で、いろいろな場面を築いていきたい。

 競合店の店長の交代から、更に、今後の楽しみが増しました。
  
  
  

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2008年7月 5日 (土)

自分を大切に

皆さん、こんにちは
 北関東で店長をしている「てっちゃん」です。


今日、あるアルバイトから相談を受けた。

 ある女性と結婚したいという。
 今、大学生の自分の身として、何が出来るか? との相談。

 彼としては、大学を辞めて、働くべきか、悩んでいたらしい。

 私は、キラキラ輝いている彼の「目」を見て、即座に答えた。

  「大学と結婚は別物。同じ土俵で考えるな。
   今、歩んでいる自分の道も大切にしろ。
   ここまで大学で学んだなら、残り一年半を学んで
   大学を卒業せよ。もっと言うなら、大学院まで出て
   自分に自信をつけてから就職せよ」。

 彼は、まじめに、自分の人生と相手の人生を考えているのである。
 だから、あえて、彼に言った。

  「自分を大切に」。

 結婚とは、長い人生を共に歩んでいく相手として「覚悟」を決める事である。
 しかし、長い人生を、常に同じパートナーとして豊かにしていくには、
 お互いに成長しあい、お互いに学び合い、お互いに尊敬しあう事である。

 だから、結婚以前に、自分を磨いて、成長できる「基礎」をつくること。
 これは、結婚とは、別物。
 それ以前に、結婚したといえ、同じ事。

 これをわかってくれる相手ならば、相手の成長の為に理解し、
 それまでは、自分も最大限の協力をして、働いてくれるだろう。

以前のブログで、「自分を磨く」「女を磨くとは?」カテゴリー(生き方)で
投稿したとおり、

  結婚するという事は、男を磨くことであり女を磨くことである。

なぜ、磨くか?

 自分達の未来の為に。そして、自分達の子孫の為に。
 そして、それが、社会貢献。

幸い、彼の「目」は活き活きしていた。

 私に相談してくる、というのも、
 誰かに、後押ししてほしかったのだろう。
 
 

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2008年7月 4日 (金)

競合店 私の流儀ⅴ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

先日、月の初めの市での事。

ガラガラになった飲料の補充をしていると、背中を押す人物がいた。

競合店の取締役の方であった。

 彼との付き合いも長い。
 一店長が、競合店の取締役の方を捕まえて「彼」 も無いが。
 
彼と、話せるようになった、きっかけは。

 彼の企業が、新店をオープン。
 私は、数日後にMR。

 私は、そこで、自分の企業のジャンバー(企業のロゴ入り)を着ていった。
 多少、距離も離れているし、誰も気付いてくれないだろうから。

 やはり、他企業のジャンバーは目立った。
 そして、最終コーナーの「惣菜」付近で、彼と目が合った。

 怪訝そうな目つきで、じっと見つめていた。
 そして、最後に、チラッと笑った。

 私は、軽く会釈をして、立ち去った。

その後、数日後。

 私のお店に、彼が、現れた。
 しかも、彼の企業の「ジャンバー」を着て。

  やられた。

 そして、瞬間的に、笑顔で迎えた。
 彼も、わかっていて、彼から、話しかけてきた。

やられたら、やり返す。

 私は、そんな相手が、好きである。

そして、新任の店長に、私に合って来いと命じたのも、彼だという。

 私に、いろいろ、学べ、と。

 この企業は、恐ろしい。
 貪欲に、人から、学ぶ姿勢。

 新任の店長といい、新任の鮮魚チーフといい、ここに来る訳がわかった。
 最近は、惣菜バイヤーも、頻繁に、当店に顔を出している。
 当然、私と顔見知りになっている。

  伸びる「企業」
  伸びる「店舗」
  伸びる「人間」

 全てに言える事は、「オープン」である。

 貪欲に、外に開いていく。
 そして、すべて吸収していく。
 そして、お客様に、アウトプットしていく。

 だから、いろいろなことが、継続できていく。

 こちらも、逆に、多くを学んでいきたいと、考えています。

 

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2008年7月 3日 (木)

私の組織論

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしてる「てっちゃん」です。

以前、読んだ本で、堺屋太一さんの「組織の盛衰」という本がある。

私が、以前の企業で、労働組合に参加していたときに読んだ本である。

 当時の労働組合の委員長が薦めた本で、幹部全員が読まされた。
 そして、その時から、組織について考えるようになった。

  良い組織とは? 組織を強くするには? 自分の役割とは? 

 良い組織の基準とは?

  ⅰ 大きな組織  ~  人、物、金、情報の多さ、大きさ
  ⅱ 固い組織   ~  構成員の帰属意識の強さ、固さ
  ⅲ 強い組織   ~  目的達成能力の高さ、強さ

 どんな企業、スーパー、店舗も、大きさを求めていく。

 店舗数、売上金額、取り扱い金額など。
 
 しかし、どの企業も、どのスーパーも、出どころは「個人商店」。
 パパママストアから、地域のお客様に愛され、賛同した従業員が
 「おやじ」に惚れ込んで、一緒に商売をし、固い組織から始まった。

 そして、固いだけの個人商店から、その固さを保ちつつ、大きな組織へ
 変革していくのである。

 しかし、規模の拡大が、いつしか、組織から「強さ」を奪い、崩れていく。
 かっての巨大GMSの崩壊は、つい先日のことである。

「人が育たないうちは、出店しない」

 当社の方針である。
 これも、すごい決断といえる。

 規模の拡大、組織の拡大が常識の中で、出店しない決断。
 結局、組織とは? を突き詰めると、その決断に行き着くのか?

私も、サラリーマンとはいえ、店長として「経営者」の端くれ。

 自分の組織を、どう運営するか? の悩みは、日々耐えない。
 先日、給与明細を各人に配布するために、部門別に整理していた。
 そこで、自分の組織の構成員の数を調べたら、170人(アルバイト含む)。

  全て、私の部下である。

 当然、私が部門別に区分けするのだから、一人一人の顔と名前は一致する。
 しかし、もう、個人商店の経営の域を超えている。

 「店長」の為に、と思って、仕事をしている人材は、もはや、いない。
 
 当然である。  
  私に、人事と金の支配権はないのだから。

それでも、私は、自分の店舗を、「固くて、強い組織」にしていきたい。

 どうやって?

 以前のブログ「店長として大切にしていること」に記したが、

  店長として、大切にしている「心構え」の、二つを駆使して。

  ひとつは、       「部下、ひとりひとりを成功に導くこと」
  そして、もう一つ    「自分の率いる組織を、よりよい未来に導く事」

  10年後の明るい未来へ向けて、いまここで、自分を磨くことの大切さ。

 このことを、私と共に仕事をすることで、磨いていく。
 
 だから、私も、このことに関しては、真剣勝負である。
 なんとしても、ひとりひとりの部下を、磨いていく。

  なんといわれようが、部下の為に。


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2008年7月 2日 (水)

競合店の戦いに学ぶⅤ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

本日は、オフ。

ブログ仲間の「toyoposさん」「kentnkさん」のように、
遠出をして、スーパーめぐりをする元気も無し。

よって、いつものように、格上スーパーに挑んだリージョナルスーパーの
戦いぶりを、本日もMRしてきた。

 前回のMRから、ほぼ二週間。
 前回は、格上スーパーが回復しつつある、と投稿した。

 そして、本日。

 その傾向は更に、加速しているようだ。
 お互いに、きっちりした売場を造っている。

 いや、むしろ、戦いを挑んだスーパーの方が、売場は整っている。

 しかし、客数とレジ稼動台数は、格上スーパーに軍配。それも、加速して。

なぜか?

 入店して、すぐの、果実売場で勝負あり。

 いつも、私は、ここに立つと、見えないものが、見えるのである。
 自信過剰で言っているのではない。自慢しているわけでもない。

  本当に、見えてしまうのである。

 今日の、格上スーパーの、トップ平台の展開。

  「山形産さくらんぼ」の全面展開。
  それも、1箱1500円~1980円の箱売りの量販。

  そして、サイドで、白鳳ももの、量販。
  1個298円、2個398円、4個580円とサイズを変えての展開。
  更に、入り口付近では、限定70Pで、2個298円で売り切り御免の限定販売。

 この規模(700坪)同士の食品スーパー同士の戦いになると、
 チラシ戦略、価格戦略、品揃え戦略は、ほぼ、互角となる。
 
  それは、企業規模と、企業組織が確立されているから。

 そこから先は、店舗毎の販売計画である。
 個店経営といわれる領域。

  そして、入り口トップの「果実」の展開力が、ものを言う。

 果実の展開で大切なのは、攻めと守りの強弱。
 
  思い切りの良さと、引き際の潔さ。

 今日の、格上スーパーの売場自体は、決してきちんとしていたわけではない。
 しかし、上記に記したとおり、果実をはじめ、鮮魚、精肉での、「旬」「今」の
 展開は、やはり、目を見張る。

  さくらんぼなどは、食べるときには、一人10粒ほどは食べてしまうもの。
  家族4人で40粒。1k箱で、安さを強調した売り方は、「さすが」である。

 また、桃の展開も、大玉、中玉、小玉の使い分けと、面での展開。
 更に、メロンは、タカミメロンの3個1箱で1500円での「箱売り」。

 この、果実の「旬」の売り方のダイナミックな展開。

 本部支援が無くなってからの、店舗運営能力のレベルである。

 むしろ、店舗運営として捉えるのか、個店の商売として捉えるのか?
 この、差である。

 本部主導で、個人の主観を入れず、本部情報から引用するのか?
 店舗主導で、個人の感度と本部情報とのミックスで、自分を信じるのか?

この辺の、企業のDNAの差が、出始めていると思われる。
   

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2008年7月 1日 (火)

新入社員の配属Ⅱ

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで、「新入社員の配属」を投稿したが、その続編。

私のお店では、人事異動で異動する部下に「卒業証書」を授与することは、
以前にも述べたが、今回も、一人の新入社員が、他店への配属となった。

 当然、他の社員と同様に、彼にも卒業証書の授与がある。
 
 そして、私は、その用紙を、同期で、私のお店にそのまま赴任となった、
 残り二人の新入社員のうちの、一人に命じて、寄せ書きを集めるよう命じた。

 同期で入社し、同じ期間、お店で研修し、同じ釜の飯を食べた「仲間」。
 その「仲間」の他店への、異動。

 そのような、出会いと別れ。

 その「一期一会」に対しての、自分の関わり方も、学びの場となる。

命じた「彼」には、最高の思い出になるような卒業証書に仕上げて来い、と。

 いろいろな「手」を使って、今現在の彼の知恵を絞って、行動するだろう。

 そして、人に頭を下げ、人の力を借りて、全員の力を結集させて、
 最後に仕上がった「卒業証書」を目にしたとき、彼の驚きは、目に見える。

 こんなにも、自分の想像をはるかに超えた「仕上がり」に、驚くだろう。

 そして、学ぶのである。

  いろいろな知恵の結集が、個人の想像をはるかに超え、思いもよらない
  結果になる事を。

  そして、今後の仕事の取り組みに、人の知恵と力を活用することを。
  そして、結果、その後も、その結びつきが、更に強固になっていくことを。

 そして、学ぶのである。

  「絆」の結び方を。

  初めは、店長から与えられた仕事ではあるが、
  いずれ、自分と同期の「絆」で、事を成し遂げようと、覚悟する。

  結果として、同僚との「絆」、お店との「絆」、先輩との「絆」に触れる。
  そして、その大切さを、大いに理解するのである。

  明後日が更に、楽しみになってきた。

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