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2008年6月

2008年6月29日 (日)

競合店長の入院

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

先日、携帯に一本の電話が鳴った。

競合店の店長からだった。

 現在、入院中だという。
 以前から、腰痛(ヘルニア)があり、以前にも痛めていた部分が、
 今回、更に悪化して、仕方なく入院した、との事。

 ようやく、足腰の痺れもおさまり、電話してきた、との事。

彼とは、共に大型店をMRしたり、食事をしたりと、付き合いは深い。

 別企業の店長でもあり、機密事項は当然あり、それ以上入り込めない部分
 もあったが、似たような企業規模でもあり、お互いの立場は理解し合っていた。

 更に、今後の新競合を迎える上で、共に情報交換しあいながら、戦おうとして
 いた矢先である。

今回は、長引きそうでもあり、彼から、会社に、降ろしてくれ、と伝えたと言う。

 私には、もう、競合のお店には、戻れないかも、と言った。
 
  残念である。

 本当に、そう、思える。

  競合とはいえ、同じ、店長仲間。同じ、営業の仲間。
  競合とはいえ、同じ道を歩む者として、孤独な立場の理解者として。

 彼のことである、また、どこかの店長として、当然復活するだろう。

 そして、また、新たな「店長」が赴任するだろう。
 更には、新競合の店長も交えての、新たなネットワークが作られる。

 同じ食品スーパーを背負いあう同士の、交流。
 業態として、分かり合える部分と、別企業として違いが明確な部分。

 こんな交流があるから、自企業の特色が、更に鮮明に見えてくる。
 そして、自店の存在意義。そして、自店の方向性と対策。

 更に、競合店長を鏡として、自分の姿を見るのである。

 そうして、わかってきた事。

  地域スーパーの店長ほど、元気がいい事。
  地域スーパーの店長ほど、主体性が高い事。
  地域スーパーの店長ほど、行動力がある事。

 この原動力が、地域スーパーを成り立たせているのだ、と言う事。
 
 これは、大型店の店長の能力ではなく、体質なのである。

 地域スーパーほど、小回り良く、臨機応変に、すばやく行動できないと、
 死活問題となるのである。

 そして、その日々の活動が、個人を鍛えていくのである。

  

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2008年6月28日 (土)

昔を思い出して

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

本日、私は、各部の「包丁」を研いでやった。

鮮魚の、お客様からの調理を受けて、お昼時に誰もいなかった為自分で調理。
プロフィールで説明しているとおり、私は、鮮魚あがり、
簡単な、調理は、すぐ出来る。

 しかし、包丁の切れ味が、すこぶる悪い。
 滑って、滑って、魚が切れない。

 これが、各部の現状なのである。

 午後、落ち着いてから、鮮魚も含めて、全部門の包丁を研ぐことにした。

 各部のチーフに、
  「切れない包丁があったら、研いでやるから、すぐ持ってこい!」。

 年に、2回ぐらいは、こうして、研いでいるので、わかっている人間は多い。
 しかし、今回の異動でここに来た、惣菜チーフ、青果チーフ、新入社員などは
 かなり、びっくりしていたようだ。

  「店長が、包丁を研いでいる?」。

 むしろ、店長が、ちょっとした調理をしているよりも、驚いたろう。

 昔、私の青春時代?は、こうやって、一日の反省をしたものだ。
 道具を大切にし、包丁を磨き、明日への準備と、本日の反省。
  「明日は、如何に、だんどりよく、作業と調理を進めるか?」。

 いつの時代から、包丁を研げない社員が増えてきたのだろう?
 定時で帰る習慣が身についてから、包丁研ぎの習慣が無くなったのか?

 そして、包丁を研いだら、必ず、砥石も研いだ。
 床に擦り付け、砥石も平らにしたものだ。
 だから、昔の砥石は、すぐ、薄くなって、使い物にならなくなったものだ。

 包丁を研ぐ。

  この行為は、私を、青春時代の混沌とした時代を思い出させてくれる。

そして、更に、先日は、精肉で、手巻きラップの援助をした。

 精肉の「オートパッカー」が、故障して、値付けはできるが、ラップが巻けない。
 売場に商品が出て行かないため、仕方なく、手巻きラップをしてあげた。

 そうしたら、精肉のパートさんが、びっくりしてみていた。
 
  「店長、ラップ早いですね~~」。
  「こんな、早いラップ巻き、初めて、見ましたよ~~」。

  「当然だ!、俺の時代は、これしか無かったから」。

 オートパッカーが出現したのは、ここ20年ぐらいだろう。
 それ以前は、全て、手巻きラップ。そして、値付けとは分離していた。

 そして、手巻きラップの場所は、私の「定位置」。

 当時のチーフは、概ね、手巻きラップを担当していた。

 そこで、作業の全体を把握していた。
 各人の作業を、コントロールしていたのだ。

 「○さん、かつお、あと、10ケースだしてね」。
 「△さん、それ終わったら、食事してきて」。
 「×さん、その作業は、10分で終われよ」。
 「◎さん、そのまぐろは、あの商品を2フェースに縮めてから出して」。

 手巻きラップを巻きながら、売場、人の動き、今後のだんどりを見ていた。

 「包丁研ぎ」と、「手巻きラップ」

  久しぶりに、青春時代を思い出させる行動を、二つ続けて行った。

  器具・備品がどんどん進化し、働く環境は、すこぶる改善された。

  そして、働く人間の、心の環境は、進化しているのか?
  「心のあるべき姿」に、近づいているのか?。

  それを、誰が、推進していくのか?

 包丁を研ぎながら、そんな事を、考えていました。




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2008年6月27日 (金)

新入社員の配属

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日、人事部長が来店し、新入社員の正式配属の内示をしていった。

実は、それ以前に、新入社員に、正式配属の希望のアンケートがあった。

 そのアンケートは、第一希望から第三希望まで記入されており、
 新入社員は、第三希望まで、部門と希望理由を記入するフォーマットである。

その、アンケート用紙を彼らに渡す前に、私は、彼らに、こう言った。

 「君らには、将来、経営を担ってほしい。だから、希望通りの部門に配属されな
 くても、心配するな。どの部門を経験しても、商売、マネジメント、経営の基本は
 同じ。階段の上り方が少し違うだけで、行き着くところは、経営を学ぶ事。

 ただし、配属された部門でプロフェッショナルにならなければ、また、プロになろ
 うと、努力をしなければ、経営の本質は見えてこない。だから、配属部門を一生
 やると言う事ではないが、配属された以上は、最善を尽くす事。

 しかし、前にも言ったとおり、配属部門だけが全てではない。よって、希望通り
 の配属にならなかったといって、嘆く必要はなし。どの部門でも、同じように、
 経営は、学べるのだから」。

しかし、本人達にとって、配属は、人生を左右する偶然でもある。

よって、彼らには、希望アンケートを記入するにあたり、アドバイスをした。

 「せっかく、このような形で、自分の希望を託すアンケートを頂いた訳だから、
 自分の想いをしっかり伝える事。

 第一希望の部門の選択理由は、特に、熱い想いを書き綴る事。
 そして、その部門に配属されたなら、どんな仕事をして、会社に、お客様に
 貢献していくかを、具体的に書き綴る事。

  いいか、想いは、必ず、実現できるんだ。

  今回が、その、初めての経験となるハズだ。

  だから、必ず、想いを実現させると思い込んで、記入すること。
  そして、書き終わったら、私に見せる事」。

そう、言って、アンケート用紙を渡した。

結果、しっかりと、その部門で、何をするのか、どのように、お客様に貢献して
いくのかが、明確なアンケート用紙を受け取り、人事に送った。

その、結果が、昨日の、正式配属の、内示だったのだ。

 そして、3名中、2名は、第一希望通り。
 残り1名は、希望外だが、自宅に一番近い店舗の配属となった。

希望通り配属された新入社員が、私に、頭を下げた。

 「人生21年の中で、一番悩みました。店長のおかげで、希望通りでした。
 本当に、ありがとうございます」。

私は、厳しい言葉で返した。

 「前にも言ったが、想いは必ず実現するんだ。今後は、正式な社員として、
 会社を背負って仕事をしていくこととなる。まして、一番希望の多い部門で、
 希望通りに配属されたのは、お前だけ。会社の期待も相当なものだろう。

 これからが、正念場。

  まずは、髪の毛を刈り上げて来い」 と。

自分の「想い」は、必ず実現する。いや、実現できる。

 初めての成功体験である。
 このよな、成功体験を、如何に、多く積ませるか。

 そして、新入社員を通して、私も、成功体験を積んでいるのだ。

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2008年6月26日 (木)

土用丑の日事例

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


突然ですが、今回の投稿で100回目を迎えました。

今年の、2月12日に「はじめまして」を投稿以来、今回が100回目。
当初は、週一回の投稿から、最近は、ようやく毎日更新が出来るレベルまで
継続できるようになって来ました。

 試行錯誤ではじめた「ブログ」ですが、いろいろな方々の支援もあり、
 また、ブログ仲間の方々のアドバイスもありながらの、100回投稿です。

 投稿当初は、しんどさもありましたが、毎日投稿する事の、楽しさ、厳しさ、
 も当然あり、また、投稿、コメントを受ける事での「充実感」がたまりません。

 自己満足のウェイトの高い、ブログですが、
 今回は、以前のブログで好評だった、「父の日」の事例同様に、
 次月の最大のイベントである「土用丑の日」の展開事例を紹介します。

 *昨年(07年)の丑の日の展開事例です。
<a href="http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/usinohi-07-7gatu.xls">ダウンロード usinohi-07-7gatu.xls (2416.5K)</a>
         (このファイルは、3日後に消去されます)。

  年々バージョンアップしてきましたが、昨年は、更に、飛躍できたと
  思っております。

  しかし、まだまだ!、もっともっと!!

  今年は、更に、レベルを上げた展開を目指します。

 *海産を中心として展開ですが、合同展開として、

    1.グロサリーのシジミ汁、お吸い物、海産のたれ、骨、他。
    2.グロサリーのらっきょう。
    3.青果のみつぱ。
    4.惣菜のうな重。
    5.グロサリーのインスタントご飯。

 *皆さんの、今年の計画の中で、今年のチャレンジを、是非、コメントで
   教えてください。

PS
 100回を機に、デジカメを購入しました。
 1200万画素です。5倍ズームです。28mワイドレンズです。
 そんな事はどうでもいいのですが、やたら写真を取りまくっています。
 例によって、右上のアルバムに貼り付けました。
 のら猫の「にゃんにゃん」と、隣家の「アジサイ」です。どうぞ。

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2008年6月25日 (水)

再会

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

昨日、再会した。

以前のブログ「退職」で、退職した「部門チーフ」である。

元気そうに、相変わらずの無精ひげを生わして、ニコニコしていた。

奥さんと、子供2人も元気に挨拶してくれた。

 そして、奥さんの、本当に嬉しそうな笑顔を見たとき、
 彼の選択が、正しかったのだ、と思えた。

 あの時、彼は、家族、特に、奥さんの要望を聞き入れる形で退職した。
 自分の上司との人間関係もあったのだが、それは、おまけの話。
 そして、家族との暮らしを優先する形で、転職した。

 仕事は、順調に進んでいるという。そして、まだまだこれから学ぶべき事が
 あるという。学ばなければならない事が、山ほどあるという。

 それで、いいのだ。ゼロからのスタートを、自ら課しての退職なのだから当然。

彼は、

 「店長、あの時、生まれた子供ですよ」。 と紹介してくれた、女の子。
 「そうか、あれから1年半か。早いな~~」。

あれ、とは?

 月に、一度の、大イベント。年末並みの売上を造る、イベントである。
 その朝に、彼の子供が生まれたとの電話が入った。当然、彼は、休日。

 時は、午前9時。開店1時間前である。

 私は、ためらわず、店内放送で、この事を、全員にアナウンスした。

 「ただいま、部門チーフから、連絡が入りました。
  元気な女の子が誕生しました。みなさん、最高の一日にしましょう」。

  店内から、拍手喝采が起きた。

 彼は、後日、自分の部門のパートさんから、この事を聞かされていたのだ。
  
  私にとって、従業員は、家族である。
  そう、ありたいと、思っている。
  だから、家族の誕生は、全員で祝ってやる。
  そんな、お店にしたい。

  お店の規模ではない。大きさでもない。
  
  「強さ」である。

  「絆」の強さである。

そんな、きっかけを作ってくれた、彼である。

 帰りがけに、奥さんが、私の目を見て、笑顔で頭を下げて、去っていった。

 「良かった」。

 これで、良かったのだ。本当に、そう、思えた瞬間だった。

 彼の退職のとき、彼の為に、釈然としない日々があったが、
 これで、ようやく、彼の件に関しては、修了できた、と思えた瞬間である。

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2008年6月24日 (火)

組織強化Ⅱ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


同業へのMR(マーケットリサーチ)に関して。

他企業では、どんな「商売」をしているのか?
 
 ⅰ 競合店へのMRによる、競合対策
 ⅱ 話題の店舗へのMRによる、勉強
 ⅲ 新店の開店に際しての、目を肥やす為のMR

 競合店のMRは、ある程度回数を重ねると、パターンが見えてくるもの。
 よって、定期的な(週一回程度)MRで、違いと強化ポイントを見る。

 私が、一番、大切にしている、MR方法が、ⅱである。
 話題の店舗へのMRにより、繁盛店の商売の仕方を学ぶ事。

 そして、私は、店長一人が学ぶ事の「無意味」さも、よく知っている。
 店長一人が学び、部下に、知った振りをして、声高に指導する。

  これに、何の意味があるのか?

 だから、私は、話題のお店をみて、これは! と思えば、
 必ず、後日、部下と一緒に、MRする。

  それも、自腹で。
  これには、賛否両論あろうが、会社に申請して却下されれば、
  自腹ででも、MRをする。

  そして、部下は、それに対して、何も言わない(思ってはいるだろうが)。
  黙って、ついてくるやつほど、自腹を払う分、しっかり、学んで帰ってくる。

 こうして、MRの一番大切な、

  「繁盛店の商売の仕方」を共有するのである。
  そうすることで、「言葉が通じる」ように、なるのである。
  
  百聞は一見にしかず。
  いろいろ言って聞かせても、一緒に見ることで、その後の言葉が通じやすい。

  「このような考えで売場を造るから、このような売場ができるんだよな?」。
  「はい、すぐ、やってみます」。

  だから、その後の、チーフの行動が早い。

 私が店長になってから、いろいろ行ってきた。

  「仙台」「石巻」「古川」「水戸」「埼玉」「東京」「神奈川」他。
  全て、部下と共に。そして、MR報告を出させた。
  報告を出させる事が本意ではない。
  自分の、頭を整理させる事の為に。

 そうやって、お客様対策を、地道に継続してきた。

  このような取り組みは、すぐ効果があるかどうかは、見えない。
  しかし、ある期間継続していくと、必ず、どこかのタイミングでブレークする。
  ブレークすると、お客様の支持は、急上昇する。

  気がつくと、隣の競合店が閉店している。
  そういうものだ。

  特に、私は、半年毎に、部下と遠出をして、MRする。
  
 なぜ、半年毎か?

  半年毎に、ネタを仕入れるためである。
  半年毎に、半期を反省し、後半期の計画を立案する。
   その、計画の「ネタ」の仕入れである。

 そうやって、担当者も成長し、私も成長し、お店が、成長していくのである。

 

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2008年6月23日 (月)

企業・店舗の競争力

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしてる「てっちゃん」です。


企業の競争力とは?

 ここで言う、競争力とは、店舗の競争力では、無い。
 あくまでも、企業の競争力である。

 企業の最終目標は、一店舗一店舗が、利益の出せる体質に改善し、
 その利益の集積を、従業員と株主とに配分し、さらに、今後の事業拡大へ向け、
 投資をし、更に、利益の出せる体質へ変換していくことである。

 その為に、一店舗一店舗が、地域のお客様の豊かな暮らしを創造し、貢献する
 過程で、自らも成長し、利益改善を図っていくこと。

よって、上記の仕組みの土台となる、店舗の末端の従業員の存在がなければ、
企業の競争力など、有り得ないのである。

 今後、地域スーパーにとって、一番の課題は、従業員の確保。

 その為に、私は、以前のブログで、「店長の最大の仕事とは?」を投稿した。

 店長の最大の仕事とは?

  人の採用、確保、である。

  これが、店長の営業力である。

  これ無くして、店長は、売場を語る資格は、無い、と私は考える。

  よく、人が集まらない、人材不足を嘆く同僚店長がいるが、
  これは、自らの能力不足を、自ら語っているのと同じである。

  人材不足で、競争力のある売場を創造できない部下に、
  申し訳ない、と思わないのか?

  そう、思ったら、なんとしても、人材を確保する努力は、惜しまない。
  そして、その後姿が、部下の心に「火」をつけるのである。

  人材不足を嘆く前に、あるべき売場を造ってみよう。
  多少の労働時間を延長してでも、競争力のある売場を創造しよう。と。

企業の競争力とは、

 こうした、人材の育成。こうした、人材の確保。そして、その、成長である。
 口では簡単だが、現実、どの企業も、人材不足に苦しんでいる。

 なぜか?

  人材の採用と確保を、店長自らの営業力と思っていないからである。
  そして、それを支援する本部体制が出来ていない。

  採用は全て「人事」の仕事と思い込んでいる。
  
 現場では、人材に苦しんでいる、という現実を、本部スタッフ全員が理解すること。
 そして、このまま行けば、近い将来、必ず企業の存在が危うい、と理解すること。

そして、この部分の「危惧」と「対策」も含めて、

 商人伝道師さんの「スーパーマーケットの新常識」で
 きっちりと、対応策も、記してあるのです。

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2008年6月22日 (日)

商売人の資質

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先週の「父の日」の午後5時ごろである。
夕方のピーク手前、お客様が、ピークへ向けて店内が混雑し始めた頃。

 今度開店する、競合店の鮮魚チーフが、現れた。
 「競合店 私の流儀Ⅲ」でも、投稿した「鮮魚チーフ」である。

 相変わらず、いきいきした「目」をしていた。
 研修中のパートさんを、送ってきた帰りだと言う。

 話を聞いていると、地元にある、別の企業から転職し、現在の企業に就職。
 現在の企業の、新店のサブチーフから、今回の新店のチーフに抜擢。

 やはり、サブチーフから、新店のチーフに抜擢されるだけに、
 貪欲なほど、人から学ぶ「姿勢」は、立派である。

 このような人間を見ると、敵味方を問わず、世話をしたくなる。
 このお店での、私の考え方、戦略、商品化、差別化のポイントなど。
 それを、体で感じて、会得して、実践でいるかどうかは、本人しだい。

 私にも、いろいろな部下がいるが、

  十を言って、一つしかやらない部下
  一つを言って、十やる部下

  いろいろである。

  しかし、これが、商売人としての、能力だと、私は考える。

  商売人としての「能力」とは?

   一つは、ものごとを、正しくとらえる力
   二つは、優れた感性

  そして、優れた感性の持ち主は、概ね「素直」である。

  素直な心があるから、「すぐ、やる」。
  「すぐ、やる」から、優れた感性が、更に「磨かれる」

  知識だけで、実行を伴わない人間は、ますます「鈍感」になっていき、
  知識を、すぐに実行する人間は、ますます「敏感」になっていく。
  そして、人の先手を打てるから、成功する確立が、ますます高まる。

  その繰り返しで、ものごとを正しくとらえる力が、直感力として備わる。

 すぐ、実行する「部下」。
 こんな部下は、伸びる要素を大いに備えている。
 私が、一番、ほしいのは、こんな部下である。
 

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2008年6月21日 (土)

振り子の法則Ⅱ

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は、諸所の理由により、休日出勤だった。

グロサリーチーフが、それを知り、私に言った。
 「最近、そういうのばっかりですね」。

彼は、昨日、休日返上で、ギフトの立ち上げをしていた。

人事異動、今月に入ってからの、売上の伸び、その他諸々の事情により、
今月は、何かと落ち着かない状況が続いている。

しかし、長いビジネスの人生において、こういう場面は、必ず訪れる。

 私は、グロサリーチーフに言った。
 「今が、こらえどきだ」。
 「景気付けに、全体朝礼だ!」。
 
 グロサリーチーフは、
 「えっ!!、朝の人員がいないですよ!」。

 私は、返した。
 「こういう時こそ、みんなの元気をもらうんだ」。

 「わかりました!!」。

最近は、こんな調子で、グロサリーチーフを励ましている。

 彼は、大阪出身で、北関東の大学を出て、そのまま就職。
 地元に戻らず、ここで就職。しかも、地域スーパーに就職。

 自分の環境には、あまり、貪欲ではない。

しかし、

 商売に関しては、ものすごく、貪欲である。
 
 担当者の頃は(現在も)、デイリーを担当し、売上を急上昇させた。
 さすが、大阪出身だとおもった(関係あるのか、ないのか?)。

 物を売ることに関しては、商売魂がある。
 黙っていても、売上を拡大させてくれる。

課題は?

 マネジメントである。

 おそらく、試行錯誤の連続であろう。
 しかし、これも、誰もが通る「道」。

 販売力のある人間ほど、マネジメントの壁にぶつかる。
 それは、妥協できないから。
 だから、人とぶつかるのである。

 そして、壁を越えられないと、自分でやってしまう。
 
  ひとりひとりを「活かす」。

 マネジメントの「道」を追及しながら、ひとりひとりを「活かす」術を学ぶのである。

 しかし、マネジメント力だけでも、ダメ。
 
 圧倒的な、販売力があってこその、マネジメント力なのである。
 販売力が無ければ、人はついて来ない。

 販売力の拡大         = 「知」のマネジメント
 ひとりひとりを活かす事 = 「情」のマネジメント

 このような、図式なのである。

 そして、この図式のバランスをとりながら、振り幅を拡大させながら、
 リーダーとして、成長していくのである。 

 

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2008年6月20日 (金)

振り子の法則

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


私が、一番、店舗運営で大切にしている「バランス感覚」とは、

 「知のマネジメント」と

 「情のマネジメント」。


「知」とは、

 この人の言う事をやれば、必ず成功する。と言わせる、未来への予測。

「情」とは、

 この人の言う事は、なによりも優先してやる、と言わせる、人情の世界。


そして、この二つのマネジメントは、振り子のごとく、

 「知」に大きく振れたなら、同じ大きさで、「情」にも振れなくてはならない。

 そして、「知」と「情」の振幅の大きさが、リーダーの能力。

以前の私は、「知」にばかり振れていた。

 「知」をもって、部下を指揮し、指示し、店舗運営していた。
 そして、「知」に振れれば振れるほど、店舗運営は空回りしていった。

 それに、気付いたのは、退職前の人事異動で、別の店舗へ異動したときである。
  (*プロフィールのカテゴリーを参照)

 そして、以前のブログ(マネジメントの本質)でも記したが、
 人間とは、合理的な存在ではなく、ドロドロとして混沌とした営みをしている。

 人間が、合理的に理論通りに行動すると思う事自体が、大きな誤りなのである。
 合理性からはみ出した部分が、はるかに大きく、はるかに本質的なのである。

 「知」のマネジメントの基礎の上に、その「知」を、人の魂に訴える「言霊」。
 それが、「情」のマネジメントである。

 当然、それは、「なあ、なあ」の世界などではない。

 「情」のマネジメントの裏側には、上司の覚悟がなければならない。

 「覚悟」

  「部下の人生を背負う」、という、「覚悟」。
  その「覚悟」を、部下が感じたときに、「情」のマネジメントは成り立つ。

「知」と「情」のマネジメント。

 この、二つのマネジメントの振幅の幅を大きくする事。
 店舗運営に携わる店長が身に着けるべき「姿勢」。

 そして、この振幅の幅を大きくしていくことが、店長力を磨く、と言う事。

 わたしも、「まだまだ!、もっともっと!」。
 自分を磨いていきたいと思っています。


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2008年6月19日 (木)

部門合同展開Ⅱ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


部門合同展開。
 
 本当に、合同展開をする「意味」があるのだろうか?

 そんな、疑問がなかなか拭い切れないと思います。

 純粋に、商品動向だけを見るならば、コスト対効果は無い。

 ただし、実現させるためのプロセスを通しての成長を見るならば、
 今後に活きる効果は計り知れない。

 それは、「店長のリーダーシップ」「部門の連携」「お客様の視点」
      「店舗のチームワーク」「チェッカーの販売への関心」等々。

 そして、誤解を恐れず言うならば、「合同展開」を通して、店舗は成長する。

 それほど、合同展開を通しての、店舗強化は、進化していくのである。

 ちなみに、私が、以前、手がけた「部門合同展開」を公開してみる。

<a href="http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/itariann-6gatu.xls">ダウンロード itariann-6gatu.xls (338.0K)</a>
  *画像は、3日後に消去されます。

 この、事例は、「イタリアン」の、合同展開。

 この売場つくりには、
  店長、副店長、チェッカーリーダー、グロサリーチーフ、青果チーフ、
  鮮魚チーフ、精肉チーフ、と、全部門のチーフが関わっている。

  全員の参加により、全員が、自分の売場、との認識を持つ。
  だから、常に、この売場も、チェックを入れる。
  更に、自部門に関わる、他部門の商品にも関心を持つ。

  結果として、この売場が、自分達の、合同の作品としてとらえていく。

  そして、全体の売場の飾りつけは、チェッカーリーダーが女性の感性が出た。

 ここでの、店長の仕事とは?

  器(うつわ)をつくってやること。

   部門合同展開が、なかなか定着していかないのは、
   店長が、器つくりに徹しないからである。

  そう、合同展開での、店長の最大の仕事とは、器つくり、なのである。

  強い、リーダーシップをもって、誰の売場でもない、店長の売場の、器つくり。

  そして、器がしっかりしていると、後は、部門が商品という、命を吹き込むだけ。
  店長は、その完成された売場をイメージして、如何に器を造れるか?

 器とは、「テーマ」と「形」である。それを決めるのは、店長の仕事。
 
  そして、器が決まれば、部門チーフは、テーマに沿って、その道の知恵を
  活かして、最高の商品を載せていくだけ。

 そうやって、いろいろな人の手によって、命を吹き込まれた「売場」は
 お客様の目の前へ、圧倒的な「存在感」を持って、出現するのである。

 事例の展開のテーマは、

  正面    ~ 「イタリアンサラダ」
  二枚目 ~ 「手作りピザ」
  三枚目 ~ 「パスタ各種」

 これが、期待通りの売上を記録したかどうかは、あまり関係ない。
 私は、このような実績は、あまり、期待していない。

 期待するのは、部下の絆と、お客様の想像力の向上、
 そして、チェッカーの販売への参加の3点である。

 このような、取り組みを通して、お店の、販売への共有が深めれていくのである。

PS
 IEON NASUSIOBARA オープン6月26日(木)予定。
 開店前の状況を、右上のアルバムにアップしました。
 
  

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2008年6月17日 (火)

著者 水元均

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


さっそく、読んでみました。本当に、3日で読めました。

商人伝道師さんの、「スーパーマーケットの新常識」。

 ノウハウに徹している。だから、現場にわかりやすい。
 
  現場に強く、感度の高い商売人ならば、言っている内容は直感でわかる。

   後は、著者が言うように、「やるか、やらないか」。だけ。

  行動力のある商売人ならば、どこから「手」をつけていくか、決めたはず。

   後は、どの部下に、どんなヒントをだそうか、決めたはず。

 しかし、こうやって、全てのノウハウは、真似されていくのである。

  見えるものは、いつか、見られるのである。
  見られたら、真似されるのである。
  真似されたら、追いつかれるのである。

 著者が、サンシャインチェーンの幹部の言葉を借りて、

  「店舗、脳みそ、商品」の三位一体のリニューアルが大切」。と言っている。

    まさに、その通り。

  そして、店舗、商品は、見えるもの。
  だから、いつかは、真似される。

  脳みそ(従業員の意識、考え方)は、見えないもの。

    だから、見えないものを、磨いていくしかないのである。

    見えないものは、真似されない。
    見えないから、真似できない。

  だから、見えないものが強いお店は、なぜ、強いのかも見えない。
  しかし、地域のお客様には、毎日、見えているのである。
  そう、毎日、利用しているから。

  外部の人間の為のお店では、決して無い。
  地域のお客様の為に、見えないものを磨いていく。

  そんな、お店だけが、地域で一番店になれるのでろう。


見えない物を、鍛える。

 商人伝道師さんには、次回、そんな著書を期待したいと、思いました。 

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2008年6月16日 (月)

チームワーク

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

年間で三番目に日販の高い6月。
「父の日」を終え、ようやく、一息をついています。

以前のブログ「新入社員への宿題Ⅲ」で登場した、新任のグロサリーチーフ。

 入社4年目。若手でやり手で、担当者から、チーフへ昇格。
 はじめてのチーフが、ここのお店。荷は重い。

 しかし、彼は、それを気にせず、サクサクと仕事をこなしている。
 
   しかし ・ ・ ・   彼の心境はいかばかりか?

 以前のブログでは、新入社員への宿題の本を、ネットで中古で購入し
 購読しようとする意欲もある。その辺からも、人の話を良く効き、素直である。

   が、・ ・ ・  前任のチーフの抜けた穴の補充が、まだ、無い。

 新入社員の配属待ち。 いまのグロサリーは、人員的には、最悪。
 彼は、「死ぬ気で、がんばります」。 と、言っているが、

   殺すわけにはいかない。

 今の私の、最大の課題は、彼への支援である。

 お昼以後の、チェッカーの人員が余裕となるので、グロサリーの品だし援助。
 店長、副店長も、品だし援助。
 生鮮(鮮魚、精肉、惣菜)、ベーカリー等は、夜の前出しの援助。
 そして、余裕のある精肉からは、品だし援助も、時折要請。

 お店の余剰は全て、グロサリーの支援へ。
 
   これは、私の、「決意」である。

 「なんとしても、この、新任のグロサリーチーフを助けるのだ」。という決意。

 そして、この「決意」は、折に触れ、ミーティングで表明してきた。

 「みんなで、グロサリーを助けよう。いま、一番辛いのは、彼だから」。
 「生鮮は、通路毎に、役割を決め、夜の前だしを支援してやろう」。
 
 グロサリーよりも早く出社している、生鮮の連中に、要請するのであるが、
 彼らは、快く、引き受けてくれる。

  それは、わかっているから。
  内情が、わかっているから。
  情報が共有されているから。

  だから、生鮮の、精神も肉体も「ごっつい」やつらが、快く、引き受けてくれる。
  
 わたしは、常日頃から、そういう暖かいお店にしようと、してきた。
 
 だから、今のお店の、内情を詳しく説明し、

  今、一番、弱い部門はどこか?。
  今後、一番、強くしたい部門はどこか。
  だから、私は、この部門へ、このような、支援をするから、
  協力してくれ。具体的には、どの部門は、どんな支援をしてくれ。
 
  結果、お店のレベルが向上し、客数が拡大し、みんなが潤う。それまでやろう。

 すべて、こんな感じで。

  そうやって、いままで、「惣菜」「青果」「海産」「チェッカー」等を支援してきた。

 そして、支援するほうも、このことによって、お店の実態がわかるのである。
 その他の部門の、痛み、がわかるのである。

そして、今日の、チーフミーティングで、グロサリーチーフに、言わせた。

 「生鮮の皆さんのおかげで、売場のレベルを維持できています。
  本当に、ありがとうございます。今後とも、よろしくお願いいたします」。

 生鮮の連中も、私の「ヤラセ」だとは、百も承知。
 それでも、彼の、感謝の言葉を素直に聞いていた。

店長として、一番初めに、手をつける、競合対策とは、お店のチームワーク。

 お店を一つにまとめる、と言う事。
 同じ課題を共有し、同じ言葉を共有し、同じ痛みを共有し、同じ感動を共有する。
 その体験を共有することから始める。

そうやって、個人同士の絆が強まり、店長不在でも、相互依存が行われる。

 この段階で、競合対策の、第一ステージは修了である。

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父の日を終えて

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

父に日、如何でしたか?

このような、晴れの日に、強いお店と弱いお店の強弱が、ますますはっきり
出てきているよな感じです。

 今年に入り、節分、ひな祭り、春彼岸、入園入学、GW、母の日、父の日
 その都度のイベント対応と反省、更には、次回への挑戦。その継続が
 お客様の心に、届いたお店は、更にお客様との信頼関係が深まるし、
 お客様の心に、届いていないお店は、ますます信頼を失うという現実。

 つまり、普段を大切にしながら、イベントを継続し続ける事。

 そして、イベント毎に、お客様に叩きのめされた、更に立ち上がる。
 この、工程をしっかり踏んだお店だけが、次へのステージへ向かう事ができる。

 そんな、父の日の感想です。

商人伝道師さんとの「約束」もあり、父の日の事例をアップします。

<a href="http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/titinohi-jirei-08.xls">ダウンロード titinohi-jirei-08.xls (1565.5K)</a>
  *画像は、3日後に消去されます。


1.男のサラダ

   私の趣味です。
   通常のサラダ(レタス、とまと、セロリ等)を女性のサラダとするならば、
   刺身に薬味(生姜、みょうが、にんにく等)は「男のサラダ」だと思っている。

   父の日に、男のサラダと、うまいビール。最高の贅沢のおすすめです。
   POPも、汚い私の手書きでアピール。逆に目だっていました。

2.生本まぐろ

   先日のブログで、相場高の冷凍まぐろから、相場対応の生まぐろ移行せよ
   とのブログを書きましたが、今回、本まぐろが相場下落により、鮮魚チーフ
   が、目ざとく仕入れ。今回の「父の日」の投入となりました。

   まぐろの品揃え感は、なんといっても「サク」売り。
   日頃の感謝を込めて、今日は「本まぐろ」で、労をねぎらう意図。

3.生寿司

   晴れの日の定番。
   最大ピークの、午後6時では、更に積み込みが出来ました。

   悩める「惣菜チーフ」が、ここぞとばかりに、出勤シフトを見直し、休日の
   パートさんを口説き落として、シフト変更してもらい、売場対応したもの。

 はっきり言って、今回の「父の日」も、お客様には、コテンパンにやられました。

 しかし、お客様に負けているうちが「花」。
 結果、勝ってしまったら、もう、伸びシロはありません。

 負けているうちに、次回への挑戦を増幅させ、チャレンジする姿勢。
 これを、失わなければ、昨年割れは、あり得ない、と言う事です。

 ちなみに、今回の、私のお店の実績は、

  14日 ~ 昨比110%
  15日 ~ 昨比106%

 鮮魚の実績

  14日 ~ 昨比116%
  15日 ~ 昨比107%

 やはり、生まぐろでの相場対応や、男のサラダ提案にて、店計以上の伸び
 をつくれました。

 しかし、「まだまだ! もっともっと!!」。

 お客様に、叩きのめされているのだから。

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2008年6月14日 (土)

惣菜チーフの迷い

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


惣菜チーフが迷っている。

  数値が伸びてこないから。

6月に入り、お店の数値に対して惣菜がついてきていない。

  以前から私は、惣菜にこだわりお店を運営してきた。

そして、前任チーフのときは2年連続で2桁成長してきた。
今年に入り、さすがにその成長も陰りが見えてきた矢先の人事異動。

  新任チーフも実力者である。

某関西系の大手で惣菜のチーフを務め、転職しこの会社に入社。
この会社での経歴は私より長い。30歳半ばである。

  以前のお店は、このお店と同等の売上規模を誇る店舗。
 
前店は、本部の下に位置づけされ、本部直轄の店舗として、ふしだらが許されない店舗だった。

  本部の標準化の権化のようなお店。

その中で、彼の手腕は発揮され、本部台帳を具現化した売り場作りをしていた。
そして、彼のお店の惣菜も店計以上の成長を誇っていた。

  そんな中での、ここへの異動である。

前任のチーフは、どんどん売り場を拡大してきた。
定番は、あまりいじらず、売上拡大を売り場拡大へ向けて成長させてきた。
だから、定番の細かい少量パックなどは欠落させず、商品ボリュームも落とさず、売り場を拡大させ売上をとことん拡大させてきたのである。

  よって、人員は多く使っていた。

が、売上拡大により生産性も向上させてきた。

新任のチーフは、商品改廃でお客様を引き付けてきた。
売り場は拡大させず、定番の売り場の改廃と回転で勝負してきた。
だから、より少ない人員で、より高い効果を発揮させ、生産性を向上させてきた。

  まったく、対照的な2人である。

そしてその新任のチーフが、数値低迷により悩んでいる。
いや、悩んでいるというより、考えていると言ったほうが正しいと言える。
 
新任のチーフに尋ねられた。
  
  「前任者は売場を拡大させてきましたが、そうした方がいいですか?」

私は、彼に言った。

「前任者は前任者の強い想いがあって、定番だけでは収まりきれないと判断して売り場拡大へ向かった。前任者の強い意志があったから、私も
認めてきた。自分で、このお店、この売り場をどう描きたいか?強い意志がなければ、売り場を拡大させようが縮小しようが同じ。私は君の、強い意志に支持するよ」。

  彼は、笑っていた。
 
すっきりした、という表情をしていた。

  彼の売り場に、お客様が着いていくのは時間の問題と思った。







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2008年6月12日 (木)

父の日の展開事例

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

いよいよ、父の日である。

今回も、いろいろな企画を立案しているが、
 以前の父の日で展開した事例を、公開したいと思います。

<a href="http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/titinohi-jirei.xls">ダウンロード titinohi-jirei.xls (1215.0K)</a>
  *画像は、3日後に消去されます。


まずは、「まぐろ」の展開
 冷凍まぐろの相場が高騰している中、いかに「生まぐろ」を仕掛けられるか?
 生まぐろは、相場感度の技術を要する商品であり、また、商品技術をもって
 しなければ、さばききれない。よって、その基礎技術を高めなければならない。

次は、「かに」類の展開
 ご馳走といえば、「かに」
 毛がにや、タラバガニを相場や、カットで売り込めるか?
 これも、調理技術を要する商材であり、イベント時の売り込み技術の差が
 歴然と出てくる商品です。

また、「盛り合わせ」に関しては、
 旬盛りと、中トロ入り盛り合わせのウェイトを高め
 たい。嗜好品の「生うに」等もしっかりと展開したいもの。

デイリーの「おつまみ」に関しては、
 テーマでくくり、「和のおつまみ」「洋のおつまみ」の提案。

精肉は、
 なんといっても、「ステーキ」「焼肉」のアイテムを豊富に。

お酒も、
 イベント時の売り方に工夫を凝らせば、主婦の心をつかむもの。

以前の、私のお店の企画ゆえ、古い事例ですが、参考になれば、です。

まだまだ、他の食材の提案も必須ですが、代表的な主力単品のみ、
 事例として、アップしてみました。

今年は、うなぎの売り込みが、見込めないため、
 更に、アップした事例を強化しながら、より美味しいご馳走に、
 シフトさせ、「いつも、ひもじい想いをさせている、お父さんへの感謝」
 をテーマに、打ち出したいものです。

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2008年6月11日 (水)

売上レコード

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎月第二土曜は、当店のイベントで、年末並みの売上を作る日である。

 よって、このイベントを軸に、月が回っているといっても過言ではないくらい
 当店では、この月一回のイベントが、大きな意味を持っている。

 そして、年末を毎月経験できるという事が、働く従業員にとって、大いに
 鍛えられ、タフな精神力を身につけていく過程なのである。

そして、このイベントで、過去最大の売上レコードを樹立した部門が二つある。

 青果とデイリー。

 青果は、前回登場の頭角を現わした担当者の陰の力も大きかったが、
 新任チーフのチャレンジが大きく貢献している。

 このイベントは、全社でも話題であり、当然、彼も、心して来たと思う。

 更に、事前のミーティングで、私も、今回は売上のレコードを狙うぞ! と
 はっぱをかけていた。
 その時に、私の話を真剣に聞いて、うなずいていたのも、青果チーフだった。

 当社は、生鮮チーフは、基本的に市場へ買出しには行かない政策だが、
 このイベントに関しては、チーフ自ら市場へ出向き、バイヤーとともに商品
 計画を立案し、発注数量や、時には原価交渉までやってくる。

 そして、私は、この市場への参加が、部門チーフを鍛え、市場とのネットワー
 クを作る上で、大切な過程なのだと信じている。
 だから、商品面に関して言えば、市場参加は最高の教育だと思っている。

 更に、前任の青果チーフは、ここの副店長へ昇格している。
 新任チーフのプレッシャーはいかばかりだったか。

 市場へ原価交渉にいった木曜日に、彼と売り場の打ち合わせ。
 そして一言、「スイカの玉売りだけは、価格を出せ、一個1280円だ」。
 更にもう一言、「野菜の売り場は、単品を突き出してでも大陳せよ」。

 そこに、前回頭角を現した担当者が、私に返した。
  「もちろんです。徹底して大陳します」。と。

 彼も、私と3年半仕事をしていて、このイベントのつぼを心得ている。

そうして、前日の金曜日の夜。

 私は、事前準備された、青果の売り場を見て、レコードを確信した。

 前任の青果チーフでも、ここまではやらなかった。
 それほど、売りを、感じさせる売り場だったのである。

 前面の特設では、すいかの玉売りがボリュームと1280円の価格。
 サイドでは、すいかの小玉と、カット売り、逆側では「梅」の試飲販売。

 更には、メロンも、価格、品揃え、ボリュームとも文句なし。
 裏側では、さくらんぼのパック売りが、ドーンと時下積みで展開。
 野菜も、主力単品が突き出しで、お客様にせり出すように陳列。

 これで、お客様が、通り過ぎるはずは、無い!。

 結果、青果トータルで259万の売上。過去最高は、昨年の248万である。
 10万以上も記録更新。
  (ちなみに、当店の青果の日商は120万)

 この結果に、前任チーフ(現副店長)は、凹んだ。
  「いままでの、僕の1年半はなんだったのでしょうね?」。

 そして、私は、彼に、言った。
  「売上というのは、今までの積み重ねがあって、更に拡大していくもの。
   おまえが築いた土台があって、その土台が崩れていなければ、記録は
   更新されるもの。過去の自分の仕事が間違っていなかったという証拠。
   自信を持って、青果を卒業しろ」 と。


PS
 私が、毎日訪問し、学んでいる、「商人伝道師」さんを、リンクしました。
 小売の社会的役割の向上を目指して、日々情熱を持って、コンサルにとりくんで
 おられる方です。
 一度、結城義晴さんの、商人舎の発足の会でお会いしましたが、熱気に満ちた
 方でした。今後とも、よろしくお願いいたします。

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2008年6月10日 (火)

頭角

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人事異動から、約二週間。

 月初めの売り出し。二週目の土曜日の年末並みの売り出し。
 そして、今週は創業際と、立て続けにイベント続きで、異動者も、しどろもどろ。

そして、人事異動に伴い、頭角を現す人材が出てくるもの。

 前任のチーフ、担当者が異動し、残された既存社員の中から、今まで下積み
 だった人材が、活躍の「場」を与えられ、魂が揺さぶられ、行動が変わる時期。

私のお店でも、いくつかの部門担当者が、そう、成り始めている。

 ある部門の担当者、中途入社で今年4年目。昨年から頭角を現してきたが、
 新チーフの赴任にて、更に右腕としての意欲が出てきた。

 あまり、自らをアピールするタイプではないが、やるべき事はきちっとやる。
 そして、妥協せず、このお店の水準を維持している。

 彼も、いろんなチーフを見てきている。過去3年で、3人。そして、今年4人目。
 そして、自らも、今年30半ば。

 はたから見ていると、今年は勝負の年なのだが。
 彼に足りないもの。

  リーダーとしての、姿勢。

 いくら、仕事が出来ても、能力が高くても、リーダーには、なれない。

  いや、させられない。

 自ら動いて、効果を発揮するか。
 人を率いて、効果を発揮するか。

  役割の違いである。

 リーダーには、やはり、人柄のウェイトが高まるのである。

 彼とは、ちかじか面接の予定だ。
 良いものは持っているのである。

 売り場に対して、商品に対してのこだわり、そして、マンツーマンでの教育。
 しっかり、対応している。

 そして、それがあるから、この部門の業績はいまだに良い。お店でも1~2番。

 彼の、生き方を変えられるか?

 今後の私の役割である。

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2008年6月 7日 (土)

マネジメントの本質

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

10店舗以上を持つチェーンストアともなると、部門毎にバイヤーがいて
品揃えを標準化し、売価、特売、陳列台帳を統一し、配送も一定化し、
ほぼ同様の店舗運営がなされている。

 しかし、個店ごとに、業績のバラツキが出るのは、なぜか?

 隣に競合店が出来ても、昨年クリアしているお店もあれば、
 何の外的与件もないのに、売上がジリ貧になっていくお店。

 経験値で言うと、外的与件が厳しくなればなるほど、数値は落ちないものだ。
 何の与件も無ければ、危機感もなく、売場の進化もなく、数値もジリ貧。

結局、企業の業績は、個店の業績の集積。
    個店の業績は、部門の業績の集積。
    部門の業績は、個人個人の成長の集積。

個人個人は、毎年毎年、機械のように、成長し続けるのだろうか?

 ここに、

   経営  =  人間とはなんぞや?の解明

                   の謎が隠されている。  

 毎年、経営方針を受けて、事業部方針、店舗方針、部門方針を作成する。
 それは、過去の実績と動向を踏まえ、一年後、三年後の方向を定め、
 その目標に到達するために、店舗、売場のあるべき姿を想定し、動く。

 しかし、これは、「組織」「人間」が合理的な存在である事を想定している。

 本当に、「組織」「人間」は、合理的な存在なのか?

  誰でも、心の奥底では、そんなハズは無い、と思っている。
  しかし、組織の理論上、それを肯定する事はできない。

 現実の「組織」「人間」は、もっと、ドロドロしていて、複雑で、混沌としている。

 そして、合理性からはみ出した部分が、合理的な部分と比べて、
 はるかに大きく、はるかに大切で、はるかに本質的なのである。

 マネジメントとは、それを認め、評価し、そこからスタートするものである。

 個人個人は、店舗方針を受け、自ら部門方針を想定し、自ら動こうとしている。
 店舗の業績を左右させるのは、部門チーフの働き方しだいなのである。

 ここに、私が、以前のブログで書いた、

  「心のあるべき姿」の追求が問題となる。
  

 部門チーフほど、売場のあるべき姿を熟知している存在はいない。
 
なぜ、出来ないのか?

 「心のあるべき姿」になっていないからである。
 
 素直に、合理性へ向かおうとする、心のあるべき姿。
 素直に、問題を共有し、共に合理的に進もうとする姿。
 素直に、評価し、評価されながら、信頼関係を持とうとする姿。

 そのような、心のあるべき姿が、担当者に備わっているのか?
 そのような、準備が出来て、初めて、売場のあるべき姿へ向かおうする。

  そして、ほとんどの場合、上司との関係が、全てを決める。

 そうして、心のあるべき姿を得た、合理性からはみ出した部分は、
 合理的な予測を超越して、現実を大きく変え、実績を大きく変えるのである。

これが、マネジメントの本質である。

 合理性という、テクニックに頼ったマネジメントでは、脆い(もろい)のである。
 合理性からはみ出した、遥かに大きい本質に、入り込む覚悟がいるのである。




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2008年6月 6日 (金)

新入社員への宿題Ⅲ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

新入社員への宿題
 土井英司氏 著の「伝説の社員になれ!」 を読んでの感想文提出。

 概ねの新入社員の感想文が提出されつつある。

 その中で、一番モチベーションの低かった、大卒の男子社員から
 宿題の提出があった。

 わたしも、興味を持っていたので、早速読んでみた。
 
  涙が、出てきた。

  外見とは違う、内面の豊かさ。
  この業界へ足を踏み入れた、後悔
  
  そして、この本を読んでからの、取り組み方の変化。
  自分が、この一年で、どう、変われるのかへの期待。

 
 そして、彼は、本当に、走り始めた。
 研修期間とはいえ、先輩社員の作業指示に、
 彼は、走って、仕事をし始めたのである。

 また、先輩社員との会話、コミュニケーションを積極的に取り始めた。
 まだまだ、話し方、しぐさには、ぎこちなさは残るものの、
 目の輝きが出てきたのである。

 もう、大丈夫。土との相性が合ってきた。自ら、立てる状態。
 あとは、水をくれてやれば、いい状態。

 一冊の本で、これだけ変われるとは。
 強制的だが、読ませて、そして、感想文を提出させて、良かった。

更には、

 今回の人事異動で、このお店の担当者から、チーフへ昇格した
 若手のグロサリーチーフが、私に、言った。

  「店長、私も、伝説の社員になれ!を、ネットで中古で買いました。
   私は、自腹で買ったので、感想文は提出しませんよ。」 と。

  「だめだ、聞いたら最後。新入社員よりも、内容の無い感想文だったら、
   その本は、没収だ!」。 と、返した。

 伝説の社員になれ!の、趣旨は、

  「年収=給料+授業料」

  今、現実に取り組んでいる仕事、そのものが、将来への自分への投資。
  今の仕事は、授業料を払ってでも真剣に取り組め。それが、自分への投資。

  5年後、10年後の為に、自分に「投資」する。

  そんな、積極的な成長気運。

  そんな、成長気運を、お店のDNA、企業のDNAとして、定着させたい。
 

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2008年6月 5日 (木)

自店の強み

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

自店・自社の強み。
 
 当然、店長をして、知らなければならない、事です。
 店長として、何を武器に戦うのか?

 人、商品、サービス、品揃え、鮮度、技術、イベント対応など。
 
 あらゆる要素の中から、何を武器(手段)に、競合と戦うのか?

 だから、店長は、商品をいじれなければならない、と言う事。

  これは、以前のブログの「戦える店長」で記した事。

自分のお店、企業は、どんな商品に強みがあるのか。

 その商品は、どうして強いのか?

  味で、価格で、商品技術で、出来立てで、鮮度で、等。
  そして、なぜ、その強みが発揮されているのか?

  だから、店長は、商品にも精通していなければならない。

   全てに精通せよ、と、言うのではない。

  強くて、勝てる商品には、徹底して、精通しなければならない。

  相手の、同様の商品と比較して、

   どの程度、美味しいのか?
   どの程度、価格面でアドバンテージがあるのか?
   どの程度、鮮度がいいのか? 品質がいいのか?

  そして、それは、なぜか?
  そして、それで、本当に、勝てるのか?

 絶対に、「勝てる」

  そう、思えなければ、それで、勝負すべきではない。
  そう、思えなければ、商品部に、突き帰さなければ、いけない。

 絶対に、「勝てる」

  そう、思える商品であるならば、
  
   その商品で、徹底して、「戦う」べきである。

   自分を信じて。

私の、お店にも、戦える商品が、たくさんある。

 そして、それを、徹底して、磨きこんで、武器にしてきた。

 たとえば、「挽肉」

 すべて、チルドの原材料のみ。

 だから、冷凍原料と比較すると、2つの手間が多くかかる。
 それでも、うちの商品部は妥協せず、オールチルドを推進してきた。

 だから、「味」では、絶対に、負けない!
 それを、週に一度、3割引で販売する。

 そこで、多くのお客様に、買って頂き、食べて頂き、味を知って頂く。
 味を知っていただければ、こっちのもの。
 
 「勝った」も同然である。

 そして、それを、その日に、何度も、マイク放送でアピールする。
 これを、毎年、繰り返す、特に、春先に。

なぜか?

 人の移り変わりの次期だから。
 また、新たなPRで、新規のファンが生まれるから。

商品部が、勝てる商品を開発し、技術を開発する。
お店は、商品部の想いを受け、お客様に伝える。あらゆる手段を使って。

 役割は、違えど、商品に対する想い入れは、同じである。

 店長が商品をいじれるとは、この、想い入れを共有する、と言う事である。

  

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2008年6月 4日 (水)

新店MRから

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

今日は、オフ。

先日出店した、ある企業のスーパーをMRしてきた。

 北関東に出店エリアを広げている企業である。

 私の企業の店舗経営と異なり、広範囲の商圏をターゲットに、スーパー、
 ホームセンター、家電、カーショップをグループとして出店した。

 私が興味のある、スーパー部門のみMRしてきが、
 以前のスーパー部門の考え方から、大きく起動修正にはいっているようだ。

 生鮮3部門は、大きな進化をさせず、コストオペレーションを徹底。
 逆に、グロサリーでの価格訴求は更に「進化」している。

 価格訴求の強調を更に加速させているのが、メンテナンスの無さ。
 清掃、前出しが出来ないのか、敢えて、やらないのか。
 その分、価格は徹底して、安いですよ! と、言わんばかり。

  青果のもやしは19円
  玉子は98円
  豆腐も、59円
  冷凍食品に至っては、毎日半額である。

  逆に、生鮮3部門は、至って平凡。
  いや、競争力は低下している。

  なにか、これからの競合状況を踏まえた上で、
  敢えて、競争の次元を、変えているようでもある。

  生鮮での勝負を避けた、この企業の出店戦略。
  全国展開している、IONは、敢えて、生鮮での勝負に出始めたのに。
  
  そして、外部環境は、値上げラッシュの世界に突入してきた。
  
  私は、ますます、生鮮での現場力が、勝負の明暗を分ける時代へ
  突入してきたのだと、思うのだが。

  価格での差別化は、いずれ、追いつかれるもの。
  それは、企業努力もあるが、メーカーの努力もある。

  そして、メーカーと連動した、企業努力で、価格差別化は、
  いつかは、追いつかれるもの。

  いま、ここで、生鮮3部門が、現場力をつけておかないと、
  5年後に、取り返しのつかない事態に追い込まれると思われるのだが。 

   ちなみに、現場力とは、部門の担当者の、商売魂のことです。

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2008年6月 3日 (火)

競合店の戦いに学ぶⅣ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日はオフ。

 例によって、格上スーパーに挑んだリージョナルスーパーの戦いをMR。

 徐々に、格上スーパーに軍配があがりつつある。
 私の予測よりは、だいぶ遅れての、回復ではあるが。

 格上スーパーの店長との会話から
  「青果に関しては、昨比100%をキープ。
   しかし、デイリーに関しては、一番ダメージが高い。
   全体の影響度は、10%以内になってきている。」

  やはり。

何が、明暗を分けつつあるのか?

 お客様の視点で、各部門の、ポイントを整理すると、

  青果 ~ 野菜の鮮度と価格
  鮮魚 ~ まぐろのサク物の品揃え
  精肉 ~ 今の時期のメニューの主力である、カルビー焼肉用の品揃え
  惣菜 ~ 弁当の品揃えとボリューム
  デイリー~ 豆腐、納豆の地場メーカーの品揃えと温度マーチャンダイジング

 上記に尽きると、考える。

 そして、今回のMRで、鮮魚のまぐろの「サク」物の品揃えに変化が出てきた。
 挑まれた、格上スーパーのまぐろの品揃えが充実してきたのである。

 まぐろの品揃えの豊富感は、サク物の品揃えに尽きる。

なぜか?

 品揃えの豊富感とは?
 目に見える、豊富感なのである。

 実際の品揃えが豊富でも、調理をして、お造りにしたら、品揃えは見えない。
 「サク」の状態で、未調理の状態だからこそ、品揃えが目に見えるのである。

 これは、丸魚でも同じ事。
 丸の状態だから、品揃えの豊富感が出るのである。
 これが、頭を取られ、お造りになったら、目に見えなくなる。
 
 お客様に近づくための、調理済みの商品化。
 しかし、これが、品揃えの豊富感を失わせることになる。
 
どうやって、この矛盾を解決するのか?

 一言で言うと、これが、鮮魚のチーフの実力なのである。

  最後に調理して、売り切るのか。
  販促費と割り切って、他の商品で粗利ミックスを考えるのか。
  
  実力のあるチーフは、それを帳消しにできる単品を持っているのである。
  更には、その単品を有利に仕入れる、情報網をもっている。

 結局、チーフの実力も、人が支えているのである。

  情報を提供する、人。
  商品を提供する、人。
  技術を提供する、人。

 いろいろな、人の能力を活かして、自分の売場を実現できる能力。


かなり、堅い話になりましたが、そんな実力チーフを育て、部下達に支えられ、
店長として、一店舗の経営者として、戦うという、スピリッツを燃やす事。
その火を、部下に、移植していきたいと、考えます。

 

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2008年6月 2日 (月)

人事異動Ⅱ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日の6月1日より、人事異動による、新体制でのスタートとなった。

 そして、いきなりの日曜、及び1日の販促強化日が重なり、かなりの集客。
 異動者は、全員、面食らったと思う。
 従来のお店から比較すると、2倍、3倍の物量なのだから。

 しかし、さすがに部門チーフの3名、そして、副店長は違っていた。

  初日から、「学んでいる」のである。

 物量の違いは、慣れの問題。
 そして、初日の日曜日から、ドンピシャリの商売など出来ない。

 大切なのは、初日の取り組み方。

 そして、そこから、学ぶ「姿勢」。

  8時以降、売場がガラガラになった惣菜チーフが言った。

  「店長、すみません。読みが甘かったです。ここのお客様の動きが
   見えました。明日からは、ピーク時の商品の積み込みを高めます」、と。

  失敗から、どう立ち直るか?
  失敗から、何を学び、次回に活かすか?

  こんな時に、部門の責任者としての「姿勢」、「プライド」、「考え方」が問わる。

 
 そして、副店長に関しては、私に、こう、言った。

  「店長、グロサリーに入って良かったと思います。自分の出身の青果と
   同じ目線で比べると、デイリー部門に課題が多いですね」、と。

 打てば、響く連中である。

  しっかり、関わり、見てあげたい。

   見てあげることが、最高の教育
   見てもらうことが、最高の学習  
    *高塚 猛著 「人生は努力した人に、運という橋をかけてくれる」より。

  そんな、スタンスで、当面、取り組んでいきたいと思います。


PS 
 孔雀サボテンが、3輪の花を咲かせました。
 ブログ右上のアルバムに載せました。どうぞ。


 

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2008年6月 1日 (日)

競合店 私の流儀Ⅲ

皆さん、こんにちは
 北関東の食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日、こんど出店する競合店が、従業員研修をしている店舗へMRしてみた。

 卸問屋へ、商品の荷受をするついでに、寄ってみた。

 先日、競合店の店長と一緒に、私のお店を見に来ていた、海産のチーフが
 目ざとく、私を見つけて、笑顔で挨拶をしてくれた。

 私が、青果の果実を見ていると、海産のバックヤードから、私を見ている男性
 に気付き、そのまま歩いていくと、その、海産のチーフだったのである。

 私も、彼の名前と顔は覚えていたので、そのまま、スムーズに話ができた。


それにしても、この親近感は、なんなのか?

 競合店への、私の流儀でもあるが、彼らの対応も、私に劣らず大胆である。

 彼らも、われわれを競合店だと思っていないのではないか、と思う。
 同じ食品スーパーの仲間として、良いお店を作りたい。
 その為には、手段を選ばず、貪欲に学び続ける。

 彼らからは、そんな想いを、強く感じることができる。

 こんな、競合は、初めてである。

 怖さを通り越して、同じ営業の仲間としての、潔さを感じるのである。

 こんな相手には、手のうちを隠す、というよりは、

  見てもらって、学習し、
  見てあげて、学びたい。

  そして、共に、成長していきたい。

 そして、それが、可能に思えるほど、

 海産チーフの目は、輝いていた。

競合店の店長といい、海産チーフといい、こんな、競合は初めてである。


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