新入社員への宿題Ⅲ
皆さん、こんにちは
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
新入社員への宿題
土井英司氏 著の「伝説の社員になれ!」 を読んでの感想文提出。
概ねの新入社員の感想文が提出されつつある。
その中で、一番モチベーションの低かった、大卒の男子社員から
宿題の提出があった。
わたしも、興味を持っていたので、早速読んでみた。
涙が、出てきた。
外見とは違う、内面の豊かさ。
この業界へ足を踏み入れた、後悔
そして、この本を読んでからの、取り組み方の変化。
自分が、この一年で、どう、変われるのかへの期待。
そして、彼は、本当に、走り始めた。
研修期間とはいえ、先輩社員の作業指示に、
彼は、走って、仕事をし始めたのである。
また、先輩社員との会話、コミュニケーションを積極的に取り始めた。
まだまだ、話し方、しぐさには、ぎこちなさは残るものの、
目の輝きが出てきたのである。
もう、大丈夫。土との相性が合ってきた。自ら、立てる状態。
あとは、水をくれてやれば、いい状態。
一冊の本で、これだけ変われるとは。
強制的だが、読ませて、そして、感想文を提出させて、良かった。
更には、
今回の人事異動で、このお店の担当者から、チーフへ昇格した
若手のグロサリーチーフが、私に、言った。
「店長、私も、伝説の社員になれ!を、ネットで中古で買いました。
私は、自腹で買ったので、感想文は提出しませんよ。」 と。
「だめだ、聞いたら最後。新入社員よりも、内容の無い感想文だったら、
その本は、没収だ!」。 と、返した。
伝説の社員になれ!の、趣旨は、
「年収=給料+授業料」
今、現実に取り組んでいる仕事、そのものが、将来への自分への投資。
今の仕事は、授業料を払ってでも真剣に取り組め。それが、自分への投資。
5年後、10年後の為に、自分に「投資」する。
そんな、積極的な成長気運。
そんな、成長気運を、お店のDNA、企業のDNAとして、定着させたい。
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コメント
KEINさん、コメントありがとうございます。
そのような、一つ一つの種まきが、いずれ大きな収穫を得るのだと思います。
それをきっかけに、大きく成長する人間、何回も手入れをしてようやく独り立ちできる人間、強引に引っ張って、手取り足取り先導しても育たない人間、いろいろです。
しかし、きっかけ作りが、上司の役割。
場の提供こそが、常に念頭に置くべき思想だと思います。
投稿: てっちゃん | 2008年6月 8日 (日) 00時12分
副店長になるまえに、日配と惣菜のトレーナーをしていましたが、その時奨めていた本が偶然にも「伝説の社員になれ」でした(@_@)
5%の話を特に若手のサブチーフにしたものです。リアクションがあった時は本当にうれしかったですね。
投稿: KEIN | 2008年6月 7日 (土) 13時07分