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2008年6月19日 (木)

部門合同展開Ⅱ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


部門合同展開。
 
 本当に、合同展開をする「意味」があるのだろうか?

 そんな、疑問がなかなか拭い切れないと思います。

 純粋に、商品動向だけを見るならば、コスト対効果は無い。

 ただし、実現させるためのプロセスを通しての成長を見るならば、
 今後に活きる効果は計り知れない。

 それは、「店長のリーダーシップ」「部門の連携」「お客様の視点」
      「店舗のチームワーク」「チェッカーの販売への関心」等々。

 そして、誤解を恐れず言うならば、「合同展開」を通して、店舗は成長する。

 それほど、合同展開を通しての、店舗強化は、進化していくのである。

 ちなみに、私が、以前、手がけた「部門合同展開」を公開してみる。

<a href="http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/itariann-6gatu.xls">ダウンロード itariann-6gatu.xls (338.0K)</a>
  *画像は、3日後に消去されます。

 この、事例は、「イタリアン」の、合同展開。

 この売場つくりには、
  店長、副店長、チェッカーリーダー、グロサリーチーフ、青果チーフ、
  鮮魚チーフ、精肉チーフ、と、全部門のチーフが関わっている。

  全員の参加により、全員が、自分の売場、との認識を持つ。
  だから、常に、この売場も、チェックを入れる。
  更に、自部門に関わる、他部門の商品にも関心を持つ。

  結果として、この売場が、自分達の、合同の作品としてとらえていく。

  そして、全体の売場の飾りつけは、チェッカーリーダーが女性の感性が出た。

 ここでの、店長の仕事とは?

  器(うつわ)をつくってやること。

   部門合同展開が、なかなか定着していかないのは、
   店長が、器つくりに徹しないからである。

  そう、合同展開での、店長の最大の仕事とは、器つくり、なのである。

  強い、リーダーシップをもって、誰の売場でもない、店長の売場の、器つくり。

  そして、器がしっかりしていると、後は、部門が商品という、命を吹き込むだけ。
  店長は、その完成された売場をイメージして、如何に器を造れるか?

 器とは、「テーマ」と「形」である。それを決めるのは、店長の仕事。
 
  そして、器が決まれば、部門チーフは、テーマに沿って、その道の知恵を
  活かして、最高の商品を載せていくだけ。

 そうやって、いろいろな人の手によって、命を吹き込まれた「売場」は
 お客様の目の前へ、圧倒的な「存在感」を持って、出現するのである。

 事例の展開のテーマは、

  正面    ~ 「イタリアンサラダ」
  二枚目 ~ 「手作りピザ」
  三枚目 ~ 「パスタ各種」

 これが、期待通りの売上を記録したかどうかは、あまり関係ない。
 私は、このような実績は、あまり、期待していない。

 期待するのは、部下の絆と、お客様の想像力の向上、
 そして、チェッカーの販売への参加の3点である。

 このような、取り組みを通して、お店の、販売への共有が深めれていくのである。

PS
 IEON NASUSIOBARA オープン6月26日(木)予定。
 開店前の状況を、右上のアルバムにアップしました。
 
  

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コメント

KEINさん、コメントありがとうございます。

 ⇒ 心に火をつけるスキル

私も、まだまだですよ。心に火傷させた事もありました。
そして、心に火をつけることは、スキルではなく、体当たりの、人間対人間のぶつかり合い、だと思います。

この後の「投稿」でもお話しますが、「知」と「情」の、二つのマネジメントがあり、
 「知」のマネジメントで、正しい方向性を導き、
 「情」のマネジメントで、心に火を付ける。

どちらも大切なマネジメントであり、この振り幅の大きさが、上司の力量だと思います。

私も、まだまだ、この振り幅を大きくしたいと、常々思っています。

投稿: てっちゃん | 2008年6月20日 (金) 23時14分

やりすぎない取り組みって「深い〜」ですね。過ぎたるはなお、及ばざるが如しですね。店長(副店長)はしゃかりきになっていても、部下みんなは冷めている事がないように注意したいですね(-.-;)私はてっちゃんさんのように心に火をつけるスキルはまだまだですので。

投稿: KEIN | 2008年6月20日 (金) 18時55分

kentnkさん、コメントありがとうございます。

この写真は、以前の企業での写真であり、時期的には、6月後半の特売のテーマでした。

その当時は、関連販売は副店長の仕事であり、当時、副店長の私は、皆を巻き込んでの販売計画を立案。それを1年間やり続けました。

その継続で、関連販売のメリットとデメリットの判断力がつきました。

チェッカーリーダーも巻き込んだ、その時の事例は、男が作る売場のステージを超え、異次元の世界のようでした。

投稿: てっちゃん | 2008年6月19日 (木) 22時03分

KEINさん、いつも、コメントありがとうございます。

私も、関連販売の当初は、試行錯誤でした。
失敗もたくさんやらかしました。

でも、このような売場は、売れた、売れないより、みんなで造ってて、楽しいか、楽しくないか、の印象のほうが強かったですね。
それが、組織強化に繋がるんだな~、と。

この写真は、前の企業で取り組んだ売場ですので、現在の店長をしている売場の写真ではないのです。

でも、現在の企業でも、たくさんの関連販売の事例があります。

関連販売で、量販する場面は、年に数回。後は、組織強化が目的。だから、数をこなしていくと、やり過ぎない取り組みも大切なんだと考えるようになりました。

投稿: てっちゃん | 2008年6月19日 (木) 21時57分

こんばんわkentnkです
いいですね~。関連販売することを「生活提案売場」と称することが多いのに、しっかりと単品量販を兼ねて売場作りされてますね。
これだけの売場作りするためには従業員皆さんの協力とか、てっちゃんさんのリーダーシップとか、努力の方向付けをきちんとされた成果だと思います。

ところで何故イタリアンだったのでしょうか?

投稿: kentnk | 2008年6月19日 (木) 21時27分

すごいインパクトのある売場ですねぇ(@_@)お客様の反応も良かったんじゃないでしょうか?私は地味にチラシのアイテムに絡めた関連販売に凝っています。冷し中華に刻みハム・むきえび・錦糸卵・きゅうり・トマトみたいなやつです。大量には売れませんが出身部門以外のアイテムを組み合わせて売場を作るのが楽しいです(^O^)毎週している店の販促会議でみんなを巻き込んで活性化させたいなぁと思っています。

投稿: KEIN | 2008年6月19日 (木) 20時33分

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