競合店長の入院
皆さん、こんにちは
北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、携帯に一本の電話が鳴った。
競合店の店長からだった。
現在、入院中だという。
以前から、腰痛(ヘルニア)があり、以前にも痛めていた部分が、
今回、更に悪化して、仕方なく入院した、との事。
ようやく、足腰の痺れもおさまり、電話してきた、との事。
彼とは、共に大型店をMRしたり、食事をしたりと、付き合いは深い。
別企業の店長でもあり、機密事項は当然あり、それ以上入り込めない部分
もあったが、似たような企業規模でもあり、お互いの立場は理解し合っていた。
更に、今後の新競合を迎える上で、共に情報交換しあいながら、戦おうとして
いた矢先である。
今回は、長引きそうでもあり、彼から、会社に、降ろしてくれ、と伝えたと言う。
私には、もう、競合のお店には、戻れないかも、と言った。
残念である。
本当に、そう、思える。
競合とはいえ、同じ、店長仲間。同じ、営業の仲間。
競合とはいえ、同じ道を歩む者として、孤独な立場の理解者として。
彼のことである、また、どこかの店長として、当然復活するだろう。
そして、また、新たな「店長」が赴任するだろう。
更には、新競合の店長も交えての、新たなネットワークが作られる。
同じ食品スーパーを背負いあう同士の、交流。
業態として、分かり合える部分と、別企業として違いが明確な部分。
こんな交流があるから、自企業の特色が、更に鮮明に見えてくる。
そして、自店の存在意義。そして、自店の方向性と対策。
更に、競合店長を鏡として、自分の姿を見るのである。
そうして、わかってきた事。
地域スーパーの店長ほど、元気がいい事。
地域スーパーの店長ほど、主体性が高い事。
地域スーパーの店長ほど、行動力がある事。
この原動力が、地域スーパーを成り立たせているのだ、と言う事。
これは、大型店の店長の能力ではなく、体質なのである。
地域スーパーほど、小回り良く、臨機応変に、すばやく行動できないと、
死活問題となるのである。
そして、その日々の活動が、個人を鍛えていくのである。
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コメント
KEINさん、コメントありがとうございます。
競合店は 「組織」
競合店長は 「個人」
組織は敵、個人は仲間。
そんなふうに、割り切ると、気持ちが楽ですね。
ディズニーランド。家族サービスといわず、自分も楽しんできてください。身の回りの全てが、自分を癒してくれる。そんなひと時になるでしょう。
また、コメントください。
投稿: てっちゃん | 2008年7月 1日 (火) 06時52分
『競合店長を鏡として、自分の姿を見る』
そういえばうちの創業者は、競合店は自店をレベルアップさせる良い機会と言っていました。もっとも今のような泥沼の競争になるとは思ってなかったんでしょうけど・・・
本来なら敵と捉える競合店の店長とそんな関係になれるなんて素晴らしいですね。私もセミナーで知り合った競合他社の友人が刺激になっています。
明日から家族サービスでディズニーランドに行きます。関東のスーパー巡りと行きたいところですが、子供がまだ小さいのと、嫁が109に行きたいそうなので難しそうです(+_+)
投稿: KEIN | 2008年7月 1日 (火) 00時54分